釣行記

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南三陸志津川湾 船マコガレイ人気健在!

伊藤 育男 2021年2月28日 更新

三陸はカレイ釣りが好シーズン。夏から秋の高水温のためシーズンインが少し遅れた地域が多かったが、志津川湾も順調にシーズンに突入した。三陸の船カレイの復興を目的に実施している「育男の仕掛け杯争奪 カレイ釣りミニ大会in志津川」の模様をお届けする。
※2016年11月掲載の記事です。

釣り河北イメージキャラクターで育男の仕掛けフィールドスタッフも務める千葉めぐみさんも参加
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志津川湾船カレイ満喫

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志津川カキ棚の掛かり釣り

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船カレイのメッカ志津川湾でカレイ釣り大会を実施

釣行日は11月27日(日)。この日は伊藤育男さんが主宰する「天鰈会」の会員や育男の仕掛けユーザー(一般のカレイ釣りファン)が集まり、大小8艘の遊漁船を貸し切って総勢63名でカレイ釣りを楽しんだ。

志津川湾のカレイ釣りは震災後も何度か釣行記で取り上げてきたが、漁船も徐々に増えて今は10~20艘ほどが釣り船として出船できるようになっている。

志津川湾内の浅場でカレイ釣り。水深が浅いためダイレクト感もここの魅力

釣り場は志津川湾内の水深10~25m。南三陸ホテル観洋前など青島(椿島)より湾奥側のカキの養殖ダナ周りの掛かり釣り、流し釣りでカレイを狙った。カキは年末商戦に向け水揚げ作業がピークにさしかかっており、作業を行った後の棚周りには良型のマコガレイが多数集まっている。

ホテル観洋周辺の志津川湾
養殖棚に船を固定する掛かり釣り中心に、流し釣りも波静かな棚周りが主な釣り場。静かに釣り味に集中できる
カレイ釣りの熱気はまだまだ健在

この日はカレイが集まっている場所に入ると船中全員にアタるくらいの勢いで連発するが、釣れない時は場所の問題なのかほとんどアタリが無いという両極端な状況。活性の高いカレイに仕掛けをアピールするため、両テンビン仕様の「IK-03」や食いを誘う上バリ(宙誘バリ)が付いた「IK-04」で釣果を伸ばした。

マコガレイ以外にアイナメも良型が多数ヒット。また、今年の志津川湾はタコが多いそうで、タコを釣った人も。志津川湾はマダコが名物で、復興の象徴にもなっているほど。今の時季なら、年越し用のタコに期待しながらカレイ釣りを楽しめる。

千葉めぐみさんは45cm級の良型マコをGET
育男の仕掛けフィールドスタッフの太田裕子さんも良型キャッチ
アイナメもいい型が多かった。マダコも期待

三陸マコはまだまだ好シーズンが続く

大会は20cm以上のマコガレイの総重量を競う形式で、渋い状況の中、上位入賞者は10枚以上を釣り上げた人も多かった。

[大会結果]
優勝:櫻節郎5460g
2位:早坂武志5400g
3位:佐々木洋5020g
4位:太田裕子4580g
5位:佐藤 淳4180g

検量ののち表彰式を行った

「年々、若い世代の参加者も多くなり、カレイ釣りが復興の一助となればと思っております。また、表彰式の後も残ってカレイ談義や情報交換に花を咲かせる方が多いのもうちの大会の特徴です。カレイ好き同士、和気あいあいとした輪を広げていきたいですね」と育男さん。2017年はオープントーナメント大会も実施するそうなので興味のある方は参加してみていただきたい。

三陸の船カレイシーズンはまだまだ続く。高めだった水温が下がってきて、これからさらに食いがよくなるはずだ。

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育男の仕掛け杯2017大会

今回から地元の水産会社も大会の趣旨に賛同し、協賛に名を連ねた

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PROFILE:伊藤育男

10代にしてカレイ釣り大会に優勝した経歴を持つ、東北屈指のカレイ釣り職人。ここ数年は、船釣りをメインに、もっぱら楽しい釣りを追求中。がまかつフィールドテスター、サンラインフィールドテスター

 

※取材・解説/伊藤育男

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