釣行記

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宮城復興防波堤巡り ~奥松島編~

編集部 2020年10月30日 更新

投げカレイやロックフィッシュ、フラットフィッシュでも有名な奥松島エリア。震災前は釣り人や海水浴客らで賑わっていた人気の観光地も、現在は被災地を巡る観光バスが多数見られる状況になっている。

野蒜海岸から松ヶ島橋を渡って宮戸島に入ると至るところで復旧工事が行われており、取材時も室浜は工事関係車両以外は立ち入りを制限されていた。一方、お隣の大浜漁港は釣り人の姿もあって、工事の行われない日曜日などは足場の完成した部分であれば釣り人の姿も増えてきている。復旧作業や住人の邪魔にならないよう、安全第一で楽しみたい。

南三陸町(志津川)の漁港

石巻市十三浜周辺の漁港

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野蒜海岸から奥松島

里浜漁港

宮戸島に入ってすぐの、奥松島縄文村の奥に位置する船溜まり。全体に水深は浅めだが、岸壁の周りに藻が多く、ちょい投げのハゼ、カレイやアイナメ、ソイの根魚、タナゴ。ナイトゲームのソイング、メバリングも楽しめる。

港に入ってすぐの小堤防は地盤沈下で浸水している
かさ上げされた岸壁
船溜まりの様子
最奥の堤防
堤防の外側は藻場。水深が浅いが、メバルや小魚が着きやすい環境

身近な釣り場はこちら

大浜漁港

港の入口がちょっと分かりにくいものの、岸壁、防波堤は健在で、投げ釣りのカレイ、アイナメなどは安定した実績を誇る。岸壁は凹凸があるため注意が必要。取材時は港に出入りできる状況だったが、今後、復旧工事が入る可能性がある。

隣接する大浜海岸の砂浜。投げ釣りのカレイのほか、フラットフィッシュも多いポイント
港内はチカやメバル、ハゼなどがターゲット。のっこみ期にはアイナメも狙える
赤灯台のある堤防
堤防から港内側。投げ釣りを楽しめるほか、季節により足下でアジやチカが釣れる
赤灯台先端は投げ釣りのポイント。遠投で沖の根やカケアガリを狙う
港内は微妙な凹凸があるので、車で走る時は注意

身近な釣り場はこちら

潜ヶ浦

室浜の奥にある突き当りの入り江。船溜まりになっているので、作業の邪魔にならないよう注意する必要がある。全体に水深が浅いものの、船の間から探り釣り、ちょい投げが楽しめる。

船溜まりの様子

月浜

月浜地区は完全に整地され、月浜海水浴場の駐車場は仮設住宅になった。海岸は去年より海水浴場が限定オープン。夏場の日中は海水浴客がいるため釣りにならないが、投げ釣りでカレイなどの実績があるポイント。

サーフからの投げ釣りでカレイを狙える
夏場は海水浴場がオープンする
建物が撤去され、区画整理中の月浜地区
取材時は防波堤はかさ上げ工事のため立ち入ることができなかったが、復旧作業は半ば以上進んでおり、春以降は釣りをできるようになっている可能性がある

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