一つテンヤ真鯛入門ガイド3エサ編[活きエビ、冷凍エビの付け方、選び方]
塩釜港の釣り船さざえ堂の磯野康憲船長が、一つテンヤマダイの基本を解説します。
3回目は一つテンヤのエサについて。エサの種類やエサ付け方法などを紹介します。
エサは冷凍エサを使用するのが普通
一つテンヤのエサは本来は活きエビがベストだが、入手が困難なため冷凍エビを使うことが多い。さざえ堂では冷凍サルエビを使用しているが、他のものでも問題ない。冷凍エビの値段の差はサイズのバラツキなどに出ていて、高いものは大きさが揃い、頭も落ちにくい。
生きたザリガニも使えるが、タイなら問題無く食ってくるものの、ゲストのアタリが極端に少なくなる。
エコギアの「アクア スイムシュリンプ」などワーム類は予備エサとして用意しておいて、アタリが止まった時などに試すと良い。エビの方がいい時、両方に食ってくる時もあれば、エビで釣れないのにワームにタイが食う時もある。
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冷凍エサは少しずつ解凍する
冷凍エビは解凍して紫外線に当たって時間が経つと黒っぽくなって劣化してしまう。色が悪くなるだけでなく、身持ちが悪く、頭が取れやすくなっていく(頭の取れたエビはマダイはまず食わない)
冷凍エビは基本的にクーラーに保管し、使うぶんだけ少しずつ解凍しながら使うのが吉。逆に、気温の低い季節はなかなか解凍できないこともあるので、早めに解凍の準備をした方がいいことも。
頭が落ちないようまっすぐにエサ付けする
エサ付けの方法は、エビがまっすぐ付くようにして、孫バリで頭が落ちないように固定する。
水中でナチュラルに見えることが第一。誘い上げの時にエビがスピンしてしまうと、まずマダイは食ってこない(アイナメやフグばかり釣れてしまう時はエサ付けが悪くないかチェック!)
回転するとよくないのはソフトルアーと一緒。ワームをフックにセットする時のように、エビが真っ直ぐになるにはどこにハリを刺せばいいか確認してからフックセットすると良いだろう。
エサ付け手順は先に孫バリを付けても、最後に孫バリを付けてもどちらでもいいが、先に孫バリを刺しておくと、頭がずれにくくなる。
【孫バリを先に付ける方法】