釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

岩手山田湾周辺 秋冬シーズン最盛期に陸っぱりロックの祭典

編集部 2021年8月10日 更新

三陸ロックフィッシュイベント終盤戦の恒例となりつつある「ワンモアキャスト」が岩手県の山田周辺エリアで開催された。年々、規模が大きくなり東北最大級になったトーナメントの模様をレポートする。
※2019年12月掲載の記事です。

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根魚ルアーのイベントとしては東北最大級の規模に

東北のロックフィッシュイベントの最後を締めくくる祭典「2019ワンモアキャストin山田」。今年で5回目を迎えた今大会は東北のトップトーナメンターをはじめ、フレッシュアングラーや女性のアングラーを含む170名超が参戦。東北最大級のトーナメントとなった。

エリアは山田湾周辺から事前にピックアップされた漁港(浜川目~大沢、山田港・北浜~境田、織笠、浦の浜、大浦)のみ。アイナメ25cm、ソイ類20cm以上、3匹の総重量で順位が争われた。

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午前6時より受付開始。まだ周辺は真っ暗
 
受付が終了する頃には、うっすらと白めいてきた。スタッフからのレギュレーション説明に聞き入る参加者達
「今大会が開催できるのも、いつも協賛・協力頂いてるスポンサー様、メーカー様やスタッフのみなさん。地元フィッシングチーム、ワンモアスタッフ、そして参加者の皆さんの力で成り立ってる大会です。本当にありがとうございます。今回は5回目を迎えるということで頑張りました。帰着後には恒例のいっぷく弁当はもちろん、山田大沢漁港明神丸の中村さん、釜石堀内水産日出丸の堀内さんから牡蠣とホタテが提供されます。楽しみにしていてください。と今大会主催のフィッシング海王中村代表」
開会式が終わりスタートフィッシング。事前にピックアップされた漁港に分散し熱戦が繰り広げられた
 
 
本部となった山田漁港で。まずは1匹目のキーパーサイズをゲット

ベイトブレス谷野社長が50UPをキャッチ!

大会本部近くの山田港でベイトブレス谷野社長たちを取材していると、ズッシリとしたランカーサイズも姿を見せ現場はプチ盛り上がり。

これはなかなかのサイズ!
ルアーは「ベタンコスリムカーリー3インチ」のモーターオイル/ゴールドカラー

ベイトブレス谷野代表がモーターオイルカラーを解説
通常時はブラウン系だが、日陰や水中ではグリーン系にみえるモーターオイルカラーを紹介。魚がスレてしまった反応が悪い時などにも有効なカラー
今まで静かだった漁港もパタパタと竿曲がりシーンが見受けられるようになった。次の瞬間、ベイトブレス谷野社長のロッドが大きくしなりジジジとドラグがなる。大物の予感
 
なんとか近くまで引き寄せるも、なかなか姿を見せず潜り続ける。ようやく浮かせて無事にネットイン
 
ズッシリ感のある50㎝オーバーをキャッチし満面の笑み。重量は1500g超だった。ヒットルアーは「フィッシュテイルリンガー」で、カラーはウォーターメロン/ホワイトパール

ロックフィッシュ盛期の岩手 ナイスフィッシュが続々!

今シーズンはずっと遅れ気味だったロックフィッシュがようやく盛期に突入。当日はランカーサイズが飛び出すなど白熱したバトルが繰り広げられた。

プリ、アフターが混在するポイントから、いかに正確にキーパーサイズを誘い出しキャッチするか。技量とポイント選定が勝敗を左右する結果となった。

 
競技終了の13時。検量所に続々と釣果が持ち込まれた
5位入賞の小田島良太さん
4位入賞の松田涼さん。トップ3は・・
 
検量に持ち込まれた釣果

上位入賞者に釣った時の状況をインタビュー

 
 
 
記念すべき5回大会。山田・大沢漁港明神丸の中村さん、釜石・堀内水産日出丸の堀内さんから牡蠣とホタテが提供された他、お弁当と豚汁も参加者全員に振舞われた
上位入賞者の皆さん。左から4位の松田涼さん、2位の八木澤廣信さん、優勝の佐藤貴之さん、3位の佐々木俊さん、5位の小田島良太さん

【3位入賞/佐々木俊さん】

「検量はアイナメ2本とクロソイ1本、合計2030gでした。入った場所は織笠のシャロー側に入りました。1時間半ほど粘っていましたが潮止まり。バイトも全くなかったので移動しました。次に入ったのが浦の浜の砂浜に伸びている堤防でした。釣果はポロポロと出てました。石が積んである基礎の切れ目で喰ってきたキッカーのアイナメ。小さいかと思ったけど走ったので、ベールを倒して沖まで走らせて無事キャッチしました。1オンスにロックマックス3インチ・ケルプジャングルチョイスです。その後、さらにキーパーサイズのアイナメをゲット。最後に魚がたまる穴を発見してベッコウ4~5本、クロソイを釣って入れ替えしました。もうソイ天国で10本以上を釣り上げて入れ替えに成功しました。10gの熟成を使用して穴撃ち。全体的にラッキーフィッシュが多くて良かったです」

【2位入賞/八木澤廣信さん】

「アイナメ1本、ソイ2本、合計2080gの検量でした。朝一、クロソイの釣れるポイントを把握してましたので、まずはそのポイントのある織笠でクロソイ3本をリミットメイク。その後、入れ替えをしようと考えましたが、入るポイントの当てがなかったので移動していろいろ回ってました。そんな中、ある港で漁師さんに足元で釣れるよとの助言を受け足元を狙うと50cmアップのアイナメが釣れました。プリスポーンのお腹パンパン、体高もありました。リグはビフテキ7g、エコギアの熟成アクアリングマックス・ホヤイエローが当たって入れ替えに成功しました。10時半頃に時合があった時に、ポンポンと釣れてキープ出来たことが良かったかもしれません」

【優勝/佐藤貴之さん】

アイナメ3本、2440g。「織笠の右の川が絡んでいる場所です。朝一に行ったもののフライトが遅くてポイントに入れず。後撃ちで入ろうと思ってぽろぽろとキロ、600~800g級が釣れ、3本をキープしました。フル遠投で着水点から10m引いたら回収。またフル遠投とピンポイントを狙いました。先行者がズラリといて場荒れしている状況だったので、遠投ポイントに的を絞りました。釣れてきたのはフィーディングのプリの雌のみ、川絡みのブレイク下狙いです。通年のシーズナルパターンを把握していたので、プリの雌を狙うならそこのポイントしかないな、と作戦がマッチしたのが良かったです」

 
 
 
 
 
 
 
表彰式前にはブース出展メーカー各社によるPRタイム。NEWグッズや、オススメロックフィッシュアイテムがズラリと勢ぞろい。また、プロスタッフによるレクチャー等もあり終始和やかムード。参加者の皆さんは真剣に聞き入っていた
恒例のジャンケン大会も大盛り上がり

リザルト

ランク 名前 重量(g)
1 佐藤 貴之 2440
2 八木澤 廣信 2080
3 佐々木 俊 2030
4 松田 りょう 1850
5 小田島 良太 1830
6 佐藤 綾 1760
7 熊谷 真 1720
8 千葉 達也 1660
9 中村 渡 1630
10 谷野 公一 1580
11 大泉 純輝 1480
11 千葉 正樹 1480
13 渡辺 健 1420
14 真木 亮裕 1410
15 成田 昌克 1360
16 谷野 雅人 1350
17 伊藤 りゅういち 1280
18 星野 恭佑 1250
19 森本 正善 1140
20 倉本 和博 1120
21 川村 倫弘 1090
22 岡崎 勉 1070
23 高橋 かつなり 1000
24 洞口 滉太郎 970
25 岩崎 950
26 大久保 勇太 940
27 川村 幸紀 930
27 洞口 稔智 930
29 小野寺 良太 920
30 志賀 康英 900
31 山口 亜弥子 890
32 川島浩平 820
33 細川 りく 800
34 かむ まさや 780
35 鹿野 栄健 730
36 前川 康樹 720
37 小野寺 和美 710
38 高橋 拓也 680
39 山口 恵 580
40 鈴木 隆之介 560
41 鈴木 けんたろう 550
42 伊藤 彩加 510
43 谷藤 圭太 500
44 田畑 優 460
45 高橋 知秀 450
46 小林 知寛 420
46 早坂 健 420
48 小山 彬帆 400
49 佐藤 直輝 390
50 尾形 一成 370
50 鈴木 秀峰 370
52 今野 勝和 340
53 武藤 大虎 320
54 榊原 航 300
54 太田 武蔵 300
56 菊池 勇貴 240
56 松ざわ たかひろ 240
58 髙橋 雄介 190

※敬称略

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※取材協力/ベイトブレス、フィッシング海王

 

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