夏をさきどり!久米島オフショアバトル!(前編)
今回のハンター塩津は沖縄・久米島に遠征!狙うはもちろんオフショアの巨大魚。なのですが、おまけで陸っぱりのロックフィッシュもちょっとだけ調査しちゃいました。※2012年6月掲載の記事です。
久米島にハンターが降り立った
「久し振りに遠征でもしてみようか?」
と、何気ない話がトントン拍子で進んでしまい、今回は沖縄・久米島にオフショアフィッシングに行ってまいりました♪
羽田発の朝8時の飛行機に乗り那覇に到着したのが10時40分。
早めのお昼を済ませて那覇発12時30分のエアーで久米島到着が13時5分。
初日は半日なので、「島内を観光しながらオカッパリで遊んでみましょう♪」って事で、まずはリーフに潜むロックフィッシュを東北スタイルの釣り方で探ってみます。
とりあえずリーフの切れ目にガルプ!バルキーホッグ3インチをキャスト!アイナメやベッコウを狙う様にリフト&フォールで誘うと早速…
「コン!」
と、明確なバイト♪
ミーバイの他にはこんなのもリーフのエッジで喰ってきました。
その後はリーフで少し遊んでから「リーフ意外の釣りもしてみよう」ってことで、港でまったり小物釣り。が、意外と苦戦…。
エンゼルフィッシュみたいなのやチョウチョウオとかバイトしてくるも、口が小さ過ぎて乗らないのが貧果の原因…。
そしてそんな中やっと釣れたのがコレ↓
港で苦戦した後は、淡水もちょっと見てみようと川を覗くとティラピアがうようよいます♪
でも、ちょうどスポーニング中でこれもまた渋い釣りでした…。
さてまぁ、あっという間に夕方になり明日に備えてお手軽オカッパリは早々に終了です。沖縄の雰囲気は充分に満喫したので、明日に備え早めに就寝。
2日目 いよいよオフショアへ
梅雨の沖縄は天気の移り変わりが激しく、朝は微妙な曇りのスタートです。
今回お世話になったのは久米島「太一丸」さん。気さくな船頭さんと息子さんの太一さんがスキッパーの人気船です♪
行き先は久米島に12基あるパヤオ(人口浮き漁礁)の中で最近調子の良い5番パヤオ。
5番パヤオは水深1400mに設置されていて、キハダマグロ、クロマグロ、メバチマグロ、ビンチョウマグロ、カジキマグロ等々のマグロ族の玉手箱的なポイントで、久米島のオフショアでは切っても切れない重要な釣り場になっております。
また、マグロの他にも巨大なシイラやカツオ、サワラ等の回遊魚も多く回ってくる素敵な漁場です。
パヤオまでの所要時間は海況によってちょっと変わりますが、大体1時間50分くらいで移動。
9時ちょい前にポイントに到着してようやくウキウキのフィッシングスタート~!
先ずはキャスティングでパヤオ周りを攻めてみます。
しかし魚が沈んでるらしく残念ながらトップに反応ゼロ…。
上がダメなら沈めてみましょう!とりあえず60m付近に反応が出ているので130gのジグで様子見してみます。
すると結果はすぐに返ってきました。
そして、そうこうしているうちに徐々に活性が上がったのか、トップにもシイラが出始めます。
マグロはなかなか特大サイズが出ないものの数は釣れるので楽しめますが、船頭さんの提案でモンスター狙いの久米島特有のパラシュート釣法を試してみます。
パラシュート釣法はパラシュートと呼ばれる布に仕掛けとコマセをくるみ、マグロのいるタナでシャクルとコマセと仕掛けが飛び出すというもの。
ご当地釣法の威力はいかに?
船頭さんの指示タナに入りシャクり上げ誘う。しばしの間誘い続けるも反応なし…。
「ダメなのかなぁ~」
と諦めていると、仕掛け回収中の釣具オヤマの若大将テッペイくんにビックバイト!
キツめに締めてるドラグがとんでもないスピードで引きずり出されます(驚)。
巻いては出され、出されては巻いてのマグロとの綱引きがしばらく続きます。この釣りは日ごろの鍛練が試されますね…。
そうしてなんとかかんとかランディング!
さて、パヤオゲームも存分に堪能したので「カンパチのジギングとGTのキャスティングにも挑戦しましょう」ってことで、今度は久米島まわりのリーフサイドや根、サンゴ周りへ移動。
しかしながらこちらの作戦は見事に失敗(苦笑)。5時に沖上がり港へ。
さて、そんなこんなで2日目終了です。釣ったマグロやカツオを肴に軽く宴会をして3日目に備えて早々に就寝。
そしていよいよ3日目は久米の海が本領発揮?!
■ロッド:アブガルシア ソルティーステージオフショアキャスティング77H-KR(プロト)
■リール:スピニング16000番代
■ライン:サンライン キャストアウェイ モンスターバトルPE6号
■リーダー:サンライン システムショックリーダーナイロン100~130Lb
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※詳しいお問い合わせは
アライトラベル
TEL:029(225)1418
釣り担当:塩津 まで
磯ロックがブームになる以前から牡鹿半島の磯に通い、50UPベッコウ&アイナメを狙っていたロックフィッシュハンター。険しい、キツイ、危険の3Kを乗り越えながら、数々のモンスターを仕留めてきた。茨城県在住。チーム・ハンター所属。ピュア・フィッシング・ジャパン、サンライン、パズデザイン、がまかつフィールドテスター
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※取材・テキスト/塩津紀彦