岩手磯ロック 秋のハイシーズン突入!
秋と言えば紅葉狩りにきのこ狩り、りんご狩りに根魚狩り…ってな訳で、今がまさにスポーニング第一陣のピークをむかえつつある、岩手県三陸界隈を2日間に亘って開拓しながら歩き回ってまいりました!※2012年11月掲載の記事です。
1日目 プリスポーン情勢調査!
高水温が続いてなかなか秋ロックシーズン本調子になりきれなかった今年の三陸界隈。
それでもようやく一雨ごとに秋の気配も濃厚になり、待ちに待ったハイシーズンの突入も
「いよいよだな!」
って肌で感じられるようになってまいりました♪
さて、そんなウキウキの季節の今回の釣行で、まず最初に選んだポイントは岩手県南エリアのメジャーポイント。
このポイントは比較的深い水深のスポーニングエリアとディープへ落ちるブレイクも隣接していて、魚のストック量はいつ行っても申し分なし。
なのでとりあえず
「この県南エリアにプリスポーンの魚が入ってきているのか?」
をチェックしてみるためのポイント選択。
まず手始めに、プリスポーンの魚が多いこの季節にその力を発揮するレッドバグキャンディーカラーのパルスクローでまずは攻めてみましょう♪
するとさっそく1投目からぷるぷるバイト多発(悦)。魚はだいぶ岸に寄って来ているようです♪
ちびのバイトを取りながら攻めるポイントの微調整を繰り返し、スポーニングエリア内を撃ち終えて、いよいよ今の時季のメインポイントともいえるスポーニングエリアのアウトサイド付近にキャスト。
するとすぐに30クラスが2連発。むむっ!魚はいるが型はいまいち…(汗)
「まだ水温高くてダメか?」
と思ってたところで同行していたメグ大先生のロッドが曲がります!
魚は入っているけどちょっと活性が良くないんですかね?かなりタイトに攻めて喰わせたようです。
とりあえず私もロングキャストで沖の小島のエッジに着弾。よりタイトに落としたいので、ラインを手で引き出して送り込みます。そして島のエッジにタイトに着底→リフト→フォール…
「ごん♪」
キタコレ~!至福の瞬間です(笑)
とりあえず、おぼろ気にパターン的なものを掴んできたかな?ってタイミングで追加の
「ごん♪」
プリの雄は体力が有り余っており、その引きは暴力的。通常時の1.5倍くらいになるので
「コイツはもの凄いのきたか!」
とこの魚にも驚かされましたよ…(汗)
さて、更に追加し明確になり始めた今回のパターンは…
『スポーニングエリアのぎりぎり外側、アウトサイドブレイク付近のコンタクトポイントに魚が着いていて、魚の活性はそこまで高くない。そのためストラクチャーに対してかなりタイトに、そしてスローにアクションさせないと口を使わない』ってな感じのようで、同じパターンでその後も数匹追加♪
とりあえず満足出来る魚とも出逢えたので磯から一度上がって開拓の旅に出よう、かと思っていたら磯場に人影発見!地元岩手の磯ロッカー・エリザベスさんでした。
情報交換して今日や最近の状況を聞かせて頂き、そのついでにちょっと並んでキャスト…するとまさかの1投で
「モソモソ」
と渋めのバイト!
高根に引っ掛かりながらも、ロングロッドの特性を活かして何とかかんとかランディング~!
やはりスポーニング一陣にはいいサイズが混じってますね。そしてエリザベスさんとはここでお別れして新天地を開拓する旅へ出ます。
空撮本を眺め、あたりをつけて山越え谷越え沢づたいに歩き予想とは微妙に違う場所へ…。
道は間違ったっぽいですが、これも開拓の醍醐味(笑)。磯に出たので結果オーライ!
さすがに最近は誰も入っていないようで、バンバン釣れるんですがなかなかサイズが…。
隣の磯、さらに隣の磯と高巻きしながらランガンして全体の状況を調査。しかしながら20~40クラスはボコボコ釣れるんですがサイズが上がりません…。
そしてそのままかなりの距離を歩きまわり、1日目の磯ロックはストップフィッシング。1日目でわかったのですが、外洋側に出ると水温が上がるためかアイナメの接岸がちょっと遅れていて、湾の奥に位置するエリアの方が水温が下がり丁度いい感じになっているようでした。
なので2日目は水温が下がるのが幾らかでも早い、北の湾のシャローワンドに狙いを定めてみることにしましょう!
ちなみに、磯から上がって夕方は釜石で爆裂中のヒイカ+ヤリイカでちょっと遊んでみました。
そして〆に釣れたのは↓
◆ロッド
アブガルシア NRC-882EXH LIMITED MGS
◆リール
アブガルシア Revo Elite IB
◆ワーム
ガルプ!パルスクロー
ガルプ!イール10インチ
パワーベイト ダブルホッグ
(いずれもバークレイ)
◆ライン
サンライン FCスナイパー16Lb
◆フック
がまかつ ワーム316 2/0~4/0
◆シンカー
ブラスまたはタングステン1/2~1・1/2oz
◆ベスト
パズデザイン ULTIMATE V-1
磯ロックがブームになる以前から牡鹿の磯に通い、50UPベッコウ&アイナメを狙っていたロックフィッシュハンター。険しい、キツイ、危険の3Kを乗り越えながら、数々のモンスターを仕留めてきた。茨城県在住。チーム・ハンター所属。ピュア・フィッシング・ジャパン、サンライン、パズデザイン、がまかつフィールドテスター
※ハンターブログ http://yaplog.jp/jgfahunter/
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※取材・テキスト/塩津紀彦
※取材協力/釣具オヤマ(岩手・釜石市)TEL:0193-23-7754