山形沖 春マダイ今季も期待大!
今年も庄内沿岸の酒田沖、鶴岡沖でマダイが釣れ始めた。2018年の冬は積雪量が多く、雪シロなどの影響で若干シーズンが遅れ気味だが、マダイの活性も徐々に上がってきた。
この季節は毎年、庄内沖に通っているTEAM MARVEL・縮彰さんからのレポートです。
庄内春マダイシーズン 例年より少し遅れ気味?
山形沖のマダイは例年、産卵のためにマダイが接岸する4月下旬頃までがシーズン。水温の低いシーズン初期は底に沈み気味だったマダイも、水温の上昇とともに浮いてきて底から表層までの広いレンジからヒットするようになり、山形の春マダイはジグ、タイラバを使った中層の攻略がキモになる。
しかし、今春は雪シロが多く水温が下がった影響か、縮さんたちが釣行した3月18日はボトムから釣れる魚がほとんど。水温の関係なのか、同じエリアでも釣れる場所、釣れない場所がはっきり分かれた。
今シーズンは3月に入ってから船中15~20枚程度で安定して釣れているが、平均サイズが30~35cmといつもの年に比べて小さく、たまに60~70cmオーバーが混じる状況。盛期の釣れっぷりにはあとちょっとという雰囲気だ。
「いつもの年だとこの季節はアミパターンが中心で、小さめのタイラバ、ジグにフラッシャーワームなどを組み合わせてマイクロベイトのパターンを考えていました。ところが、今年はイワシがかなりいるようで、シルエットが大きめのイワシサイズのジグに反応が良かったです」
アミパターンではフィッシュアローの「リングフラッシャー 2″ SW」やシャウト!の「ジャコフック」などが有効。
ジグはシルエットの小さい「タイジグ(タックルハウス)」や「TGベイト(ダイワ)」の60g前後で中層を探ることが多いのだが、この日はイワシサイズに近い120~150gでボトム付近からヒットしてくることが多かった。
アミなどのマイクロベイトとイワシなどベイトフィッシュのパターンを攻め分ける
活性が低いためか速めのアクションだと反応が悪く、底層中心にゆっくりめのアクションで丁寧に探るとマダイがヒットしてきた。ただ、一つのパターンが長く続くことは少なく、釣果を上げるためにはアミパターンorイワシパターンか、同船者とともに色々なタイラバ、ジグを試し、当たりパターンに寄せる作業が必要だった。
マダイに混じる青物はベイトと関連するのか、連発して釣れてくる場所と全くいない所とがハッキリと別れた。
青物はイナダ~ブリワラ級までサイズがばらばらで、ブリ級がヒットした時に細糸だと苦戦することも。同船のメンバーに迷惑をかけないためにも、PE1号以上、リーダーも少し太目にしておいた方が安心だ。庄内沖であればそれほど細糸にこだわらなくても十分に釣りになる。
3月は強風で出船できない日も多かったが、3月27日現在、30cm台の小中型が多く、産卵を控えた良型のマダイが少なめな状況。これから雪シロが収まり、水温が安定してくると、本格的に中層で釣れ出すものと考えられる。マダイが産卵のため接岸するまでがチャンス!
【関連記事】
鯛ラバのタックルガイドはこちら
◆記事に書けない裏話や質問への回答は無料メルマガ(毎月25日発行)で配信中!
山形のオフショアチームTEAM MARVELリーダー。現在のように東北にオフショアゲームが広まる以前から、酒田沖や相馬沖をはじめとして、太平洋、日本海(たまに南太平洋)の各地に釣行している。淡水のルアーも大好き
※取材・解説/縮 彰(TEAM MARVEL)
YouTubeチャンネル登録もお願いします!