仙台湾スロージギングでソイ&マダラ好釣!
塩釜港・東北丸のスロージギング船が好季を迎えている。今の季節はクロソイを中心とした根魚に、浅場で荒食い中のマダラも狙えるチャンス!※2014年2月掲載の記事です。
2013年の釣行記でもお届けした仙台湾のスロージギング五目船が今季も好調だ。スローピッチジャークの釣りは比較的ライトなタックルで楽しめてアクションも楽々。シャクリ好きなルアーマンだけでなく、カレイ、ヒラメ等のエサ釣りから移行する人も多く、老若男女問わず幅広い層のアングラーの間で人気が高まってきている。
まずはスローピッチ用の道具立てをチェック!
タックルはスローピッチ専用ベイトロッドやロングフォール専用ベイトロッドなど、弾性が強く竿先の感度に優れているものが向く。小~中型両軸リールにラインはPE2号以下を使用。
主に使うメタルジグは、スローピッチorロングフォール専用タイプの100~130g。さらに前後20gくらいを用意しておくと、状況に合わせて対応しやすくなる。
激シブのコンディションはアクションで攻略
取材日は濁りと若干のウネリに加え、水温も前の週から1℃ほど下がってかなりのタフコンディション。急激に冷え込んだことが原因か、魚探の反応はあるものの、終日、魚の活性は低かった。
この日のように全体に魚の食いが浅い中では、繊細なアタリにいかに食わせるかが重要になる。ハイピッチなジャークによる横向きの動きやロングフォールへの反応はあまりよくなく、少ない距離でジグを真横に向け、根魚のリアクションバイトを誘うようなスローなアクションが効果的だった。
スローピッチジャークではリールによる巻き上げとロッドの反発力でジグをアクションさせるわけだが、アクションの速さをリールの回転スピードで調整。リール1回転に対してロッド1アクションを基本として、リール半回転の1/2ジャーク、そのまた半回転の1/4、さらにその半回転の1/8ジャークと、よりスローアクションにさせていくことで、タフコンディションの魚に対応した。
寺島翔平船長は、「まずは好調に釣っている同船者の釣り方をよく観察して、その日の魚のリアクションやよく使っているジグのタイプを把握し、自分で実践してみることです。その日によって状況が180度違ってしまうこともよくありますから」
3月以降は浅海マダラのシーズン!
2月は大荒れの週末も多かったが、チャンスがあればスロージギング船で出船。日ムラはあるものの、連日、クロソイ、マゾイ、アイナメ、マダラ、スケトウダラ、メバル、ヒラメ、ミズガレイ、ボッケなど様々なターゲットが上がっている。
これからもいい状態を維持して3月初旬までは良型クロソイを狙えるほか、その後もしばらくの間は浅場のマダラが釣れ続く見込み。マダラは昨年同様に魚影が濃く、タイミング次第で入れ食い状態になることもある。
【釣行データ】
釣行日時:2014年1月30日(木)
出船時間:5時30分
乗船人数:13名
当日の状況:濁り、水温7.1℃、若干ウネリ
場所:田代、網地島沖40~50mライン
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※解説/寺島翔平(東北丸船長)
※取材協力/東北丸(宮城・塩釜港)