初夏ロック好季突入!雄勝波板イベントをレポート
5月19日(日)に当サイト主催で行った「2019初夏のロックフィッシュチームバトル雄勝波板」をレポート!
東北のロックフィッシュゲームというとスポーニングに絡む秋冬シーズンが盛期として有名ですが、水温が上昇し適水温になる5~6月も岸から良型を狙えるチャンス。初夏シーズンを盛り上げるべく、初夏のロックが上向き始めたタイミングでイベントを企画しました。
きれいに整備された波板海水浴場にロックフィッシュファンが集結
2019年5月19日(日)、「2019初夏のロックフィッシュチームバトル雄勝波板」を開催した。石巻市雄勝町波板地区の「ナミイタラボ」の協力により、波板海水浴場駐車場を本部会場に設定。波板海岸は駐車場や常夜灯、水門などの整備が進み、防潮堤は特産の雄勝石で装飾され、美しい景観が戻りつつある。
雄勝地区でのロックフィッシュイベントは、10~12月の秋冬期に実績があるものの、初夏のシーズンとしては初めて(2015年7月に前身サイトで企画したものの悪天中止)。13時の帰着時間までに波板海岸に戻れればどこに行ってもOK(護岸、堤防のみ)なので、気仙沼方面から牡鹿半島方面など広いエリアで実釣。上位入賞者のインタビュー内容から得られる初夏シーズンの釣況情報にも注目していただきたい。
検量サイズを揃えるのに苦戦 1kg超のアイナメを持ち込む猛者も
今大会は定員ちょうどの100名がエントリー。キャンセル等により当日は92人が波板海岸に集結した。今回のイベントは2~3人のチーム戦と個人戦を同時に進行。一人1尾の検量対象をチームで合計し、2人チームの場合は片方が2本まで検量できるので、戦略的に2人チームを選択するケースもみられた(資源保護のため25cm以上のアイナメ、ソイ類を検量、他は現場でリリース)
検量会場に魚を持ち込むことができたチームには記念撮影にご協力いただいた。
この日は晴天になったものの、風の強い状況で釣り場が限られ、魚の反応も取りにくい状況。検量サイズ3本を揃えるのに苦戦するチームが多かったが、太さのあるコンディション抜群のアイナメも持ち込まれた。
出展メーカーのブース紹介
ブースを出展していただいたメーカーの方に、注目のアイテムをピックアップして紹介してもらった。
メーカーブース紹介:バレーヒル
バレーヒルではこの5月、東北ロックフィッシュロッド「サイファリストHRX」シリーズに新製品が登場。
「いよいよ発売になりましたサイファリストHRX プロスペック。99MMHは1本でテクニカルな釣りから遠投の釣りに対応でき、近年多いトーナメントの漁港戦にと開発したロッドです。従来のHRXシリーズより1個ガイドを少なくして新たにセッティングを組み、キャスティング時の糸抜けをよくして飛距離を出せる仕様になっています。ガイドにもチタンを使い、感度もかなり良いです」
「911Hはロングキャストロッドとして人気の910Hをベースに、さらに感度を上げたモデル、遠投先でも状況が手に取るようにわかります」
「HRX スタートは12,000円台のお手頃価格で手を出しやすいモデルですので、こちらもよろしくお願いします」
「これからのトーナメントシーズンに向け、バッカン(ロックフィッシュライブウェル)とスカリ(ロックフィッシュキーパー40)もあるので、ぜひ活用してください」
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メーカーブース紹介:ベイトブレス
「ベイトブレスの新製品を紹介します。まず、フラットバグジー2.4インチ。現行はバスカラーのみですが、2.9インチよりサイズダウンしてより使いやすくなりました。フォルムはカレイやヒラメの稚魚やタナゴなど平たいベイトに近く、イメージしながら使うことができます」
「6月中に発売になるのがエッグテールシャッド。中村勝さんが監修したシャッドタイプのワームです。スイミングの姿勢はもちろんですが、着底後の動きにもこだわった、かなり作りこんだワームなのでぜひお試しください」
メーカーブース紹介:リアス
地元石巻から出展のリアス。「まず、リアスとしては初めて、自動膨張タイプのフローティングベストが出ました」
「アパレル関係では昨年から継続してリアスオリジナルTシャツ4色とリアスパーカーも展開しています。各釣具店さんやキャスティングさん、上州屋さんにおいてありますので、商品をみていただければと思います」
「あともう1点、最近、若い人に人気のあるツバが平らな帽子フラットバイザー。真夏にも使えるメッシュタイプ、オーガニックコットンを使っています」
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メーカーブース紹介:グリッチオイル
「グリッチオイルではリールのメンテナンスオイル各種を展示しています。今日はリールを持ち込んでいただいた方にリールのオイルメンテナンスを行っています。スピニングリールはハンドルノブのベアリング、ベイトはハンドルノブとスプールのベアリングを脱脂したのち、粘性5種類から好みに合った粘性のオイルで注油メンテナンスします。手に取り試していただければと思います!」
オイルのラインナップは・・
■ネイビー
PASSIVE 粘度15(低粘度)
■琥珀色
EVO-500 粘度500(超高粘度) 【モリブデン】配合
■レッド
テフロッソ 粘度7(超低粘度) 【テフロン微粒子】配合
■透明
タンブルウィード 粘度30(低粘度)
■グリーン
ハイスペックランバイクオイル 粘度5(超低粘度)
この5種類の粘度から好みと用途に合わせて選んで使える!詳細はメーカー公式サイトで。
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個人戦表彰式
ここからは個人戦、チーム戦の入賞者インタビューの内容をご紹介。インタビューアーは尾形慶紀さん。
個人戦5位:東谷輝一さん(チームテルくん!)1260P
「(相方の)尾形さんからすすめられて、桑浜漁港に初めて入りました。釣り方は、最初はスロープを7gのテキサスでしつこく狙っていたんですけど全然バイトがなくて、尾形さんから先週バイトを取ったという所を教えてもらい、シンカーを21gに変えて、フックはバレーヒルのHRX ブレードフック。2キャスト目くらいでボトムを取ってからの、巻きでカツンと入って釣れました」
「その後は周囲を探って一通りバイトがなくなったところで、シンカーを1ozに上げて1100gくらいのを追加。そのあとも何回かバイトがありましたがワームだけ取られたりして、潮止まりになって10時半には上がって本部に戻って作業していました。ワームはベイトブレスのスリムカーリーのゴールドメロン2.5インチ。他より数倍くらいはアタリが多く、今日はこれが効きましたね」
個人戦4位:菅野勝一さん(チームかに味噌師匠)1330P
「尾浦漁港でずっと粘って釣りました。釣り方は1ozのビフテキリグで、3インチほどのワームでひたすら沖のブイを狙って探りました」
―アンカーに着いているような魚を狙った?
「そうですね。朝イチ2投目くらいで1本上げて、その後、1時間後くらいにも1本で、朝の潮が効いている時間帯に釣りました。スモーク系からグリーンパンプキン系の定番カラーにヒットしました」
個人戦3位:今野智之さん(今野芸能企画)1390P
「エリアは女川港の市場前から石浜漁港の周辺です。11時半までノーバイトだったので心折れてしまって、大移動しようと思っていろいろ回ったが駄目な風だったので女川港に来て、休憩してからやったら釣れました。シンカーはナスの8号のフリーリグ。フィッシュテイルシャッドのバスカラーでした」
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個人戦2位:戸澤直彦さん(チームかに味噌師匠)1720P
「(4位の)菅野くんたちと一緒に回ったので、ずっと尾浦漁港でした。朝イチ1投目で700gくらいが釣れました。先週にプラで1回入ったり、ちょいちょい尾浦には通ってフィーディングで回っている魚が入っていて、出ればでかいのは分かってました。今日も1本釣れればいいかなという釣りだったのですが、1本目が思ったより小さかったので、沖を狙って遠投をかけながら、ボトム取ってリフト&フォールで1,200gくらいの少し大きいのに入れ替えました。そうこうしているうちに風も強くなってきたので、磯側の風裏になる方に移動。水深6mくらいの場所に入り、ここでも沖のアンカー周りを狙いました。ちょうど風にあおられてアンカーが空いたタイミングに遠投で入れ、この魚を釣り上げました」
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個人戦優勝:中村勝さん(べったんこ)1790P
「今日は朝の時合いを逃してしまって、2度バイトがあったのですが、歳なので手が動かない、小さなバイトが取れないんです(笑)。先に釣った橋本くんが凄いプレッシャーをかけてくる中、10時までやって潮止まり。移動したんですがいなくて、試しに沖の方に投げたら1投目で1,800くらい(ありそうなの)を掛けてしまって・・。これは同じようなのがいるからと3人で攻めたら、もう1匹同じくらいのがいました!」
「ワームは東谷さんと一緒でスリムカーリーのゴールドメロン2.5インチ。これが当たりルアーでした。釣った時の気持ちは・・非常にうれしかったです。シンカーは向かい風がすごかったので1.5ozを使っていました。これでバイトが取れるかな?と思ったのですが、大丈夫でしたね」
レディース賞、ジュニア賞
チーム戦5位:釣人
「風とかが強い状況でしたが、出るところで狙った魚が出てくれたんでよかったと思います。ありがとうございました」
チーム戦4位:crazymonkey Aチーム
「長面浦に入りまして、渡(中村さん)だけ空気読まずにボコボコ釣っていたんですが、仲間内3人釣ることができたんでよかったと思います」
チーム戦3位:チームテルくん!
「2人で役割分担して、尾形さんがあそこにいるよと指示をして、私(東谷さん)がその通りに釣って3位に入れました!尾形さんのおかげですありがとうございます」
チーム戦2位:べったんこ
橋本さん「朝イチ30分くらいで私の釣りは終わってしまいまして、もう竿を出すなと言われていたので暇つぶしをしていました。そしたら中村さんがいい魚を獲り、最後に武山くんがリミットメイク!以上です」
チーム戦優勝:チームかに味噌師匠
菅野勝一さん「今回はすごく強い味方(戸澤さん)がいたんで、これはうちらもやらなきゃなという気持ちを持ってやっていたら結果を出すことができました」
協賛メーカー紹介&抽選会・じゃんけん大会の模様
表彰式の後には全員に当たる賞品の抽選会~ジャンケン大会を行った。ご協賛いただいた賞品とジャンケン大会の模様をお届け。
三陸のロックフィッシュは初夏のシーズンに入ったばかり。これから6月を最盛期に7月半ば過ぎまで高活性な根魚ゲームを楽しめる見込み。安全第一で、いっぱい根魚を釣って好季を満喫していただきたい。
また次回は2019年6月16日(日)に亘理・鳥の海を本部会場にフラットフィッシュのイベントを開催します。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
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