釣行記

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ソフトルアー使用時 フラットフィッシュゲームのリグの話。

村岡 博之 2021年8月26日 更新

東北の巨匠こと村岡博之さんが宮城を中心とした東北のルアーゲームを解説していく連載。今回はフラットフィッシュゲームで使用するソフトルアーのリグの使い分けがテーマ。※2017年6月掲載。

村岡博之さんの過去の連載記事はこちら

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ヒラメ、マゴチ狙いで使用するリグ(ソフトルアー用の仕掛け)を紹介

仙南サーフを始め、ここ数年はメタル系ルアーが主流のフラットフィッシュゲームですが、三陸エリアではソフトルアーでフラットフィッシュを狙うアングラーが多いような気がします。根魚の聖地であり、ロックフィッシュアングラーが多いからと言ってしまえばそれまでですが、港湾や防波堤、テトラ帯などボトムと角度が着いた釣りではソフトルアーのほうが効率よく釣りが出来るからです。

一般にソフトルアーはリグが必要となります。大きく分けるとジグヘッドとオフセットフックを使ったリグです。ジグヘッドもフラットフィッシュ専用の物や、フックが複数付いたものなど、最近では選択肢が多くなっています。またオフセットフックを使ったリグは、ロックフィッシュで定番のテキサスリグ、ヘビキャロ、ダウンショットリグ、最近では直リグを使うアングラーも増えてきています。

ジグヘッド各種(上段)&オフセットフック(下段)
ソフトルアーなら稀にカレイも・・

リグの使い分けとしては、何もないフラットなサーフならばジグヘッドリグが多用されます。このリグはスイミングを主体としたゲームに適していて、ストラクチャーが無いエリアで使いやすいリグです。

スイミング系ジグヘッドにシャッドテールの組み合わせ

次にテキサスリグですが、根魚釣りには定番のリグですが、ストラクチャーの絡むエリアでの釣りに適しています。また、シンカーが遊動式になっているためにルアーの動きがナチュラルになりバイトを誘発できます。

テキサスリグにカーリーテールの組み合わせ
テキサスリグ

次にヘビキャロですが、正式にはヘビーキャロライナリグと言います。構造的にはテキサスリグと同じなのですが、シンカーの後ろにスイベルが付きそこからリーダー(ハリス)を1m弱ほど取りフックを付けます。

このリグはシンカーを最大限重くすることができ、遠くのエリアや、水深のあるエリア、流れが速い河口のエリアなどで重宝します。

ヘビキャロ

次にダウンショットリグですが、最近ではこのリグを使うフラットフィッシュアングラーが多いようです。

このリグの特徴は、点の釣りができることです。つまりルアーをあまり移動させずに魚を誘うことができます。シンカーを重くすれば遠くのエリアも狙うことができますが、ある程度ボトムとラインに角度が無いと使いにくくなります。

レンジを固定して探れるダウンショットリグ。狭い範囲でシンカーを止めて、シェイキングで誘うような使い方も可能

最後にここ数年じわじわと人気を上げてきた直リグ。このリグの特徴は、スナッグレスに優れルアーの動きが直接ロッドから伝わることです。作り方も簡単で、シンカーさえ重くすれば飛距離も稼げます。着水点からダイレクトにボトムに着くのも特徴です。

ポイントやシチェーションによって、これらのリグを使い分ければさらに楽しく奥の深いフラットフィッシュゲームが楽しめますね。

注目度が上昇中!フックに直接シンカーを固定した直リグ(ジカリグ)。根掛かりしにくく、遠投性にも優れる利点がある
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PROFILE:村岡 博之

石巻を拠点に活動するベテランルアーマン。自称東北の巨匠。シーバスをメインにサクラマスやロック、フラットなど幅広く嗜む。ハンドメイドルアーファクトリーOrynO(オライノ)代表。ピュア・フィッシング・ジャパン、ジャクソン、エクリプスフィールドテスター、リアスアドバイザー、がまかつ他サポートメーカー多数。
ブログはこちら http://oryno.ni-3.net/

 

※取材・テキスト/村岡博之

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