釣行記

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サクラマスのバイブレーションゲーム!

村岡 博之 2020年11月24日 更新

東北の巨匠こと村岡博之さんが東北のルアーゲームを解説していく連載企画です。

北上川水系のサクラマスゲームがハイシーズンに突入。今回は盛期に高い実績を上げているバイブレーションについて解説してもらいました。

村岡博之さんの過去の連載記事はこちら

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サクラマス用ルアーの選び方

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ミノーやスプーンには不可能な超高速リトリーブが武器になる

サクラマスゲームでバイブレーションが市民権を得て20年位になります。それ以前は、イロモノ扱いされていたバイブレーションですが、現在では専用のバイブレーションも各メーカーからリリースされています。追波川ではちょうどこれからがバイブレーションで良く釣れる時期です。そこで今回はサクラマスのバイブレーションゲームについてお話しましょう。

サクラマスをバイブレーションで狙う場合、シーバスのそれと基本的にはほとんど変わりません。ズバリ!投げて巻くだけです。フォールやトゥイッチなどのメソッドもありますが、ただ巻きだけで十分釣れます。むしろただ巻きが効きます。

バイブレーションのメリットはミノーよりも距離が出て、スプーンよりもレンジキープが出来ます。そして最大の利点は超高速リトリーブができる事です。

水温が上昇してくるとサクラマスは中層以上のレンジでバイトすることが多くなりますが、ルアーを見つけても追ってくるだけでバイトしないこともしばしば。そんな時は高速リトリーブでリアクションバイトさせるメソッドがあります。

スプーンやミノーでも良いのですが、強い流れの中で高速で泳ぎ切るミノーや、浮き上がりにくいスプーンはなかなかありません。そうなるとリトリーブテンションが小さめのバイブレーションが威力を発揮します。

10年ほど前から、追波川のメソッドとしてバイブレーションの高速リトリーブが猛者達の間で使われ始めました。リールの限界のリトリーブスピードでも、サクラマスとっては停止しているようなものです。一説には1秒間に自分の体長の20倍の距離を移動できるスピードで泳ぐサクラマスは、難なくバイブレーションにバイトします。

今シーズンもボチボチこのメソッドがはまるはずです。試してみて損はないはずですよ!

 

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PROFILE:村岡 博之

石巻を拠点に活動するベテランルアーマン。自称東北の巨匠。シーバスをメインにサクラマスやロック、フラットなど幅広く嗜む。ハンドメイドルアーファクトリーOrynO(オライノ)代表。ピュア・フィッシング・ジャパン、ジャクソン、エクリプスフィールドテスター、リアスアドバイザー、がまかつ他サポートメーカー多数。
ブログはこちら http://oryno.ni-3.net/

 

※取材・テキスト/村岡博之

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