鯰のナイトゲームの基本テクニック!
暑い夏場にかけても楽しいのがナマズのナイトゲーム。夜釣りのポイントと注意点などをナマズハンターの山戸田さんに教えてもらった。
[狙い場所]夜はオープンウォーターにも出る!
夜行性のナマズは夜になると活性が上がり、捕食行動に入る。日中の着き場を基本に、開けた場所にも出て、日中は絶対に出ないような所からもベイト次第でヒットすることも。
ベイトがいることが第一で、流れの穏やかなエリアが一級ポイント!上下流の反転流やストラクチャーによってでできる流れのヨレなどが狙い所になる。基本はシャローエリア。河川なら流れのインサイドにストラクチャー(ヨレ)が絡むエリアを狙う。
ベイトの状況にもよるが、上流から落ちてくるエサを待っていることも多いため、流れ出しの下流、流れ出し直下は実績ポイントになる。
「ナマズのシーズナルパターン」をもとに、ナマズがいる場所の近くを広く探るようにする。
ダウンストリームでゆっくり見せて食わせる
デイゲームの様にタイトにポイントを狙うことができないナイトゲームは、ダウンストリームでのスローリトリーブがオススメ。ライトでポイントを照らすなどは、鯰が散ってしまうので×。
一本でも多くの鯰をキャッチするためには、日中にストラクチャーを把握しておいて出てくる場所を予想しておくのも重要。暗くて細かいポイントが分からなくても、とりあえずスローリトリーブしておけばミスバイトも軽減できる。
ケミホタルとルアーカラーの使い分け
夜釣りではケミホタル類がマスト。ナマズ専用ルアーの「ヒゲダンサー」や「ポンパドールJr.鯰カスタム」はケミホタル25がはまるホルダーを装備しているが、無い場合はケミホルダー類を装着したり、中には輪ゴム等でケミホタルを付ける人もいる。
ケミホタルは視認性に優れるグリーンイエロー系がスタンダード。釣り人がルアーの位置を把握するためには欠かせないが、ナマズはケミホタルの光を嫌うことが多い。デイゲームで高実績なクリアー系カラーはケミホタルの光を通すため夜になるとピタリと釣れなくなることがあるので注意が必要。
ルアーのカラーだが、どこまでナマズがカラーを把握しているかはまだ解明できていない。ただ、月明かり、街灯などによりグロー系カラーがいい時、悪い時に分かれることは分かっている。夜はクリア系は避けて、グロー、非グローを色々試してみるといいだろう。
ヘッドライトとランディングネット
ナイトゲームでは移動時など足元を照らすためのヘッドライトがマスト。ただし、ポイントをライトで照らすと捕食モードになって浮いていたナマズを散らしてしまうことも。うっかり水面に光を向けてしまわぬように気を付けよう。
また、足場の悪い箇所などでは安全に魚を取り込むため、ランディングネットを使用するようにしよう。
※写真提供・解説/山戸田 恵一