釣行記

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岩手沿岸メバリング人気定着!

八重樫 敬太 2020年11月19日 更新

仕事終わりの短時間でも楽しめる、根魚のナイトゲーム。岩手沿岸はクロソイが圧倒的に多く、メバルは釣れる場所が限定されていたが、昨年あたりからメバルの魚影が一気に濃くなり、メバル中心でも楽しめるようになっている。そんな釜石市近郊のメバリング事情を八重樫敬太さんにレポートしてもらいました。

岩手沿岸にメバル増殖中!?

今年の岩手沿岸はメバルが多く、アイナメなどのロックフィッシュが少ない8~9月の時期でも楽しませてくれています。

釣り方もそれほど難しくなく、ライトタックル、ライトリグで狙え、仕事終わりなどの短時間釣行でも数釣りが可能。サイズも12~18cmくらいと徐々に大きくなってきており、引きもまた魅力的です。

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魚種別攻略法・メバリング

以前の釜石、大船渡エリアではメバルを狙える漁港はごく一部だったが、今はほぼすべての漁港にメバルが定着しているので、仕事帰りなどにふらっと立ち寄るのもあり

ストラクチャー周りを狙い撃ち

どの漁港にでもそれなりの数がいるので、サイズ及び数を効率よく狙うには常夜灯の切れ目の明暗部、消波ブロックのキワなどのストラクチャー周りを狙います。

漁港のストラクチャー周りを撃っていく。常夜灯の明暗の境目などもポイント

テトラポッドのキワでカウント1~2くらい取り、スローリトリーブで巻くと、活性の高い魚であれば食ってきます。バイトは明確にカツっとくる物、重みが乗って巻きに付いてくるものとがあります。

ライトアクションのロットであればバイトを弾くことも無いので乗せられますが、クロソイなどのMLクラスのロッドであれば重みが乗るバイトを拾っていったほうがいいと思います。

ジグヘッドは軽いほうが違和感なくナチュラルにアピールできるのですが、自分は1.5~2g程度で、広範囲に探ります。

ワームは「スクリューテールグラブ1.5インチ」の1択。

スクリューテールグラブ1.5インチ」(スミス) メバル用ワームのパイオニア。カラーも多様にあり、街灯の明るさに合わせてカラーをチェンジすると◎
 
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レンジを攻略しながらポイントを攻める

一通り撃ってバイトが少なくなってきたら、一段下をまた攻めます。カウントを4~5くらい、もしくはボトム付近まで下ろしてスローリトリーブ。

エリアのトラウトフィッシングと似てますね。

ボトムに近い方がサイズも良く、またうれしい外道のクロソイもバイトしてきます。

サイズは選べませんが、バイトの質が明らかに違うので、バイトの瞬間にわかります。

船揚げ場のスロープ周りも魚の付き場では一級ポイントです。

スロープの縁も船を上げるための段差も、スローに誘うと素直に反応してくれます。

底に擦り過ぎないようにたまにリフトしてあげると良いでしょう。

仕事終わりの1時間ちょっとの間にメバルが10数匹、クロソイ4匹と短時間で楽しめました。

まだまだ楽しめるメバルゲーム。ちょっとした時間の合間に楽しんでみてはどうでしょうか?

[使用タックル]
ロッド:DB-JY78 DANCING BREAM 柔(スミス)
リール:2500番
ライン:PE0.6号 リーダー8Lb
ジグヘッド:1.5~2g
ワーム:スクリューテールグラブ(スミス)

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PROFILE:八重樫敬太

好きな釣りはロックフィッシュ、トラウトフィッシング。THR、チームわこう所属。岩手沿岸で「わこうカップ」を定期的に開催するなど、アングラー同士の交流・マナー向上にも尽力している。岩手県釜石市在住。スミスフィールドテスター

 

※取材・テキスト/八重樫敬太
※取材協力/釣具オヤマ(岩手県釜石市)

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