岩手沿岸南部のメバリング釣行!春の激シブ攻略に挑戦
2023年3月半ば、宮城県在住のフィッシュアローフィールドスタッフのくみさんが岩手県三陸沿岸のライトロック・メバリングにチャレンジ!2日目からは宮古市のピュア・フィッシング・ジャパンフィールドスタッフの佐々木健太郎さんが助っ人に加わり、春の難しい状況の攻略に挑戦しました。
※2023年3月取材、4月掲載。
激シブな状況の岩手沿岸へメバル狙いで釣行
3月中旬の某日、数日前までは春を感じさせる暖かい陽気が続いていたものの、前日に前線が通過したことで状況一変。気温は急降下、それに伴い海水温も一ケタ台まで下がり、海況は底荒れ気味のタフなコンディション。かろうじて魚の姿を見ることが出来るのか?という悪条件下での実釣を余儀なくされた。
そんな中、宮城のフィッシュアローフィールドスタッフくみさんが岩手県のメバリングにチャレンジ。2日目からはサポート役として宮古市在住、当メディアでもお馴染みのピュア・フィッシング・ジャパンフィールドスタッフの佐々木健太郎さんが加わり、お2人の釣りの模様をお届けする。
2日目は宮古からスタートして大船渡方面へ
タフな状況の攻略法を健太郎さんが解説
ここで、当地の釣況に詳しい健太郎さんに直近のメバルについて伺ってみた。「誰でも手軽に楽しめるのがメバル釣りなんですが、3月は産仔後のアフターと低水温期が重なり一段と難しくテクニカルな釣りになっていますね」。と我慢の釣りとなること必至。果たしてメバルに会うことは出来るのか⁉
メバルのコンディションに合わせた釣り方、ポイント等を健太郎さんにお聞きしたところ。捕食しているベイトはマイクロベイトのようで、確認しているベイトはアミ類、シラス、バチ類、ボケジャコ等だそう。以上のことからもワームのシルエットは2インチ程度、もしくはそれ以下のシルエットが小さく吸い込み性に優れたモノが良いようだ。
「アフター期の釣り方は基本的にボトムメインの釣りになります。アクションはリフト&フォールですが、あまり動かさない方がバイトが出るので、その辺を意識するといいでしょう。極端な話、放置でもいいくらいです」
厳冬期から春先のメバルのポイント選び
そして厳寒期のメバルを狙うポイント選びの例として‥
1)外洋からの潮流をシャットアウトしている湾内の漁港(水温の安定している湾)
2)やや水深のある堤防の敷石周り
3)潮流の効く堤防先端周り
4)ホンダワラ等の海藻帯
5)スロープの落ち込み
「時合いがはっきりしている魚種なので、潮が動かないと居ても口を使わないというパターンが結構あります。潮流があるタイミングで釣行することがマストですね」とアドバイスをいただいた。
厳しい条件をクリアし、くみさん良型メバルキャッチ!
「本日の釣行は19時で終了にしましょう」。と事前に決めていたタイムリミットまでは数十分。依然としてメバルの気配は感じ取れない沈黙の時間が過ぎていった。
そんな諦めムードの中、くみさんのロッドが大きくしなりラインが張った。ギュンギュンとロッドを絞り込む。暗闇で魚影は確認できないものの、パワーある引きにメバルの期待が膨らむ。そして引き抜いてみると待望のメバルだ!
4月に入り春の陽気が連日続いている。取材当時は渋めな状況だったものの、水温が二桁になれば春告魚(メバル)の本格シーズン到来だ。
そうなればデイでも釣果は有望。ヤル気あるメバルを狙って、プラグやジグで各層をじっくり探ってみるのも面白い。ルアー釣りはもちろん、サビキ釣りやエサ釣りでも狙えるメバル。釣り方が多彩なのも魅力といえよう。
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