釣行記

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夏をさきどり!久米島オフショアバトル!(後編)

塩津 紀彦 2021年4月14日 更新

ハンター塩津の久米島釣行もいよいよ最終日。後編は巨大マグロとガチでやり合います!※2012年6月掲載の記事です。

【関連記事】
夏をさきどり!久米島オフショアバトル!(前編)

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巨大マグロと肉体言葉で語りあう!?

3日目のテーマは
「血湧き肉踊るガチの綱引きデスマッチ!巨大マグロと肉体言語で語りあう!」
ってことで、初日に数はこなしたので、最終日は巨大マグロとのガチのやり取りがしてみたくなり、大物狙いの一発勝負をしましょうと朝から気合い充分のスタートです♪

3日目も朝は微妙な曇り空。梅雨らしい天気ですね

3日目にお世話になったのは「しらせ丸」さん。島の人らしい温厚で気さくな船頭さんです♪

とりあえずマグロ一発勝負ということで、今日も朝から5番パヤオへ直行。パヤオへ到着すると、雨の予報がバッチリはずれ(笑)。見事に晴れてオフショア日和!

すっかりサマーな空と海のコントラストです

まずは昨日調子の良かったジギングから様子見してみましょう。が、昨日と打って変わり反応激薄…。

しかしながら流石優秀パヤオ。徐々にですが魚の反応が出てきます。まずサノくんがメーターオーバーのサワラを水揚げ。

いつ見ても凶悪な歯です…

そうこうしているうちに私のジグにも激熱バイト!フックアップと同時に猛烈なスパート!

隣にいた船頭さんが、「おっ、デカイマグロだね~」と言った瞬間にフックアウチ(涙)。

ひとり傷心に浸っていると、アキラさんにナイスバイト!

10kgクラスのメバチマグロです

しかしジギングの反応もイマイチなので
「昨日とは逆にトップがいいのかな?」
とポッパーをキャスト!

すると一発で何やら中途半端な魚がヒット!

カツオくんでした

その後もカツオがぽつりぽつりとヒット。そして50cmクラスのカツオをランディングしようと巻いてきたら、2mクラスのシイラがカツオにガブリ!フックアップはしなかったものの、沖縄らしい熱い弱肉強食が見れました(笑)。

その出来事を皮切りにシイラのテンションが上がったのか、140~160cmのシイラがコンスタントに釣れるようになってきました♪

南国育ちって風貌がいいですね~
釣った本人も南国育ちって風貌です…
このクラスが飽きない程度に釣れるって…。流石は久米島!

巨大シイラに目がくらみ
「アハハ、オホホ」
と楽しんでマグロの事をすっかり忘れていると、パラシュートで狙ってたアキラさんにビックバイト!

遠目で見ただけでそれとわかる猛烈なスパート!マグロ用のロッドを軽くぶん曲げるそのパワー。大型確定ですね!

そして死闘の末についにマグロ陥落。

でかいキハダマグロです(祝)

今日のテーマをやっと思い出して、今度はマグロ狙いに照準を定め、パラシュートをシャクリます。

手を止め誘い…シャクリ上げ誘う。
「がつがつ!」
と意外に小さいバイトに
「こりゃ小物だな…」
とグリグリ巻き始めます。

「重さからすると20kgクラスかなぁ~」
と思いながら残り25mまで来ると、急激なシフトチェンジ!暴力的なファイトにロッドを支えるので手一杯…。

船頭さん曰く、大型はヒットと同時に1度浮上することが多いそうで、たぶんコレもそうだろうとのこと。まさに肉体言語でマグロと全身で語り合い、ようやく水揚げ。

やっと捕りました(涙)

そして更にモンスターバトルは続きます!

お次はウメさんにビックバイト!

モンスタードライブがひん曲がります(驚)

「まずまずだな!」
とウメさんに言わせたキハダマグロはナイスプロポーション。これぞマグロと言ったスタイルです♪

このサイズでも軽く持ち上げるワイルドなウメさん

そして最後のひと流しでサノくんにも熱いバイト!

全身全霊のファイトです

身体中に乳酸が溜まりまくり、全生命エネルギーをロッドを支える力とリールを巻く力とに還元、魂のファイトですね。

久米島のバトルを締めくくる有終の美

今回は、南国ならではのビッグゲームを堪能し、南国情緒漂う空気感を満喫。遠征釣行の醍醐味を存分に楽しめた。そんな3泊4日の旅でした♪

また来るぜ!沖縄!
【使用タックル】
■ロッド:アブガルシア ソルティーステージオフショアキャスティング77H-KR(プロト)
■リール:スピニング16000番代
■ライン:サンライン キャストアウェイ モンスターバトルPE6号
■リーダー:サンライン システムショックリーダーナイロン100~130Lb


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【久米島】

[遠征費用]
☆羽田~久米島3泊4日パッケージツアー
・宿泊:久米島サイプレスリゾート3連泊
¥39,500
(出発日により値段は変動します)
・船代
チャーター1日¥75,000(パヤオ使用料込み)
※エサを使用する場合は+¥10,000

※詳しいお問い合わせは
アライトラベル
TEL:029(225)1418
釣り担当:塩津 まで

PROFILE:塩津 紀彦

磯ロックがブームになる以前から牡鹿半島の磯に通い、50UPベッコウ&アイナメを狙っていたロックフィッシュハンター。険しい、キツイ、危険の3Kを乗り越えながら、数々のモンスターを仕留めてきた。茨城県在住。チーム・ハンター所属。ピュア・フィッシング・ジャパン、サンライン、パズデザイン、がまかつフィールドテスター

 

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※取材・テキスト/塩津紀彦

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