庄内春マダイシーズン直前!鯛ラバ×イカベイトを解説
山形沖は春のルアーマダイシーズン直前。TEAM MARVELの縮彰さんらが昨年から実績を上げているフラッシング鯛ラバ×イカ型ワームパターンを紹介します。ついでに山形春マダイの定番テクニックも再確認しておきましょう。
万能に使えるイカベイトパターン
例年3~4月にかけては山形沖のルアーマダイがのっこみ前の盛期を迎え、数、型ともに安定した釣果に期待できる。春の庄内マダイといえば、タングステン素材などのシルエットが小さめのメタルジグが定番になっているが、鯛ラバの実績も高く、タイミングによっては鯛ラバの方が良い釣果に恵まれることもある。
こちらで紹介するのは、鯛ラバのフックにイカ型ベイトを装着するテクニック。マダイが好んで捕食しているイカ、タコ類に近いシルエットを演出するとともに、バイトマーカーとなってフッキング率の向上にもつながるメリットがある。また、底生性のナマコ類や甲殻類などのボリューム感にも近いため、幅広いレンジ、ベイトのパターンで威力を発揮できる。
縮さんらはフラッシング鯛ラバに以前からタコベイト類を使用していたが、2019年の夏からイカ型ワーム「Flash-J Squid 3.5″ SW」をテスト。2018年秋の実釣で好釣果を上げている。
ワーム素材の「フラッシュJスクイッド」はソフトマテリアルのため動きがよく、ナチュラルな誘いは食いの渋い時などにも有効。リアルな目玉がバイトマーカーになって、しっかり口の中にフックが掛かり、フッキング率も安定する傾向がある。
フラッシング鯛ラバ用に開発されたイカ型ソフトベイト。ソフトマテリアルの効果でアピール性、食わせ性ともに優れる
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春に効果的なフラッシング鯛ラバのセッティングと使い方
フラッシング鯛ラバの場合、スカートの代わりをフラッシュJスクイッドが務めるイメージ。FJスクイッドをアシストラインの部分に通し、フックにフラッシュJのワームをちょん掛けにするスタイルが基本になる。
FJスクイッドと組み合わせるワームはタイラバ専用設計の「フラッシュJカーリー2″SW」がスタンダード。深場やローライト時に効くルミノーバシリーズもあり、小魚ベイトパターンだけでなく高い実釣力を誇る。
アミ類などマイクロベイトパターンに効果的なのが「リングフラッシャー 2″SW」。春はイサダ類が沸くこともあり、こちらも用意しておくと良いだろう。
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フラッシュJスクイッドを使用した鯛ラバのセッティングは、デッドスローで巻けばピロピロとした微波動で誘い、速めに巻けばボリュームあるボディの水押しがアピールになる。トレーラーのワームやヘッドのタイプに合わせ色々と対応。イカの目玉がバイトメーカーになるため、マダイが食ってきたときは、フラッシュJスクイッドに歯型がついているケースが多い。
※2019年2月発売
フラッシュJスクイッドのタイラバへのセット方法
フラッシュJスクイッドはそのままフックに付けるとズレやすいので、パーツを併用して固定するのがおすすめ。縮さんに「タコフレアL」(セブンスライド)と6mmのビーズを使う方法を教えてもらった。
タコフレアL(セブンスライド)
6mmビーズ
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他に「紅牙タコマラカスベイト」(ダイワ)対応の「紅牙 ラトルマジック 接続パーツ」(ダイワ)を使う方法も。スタイルに合わせて使いやすい方法でOK
春はジグ×フラッシュJちょん掛けスタイルも高実績
春の庄内沖ではタングステン製の省シルエットジグなど、メタルジグ類が圧倒的に釣れるケースも多い。過去の釣行記でも紹介してきたテクニックで、タイ用のメタルジグのフックにフラッシュJのワームをチョン掛けするのもかなり有効。特に小魚系のベイト、シラスベイト、小エビ・アミ類など、小さめのエサを偏食している時に効くことが多いので、こちらも忘れずチェックしておいていただきたい。
ヤリイカ絶好調の今季 当たりパターンはどうなる?
2019年の山形沖はヤリイカが絶好調。今季は例年の同時期に比べて天候が安定していて、出船機会も多めになっている。マダイのポイントでもヤリイカが釣れている状況だが、マダイがのっこんで来ればヤリイカは他へ移動する可能性が高い。
春のマダイのベイトはイワシ、アジ、アミ類などいろいろ。例年、この時季は青物の方が活性が高いことも多く、青物に先に食われてしまわないようデッドスローで誘うようなテクニックが必要なことも。ベイト、状況などに応じたテクニックが釣果に直結してくるのも、マダイゲームの大きな魅力だ。
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山形のオフショアチームTEAM MARVELリーダー。現在のように東北にオフショアゲームが広まる以前から、酒田沖や相馬沖をはじめとして、太平洋、日本海(たまに南太平洋)の各地に釣行している。淡水のルアーも大好き
※写真・解説/縮 彰(TEAM MARVEL)
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