釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

日中クロソイの捕食スイッチを入れるフラッシングの威力!

編集部 2020年12月9日 更新

ロックフィッシュシーズンイン!まだまだ小魚系ベイトの多い今の季節、特に有効なのが強烈なフラッシング効果で誘う「フラッシュJ」シリーズだ。ボトムに沈んでいることの多い昼間のクロソイでも思わず反応してしまう食いつきのよさ。要チェックです!

ロックフィッシュシーズンに入ったばかりの釜石で実釣!

第3回釣り河北陸っぱりロックin釜石」を開催した2015年10月17日、大会運営の合間にフィッシュアローフィールドスタッフの佐藤竜一さんと軽く防波堤ロックを楽しんだ。といっても、あまり遠出はできないので、釣り場は本部会場の釜石・大槌地域産業育成センターから歩いて行ける範囲の平田漁港のみ。地元のつり具オヤマ・小山哲平さんの話ではナイトゲームでは小型のクロソイがよく釣れる場所とのことだが、はたして日中でも釣れるのか?

岸壁でフラッシュJをセッティングする佐藤竜一さん
「フラッシュJシリーズ」(フィッシュアロー)
ボディ内部にアルミを搭載し、強力なフラッシング効果を発揮!特に小魚を追っている魚に絶大なアピールが魅力


フラッシュJ シャッド SW 4インチ #101(ピンク/シルバー)

防波堤周辺はイワシやチカなど様々なベイトで一杯。これぞフラッシュJの出番
まずはスイミングに特化した「バサロ(マグバイト)」にピンテールタイプの「フラッシュJ」をセットして狙ってみた

港を見回すと、そこらじゅうに小魚ベイトという状況。軽めのシンカーでキャストしてスイミングで探ってみることに。すぐにキラキラしたものが好きなサバが反応してきたが、上手くかわしながらボトム付近を丹念に探る。

ソイに小型のアイナメやカジカなど、魚が小さいのかなかなかアワせられなかったが、港内のスロープにクロソイのマンションを発見。ここでは15~20cmのノンキーパーサイズが連発した。

キャストしてボトム付近をスイミング。小さなアタリはあるが‥
岸壁キワの海藻の下も小さめの根魚が着いていた
根魚らしきアタリにアワせたものの、残念ながら乗せられず
この日は小サバも多く、フラッシングに猛烈に反応してきた
「フラッシュJ」は腹の銀鱗の感じなど小魚そのもの
港内のスロープに移動してヒット!
ちょっと小さめだが赤色のフラッシュJグラブでクロソイをキャッチ
スロープからカケアガリ、底石周りを狙うとアタリ連発
このくらいのサイズのクロソイは1キャスト1ヒット状態に
サバの活性が上がったところで、少し大きいのを狙って深い方に移動してみることに
[PR]

釜石周辺岸壁はサビキ釣りのサバも絶好調!

てくてくと水産技術センターの方の岸壁に移動すると、サビキでサバを狙う釣り人が集まっていた。ウキカゴサビキで沖の潮目を狙っていた方には40cmはあるかなり良型のサバが釣れていた。また、小山哲平さんファミリーは竿下のサビキ釣りで小アジ狙い。ベイトを追って色々な魚種が湾内(港内)に入っている状況だった。

小山さん父子はルアーロッドで竿下サビキを楽しむ。カラバリ仕掛けにアミコマセをまぶして投入
コマセをまくとたちまち小魚が寄ってきた
寄せ始めて数分でアジをキャッチ!この後、群れが集まり小アジ、小サバが入れ食い状態に
サヨリもデカい!サビキで釣ったそうだが、専門に狙っても面白い
目の前でサバがヒット。かなりの竿曲がりで楽しそうにやりとりしていた
40cmはある良型のサバ。かなりの太さ
同じサイズが2本。陸からこのサイズはなかなか釣れません
下カゴ式の仕掛けを使い、沖の潮目をめがけて30~40mほど遠投。この日は底付近を回遊していたらしく、下のタナを狙うと釣れてきたそうだ

少し深めのポイントでサイズアップを狙う

20cm弱の小さめサイズは入れ食い状態だったが、少しサイズアップを狙って深場側へ移動。サバ釣りの地元アングラーで賑わう水産技術センター前のポイントへ。

ここでは水産技術センターの排水の先や、港内を流れる湾流の潮目の付近に入っているストラクチャー周りを重点的に攻略。0.6号の細糸を使って軽めのシンカーのリグを遠投し、25cmクラスのクロソイを連発した。

水産技術センター下の排水口周りのポイント
排水口の沖側、ベイトが着いているゾーンの沈みテトラの周りを遠投して狙った
フラッシュJグラブのレッドでキーパーサイズの25cm級をキャッチ!
カラーチェンジしながら同サイズが連発した
サバ釣りをしているゾーンの先から潮目を狙って少しサイズアップ

この日はスポーニングのアイナメ狙いでアイナメの好む赤系色を使用。結果的にはソイのみの釣果だったが、クリアレッドをはじめとしたレッド系カラーは根魚にかなり有効だった。

シリーズの中でも「フラッシュJグラブ」が大活躍。ピンテールの「フラッシュJ」や「フラッシュJシャッド」も使ったが、ヒットしたのはグラブのみ。おそらくはフォールスピードがキモで、ストラクチャーに着いて上を向いているソイにフォールがマッチしたのでは?と竜一さん。

シンカーはスロープなどのシャローで5.3g、水深10mほどの水産センター前で14gを使用。ソイはバーチカルな動き(タテの動き)より横方向の動きに反応が良いので、ほぼ無風で軽めのシンカーを扱える好条件が幸いした。

日中とは思えないほど釜石平田のソイの魚影の濃さは抜群。地形的にスポーニングのアイナメが多い場所ではないが、ソイのポテンシャルは凄まじいものを実感できた。

また、フラッシュJがこの日のベイトパターンにベストマッチ。夜行性のソイが日中からソイまっしぐら!状態に。フラッシングによるアピール効果は絶大で、小魚の有無にかかわらず、あらゆる状況でロックフィッシュゲームの助けになりそうだ。

ヒットルアーはフラッシュJグラブ。ほとんどがフォールでのヒットだった
「フラッシュJグラブSW 4.5インチ」(フィッシュアロー)
アコウ、キジハタ用となっているが、ソイやアイナメにも高実績。フラッシュJ独特のフラッシングに肉厚テールの強波動がアピール大!よく釣れたクリアレッドラメやグローピンク、グローオレンジなど赤系色のほか、より小魚ライクなシラス、カタクチイワシなど多彩なカラーラインナップ![詳細情報
「ハイパートルネード」(FINA)
今流行中のスクリューワームキーパーを搭載したオフセットロックフック。小型魚などのバイトでワームがズレにくく、途中で回収せずに誘い続けることができる。バイトの多いハイシーズンや、今回の水産技術センター前のように水深があって再投入に時間がかかる場所などでロスなく釣りを展開できる利点がある
「Calista TZ NANO 90M」(ヤマガブランクス)
今回使用したロッドは今年8月にリリースされたばかりのエギングロッド「カリスタ」。飛距離が欲しい場所や足場の高い漁港などで活きる9ftロングレングス。特筆すべきはこの長さで104gと驚異的に軽いこと。ブランクには瞬間的な高反発力を誇る東レの最新技術ナノアロイRテクノロジーを採用。ガイドにはトルザイトリング・チタンガイドを装着している
ラインは防波堤、ライトゲーム用でPE「G-soul X8 UPGRADE」0.6号を使用。リーダーは「ガリス FCアブソーバー・アンフィニ・スリム&ストロング」の19Lb。16Lbの太さで19Lbの強度を実現した2015新製品。強いだけでなく滑らかなのでトラブルが少ないのも魅力(YGKよつあみ)

◆記事に書けない裏話や質問への回答はweb版 無料メルマガ(毎月25日発行)で配信中!

PROFILE:佐藤 竜一

ロックフィッシュを中心にシーバスやフラット、ワカサギなどもマルチに楽しむ。フィッシングクラブSearch所属。佐藤兄弟の兄ということでクラブ内ではアニキなどとも呼ばれている。サポートメーカー:フィッシュアロー、ヤマガブランクス

 

※解説/佐藤 竜一

YouTubeチャンネル登録もお願いします!

?