釣行記

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サクラマス用スプーンのタイプと使い方

村岡 博之 2020年11月1日 更新

東北の巨匠こと村岡博之さんが東北のルアーゲームを解説していく連載企画です。

北上川水系のサクラマスゲームでは例年、シーズン序盤にはスプーンが大活躍する。河川のサクラマス狙いに使用するスプーンの種類と使い方を解説してもらった。

村岡博之さんの過去の連載記事はこちら

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サクラマス用ルアーの選び方

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サクラマスに使われる代表的スプーン3種

ちょっと遅れているような感がある北上川水系のサクラマスですが、他の河川もあまり良い話は聞こえてきませんね?まぁ、これから良くなることを祈りましょう。

そこで今回は、今更ながらスプーンについてお話しましょう。大きく分けてスプーンはウイローリーフ(柳の葉型)、ティアドロップ(水滴型)、エッグシェル(卵型)の3種類に分けられます。他には異形のトビーなどのフィン?の付いたものや、ハスルアーなどのへの字型をしたものがありますが、サクラマスで使われるスプーンはほぼ定番の3種類だと思ってよいでしょう。

追波川のような流れの緩い大河川ではウイローリーフを使うアングラーが多いですね?このタイプのルアーは強い流れだと浮かされることが多く、速い流れでは使いにくいかもしれません。ただし表層を狙うシーズンであれば十分釣果は期待できます。

オールラウンダーなのがティアドロップです。名作スプーンと呼ばれるルアーにはこのタイプが多く、好んで使うアングラーも多くアイテムも豊富です。流れの中でもレンジをキープしやすく、フォールや泳ぎも派手でいかにも釣れそうです。

最後にエッグシェルですが、最近ではあまり見なくなりました。名作のジョンソン・スプライトのような大きめのアイテムが少ないのもその理由ですが、他のスプーンと比べその形状からキャスト時に失速してしまうことがあるからでしょう。

上からウイローリーフ、ティアドロップ、エッグシェル、異形

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アクションは不要!流れのスピードに合わせる

次にスプーンの使い方ですが、基本的には流れの中ではほぼアクションを入れることはありません。となると、流し方やリトリーブがキモとなるわけです。

周りのアングラーの数にもよりますが、基本はアップクロスでキャストして、リトリーブして最終的にはダウンクロスで回収する感じです。アップクロスでのキャストは上流のアングラーや流れの速さで変わります。流れが弱ければそれほど上流にキャストする必要はありません。その辺は図を参照してください。

今週あたりからお祭りが始まりそうな予感です。堰が閉まった追波川は今朝もものスゴイ人出でしたね。

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PROFILE:村岡 博之

石巻を拠点に活動するベテランルアーマン。自称東北の巨匠。シーバスをメインにサクラマスやロック、フラットなど幅広く嗜む。ハンドメイドルアーファクトリーOrynO(オライノ)代表。ピュア・フィッシング・ジャパン、ジャクソン、エクリプスフィールドテスター、リアスアドバイザー、がまかつ他サポートメーカー多数。
ブログはこちら http://oryno.ni-3.net/

 

※取材・テキスト/村岡博之

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