早春の渓 【ハンター塩津のトラウト釣行記】東北のワイルドレインボー

今年は3月の解禁から寒波が周期的に訪れたのと記録的な大雪に見舞われたため、すっかり行く機会を逃していた渓流釣り…。

「ぼちぼち天候も安定して来たかな？」ってことで、今回は宮城県の山間部へちょこっと出かけてまいりました！※2014年3月掲載の記事です。

＞岩手沿岸もそろそろシーズンイン！

残雪＆雪シロの早春河川へ

当日、平地では風があるもののいいお天気！なのに山は晴れたり吹雪いたりと落ち着かない天気…。

「山の天気は変わりやすい」まだ充分に雪が降る可能性もあるので防寒対策は万全に！

下流域は前々日の大雪が溶けて流れたため雪シロで濁り＋急激な水温の低下。2～3箇所のポイントを試しに流すもノーバイト、ノーチェイス…（汗）

「こりゃイカン！」
と慌てて上流の雪シロが入っていないエリアへ移動。

上流はまだまだ雪深く、腰まである雪を掻き分けて川へようやくエントリーする状況（汗）

さすがに上流へ移動してくると気温も低いため、雪シロもほとんど出ておらず、水量もほどほど。

水温は1℃とかなり低いため活性も良くないだろうと判断出来たので、シンキングミノーをダウンクロスで流れにのせてゆっくりとポイント上をトレースするようにアプローチする感じでスタートフィッシング♪

そして何ヵ所か小移動を繰り返していると、大場所の淵のボトム付近に何やら怪しい魚影を複数発見！

普通の偏光だと見落としがちな水深のあるエリアの魚影。

そして今回は吹雪いたりして只でさえ視界が悪い条件下でしたが、暗めの時やマヅメなんかに力を発揮するTALEXの「イーズグリーン」を着用していたので何とか魚を発見♪

さすがタレックスレンズ！いい仕事してくれました♪

魚を見つけたらあとは丁寧にアプローチするだけの簡単な作業♪

活性は激低なので魚の口元へゆっくり流し込むイメージでトレースすると…
「ぐん！」
と大型特有の重量感のあるバイト！

今回はトラウティンマーキスのライトを使用していたんですが、トラウティンマーキスはライトなだけではなくトルクもしっかりあるので魚の動きを制してゆっくり弱らせ余裕のランディング♪

低水温ながらもなかなかのファイトで楽しませてくれたのは40cmのレインボー。

気分を良くしてさらによ～く見てみると、レインボーの越冬場所だったようで他にも良型のレインボーを複数匹、流れの中に発見！

ちなみに水が綺麗で魚を黙視できる渓流釣りでは偏光グラスが必須アイテムなのはもちろんですが、2～3タイプ違う種類のレンズの偏光グラスを持って歩けは様々な状況に対応出来ますのでオススメ致します。

同じパターンで数匹追加してからしつこくボトムを丹念に流すと
「ガッツリ」
引ったくるバイト到来！

激しいジャンプに耐えてランディング～♪

ビュリフォー！綺麗なレインボーです♪

ここでさすがにバイトもなくなったので移動。

…するも他のエリアではバイトもないしチェイスすらない状況が2時間ほど続きます（汗）

しょうがないので先程の越冬エリアへ戻りルアーをミノーからハスルアーへローテして…

そして最後にとどめのビッグバイト！

ド派手に暴れまわった魚はこの日最大の51cm♪

今回は同じポイントから魚を複数引き出すことが出来たのですが、使用したラインがカモフラージュカラーでラインによるプレッシャーを最小限に抑えた結果とも言えます。

特に活性が低いこの季節は淵をメインにした釣りを展開せざるを得ないんで、派手なラインではプレッシャーを激しくかけてしまい結果として単発では釣れるでしょうけど数を出すまでには至りません。

流れを攻めるときは視認性の高いライン、弛い流れを攻めるときはカモフラージュカラーのライン。

是非お試しになってみて下さい♪

さて、このあとは吹雪がパワーアップしてきてしまいフィッシング強制終了…。これから雪シロがおさまればいよいよハイシーズンに突入してくる東北の渓流釣り。今年は雪が多かったため水量の安定したシーズンになりそうなので、もう少々の辛抱ですね♪

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PROFILE：塩津 紀彦

磯ロックがブームになる以前から牡鹿の磯に通い、50UPベッコウ＆アイナメを狙っていたロックフィッシュハンター。険しい、キツイ、危険の3Kを乗り越えながら、数々のモンスターを仕留めてきた。茨城県在住。チーム・ハンター所属。ピュア・フィッシング・ジャパン、サンライン、パズデザイン、がまかつ、ティクトフィールドテスター
※ハンターブログ http://yaplog.jp/jgfahunter/

 

※取材・テキスト／塩津 紀彦

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