みんなで楽しむ陸っぱりのハゼ釣り
日本最長の運河として知られる貞山堀は、秋ハゼシーズンになると多くのハゼ釣りファンで賑わうようになる。まだまだ震災の傷あとを残す部分も多いが、今年もハゼの魚影はすこぶる濃く、場所を選べば手軽にハゼ釣りを楽しめる。
※2012年の取材記事です。取材後、釣り禁止になったポイントが掲載されている場合がありますので、釣行の際はご注意ください。
仙台周辺でハゼ釣りが盛期です!
今回は今がまさに釣りドキ、仙台近郊のハゼ釣りに行ってきました。つりえさ倶楽部マリン仙台新港店の近くだと、七ヶ浜町の各漁港や砂押川下流域、七北田川下流域などで連日ハゼが釣れまくっているのですが、ここでご紹介する貞山運河も実績が高く、釣りやすい場所です。
淡水と海水が混ざり合う貞山運河はハゼには格好の住処になっています。震災後は護岸が破壊されたりで釣り場には適さない所もあるのですが、取材で釣りをした貞山公園周辺であれば足場もよく、安心してハゼ釣りをすることができます。
秋のハゼは初心者でも足元で簡単に釣れる上、アタリがハッキリと出て、釣って面白いのも魅力です。手軽に数が釣れるのは、ハゼが浅場に寄っているから。水温が下がるとハゼは再び深場に落ちてしまうので、手前で釣れるのは今のうちだけ(大型の落ちハゼ釣りはまた別の楽しみがあります)。
釣行会は10月10日の夕方の3時過ぎからスタート。日没までの数時間ですが、マリンの新人・スグルくんの勉強会ということで、店番を社長に任せて行ってきました。特別に拓洋丸の箕笹船長、投げのスペシャリスト片山さんのお二人を講師(?)としてお招きしました。
遠投不要!手前で十分に釣れます
陸っぱりのハゼの釣り方には色々な方法がありますが、今回はチョイ投げ、ウキ釣り、ミャク釣り(ライトキャロ)と、いろいろ試してみました。スグルくんはチョイ投げはやったことがあるそうですが、他はよく分からない様子。
それでもハゼ釣りの場合は様々な市販仕掛けが用意されているので、竿と仕掛け、エサがあればOK。完成品の仕掛けが無かったとしても、タル型オモリとハリス付きのハゼバリさえあれば、竿と道糸の先にオモリと糸付きバリを結ぶだけでミャク釣り仕掛けが作れます。竿はルアーロッドやコンパクトロッド、ノベ竿など、軽いオモリに合ったものなら何でも使えます。
貞山運河のように船が係留されている場所では、スペースのある場所を探しながら釣っていきます。船を傷つける危険があるので、船と船の間の狭い所を狙うようなことは絶対にやめましょう。水深のある船道までは20~30mありますが、この季節のハゼは足下から5mくらいまでの間に群れているので、魚が溜まっている場所を見付ければ自然と釣果が伸びますよ。
初心者ファミリー大歓迎!みんなでハゼっちゃおう
ミャク釣りをしているときのポイントですが、ハリスの長さでハゼの食いが大きく変わることがあります。ハゼ釣りをそこまで探究しているわけではないので理由は分からないのですが、この日は長めにした方がよく釣れました。アタリがあるのになかなか乗らないときは、まずハリスの長さを変えてみてください。アタリさえ無いときは魚がいないので、早めに移動した方がいいですよ。
今シーズンは、今月に入って涼しくなってからハゼの調子が上がり始めました。これからも本格的な冬の訪れまで、しばらくは好調が続くはず。今の季節のハゼは活性が高く、アタリもハッキリ出ます。プルプルアタリを取ってアワセが決まれば「キモチーー!!」となること間違いナシです!
片山さんも、今度は子供を釣れて来たいと言っていましたが、ハゼはファミリーでちょこっと遊ぶのにもおすすめ。分からないことがあれば、エサを買うときにでもマリンのお店でお訊きください。スグルくんもハゼ釣りのことならバッチリお答えできると思いますので‥。
貞山公園駐車場下の貞山桟橋付近。ホーマック多賀城東店の真向かいです
釣り場に近く、釣りの最中に足りなくなったエサや仕掛けの補充にも便利。地域トップクラスを誇る活きエサの品ぞろえはもちろん、冷凍エサや釣り具もお買い得。平日4時~、土日祝日3時半~の早朝営業なので、船釣りの出船前に入り用の際にもおすすめ!
■TEL 022-786-3580
■HP http://www.esamari.com/
※シーズン中は閖上港に出張店舗を出店中です!
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※取材協力/つりえさ倶楽部マリン仙台新港店(仙台市宮城野区)TEL:022-786-3580
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