宮城復興防波堤巡り ~奥松島編~
投げカレイやロックフィッシュ、フラットフィッシュでも有名な奥松島エリア。震災前は釣り人や海水浴客らで賑わっていた人気の観光地も、現在は被災地を巡る観光バスが多数見られる状況になっている。
野蒜海岸から松ヶ島橋を渡って宮戸島に入ると至るところで復旧工事が行われており、取材時も室浜は工事関係車両以外は立ち入りを制限されていた。一方、お隣の大浜漁港は釣り人の姿もあって、工事の行われない日曜日などは足場の完成した部分であれば釣り人の姿も増えてきている。復旧作業や住人の邪魔にならないよう、安全第一で楽しみたい。
里浜漁港
宮戸島に入ってすぐの、奥松島縄文村の奥に位置する船溜まり。全体に水深は浅めだが、岸壁の周りに藻が多く、ちょい投げのハゼ、カレイやアイナメ、ソイの根魚、タナゴ。ナイトゲームのソイング、メバリングも楽しめる。
大浜漁港
港の入口がちょっと分かりにくいものの、岸壁、防波堤は健在で、投げ釣りのカレイ、アイナメなどは安定した実績を誇る。岸壁は凹凸があるため注意が必要。取材時は港に出入りできる状況だったが、今後、復旧工事が入る可能性がある。
潜ヶ浦
室浜の奥にある突き当りの入り江。船溜まりになっているので、作業の邪魔にならないよう注意する必要がある。全体に水深が浅いものの、船の間から探り釣り、ちょい投げが楽しめる。
月浜
月浜地区は完全に整地され、月浜海水浴場の駐車場は仮設住宅になった。海岸は去年より海水浴場が限定オープン。夏場の日中は海水浴客がいるため釣りにならないが、投げ釣りでカレイなどの実績があるポイント。
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