釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

夏の田代島散策

塩津 紀彦 2020年12月28日 更新

最近すっかり夏らしい日が続くようになってきましたね(汗)。

水温が上昇しきらなかったのと、底水と表層の水温が全く違ったために不安定な水温状況になってしまい、釣果にムラが多かった今年の三陸界隈。ようやくここにきて水温も安定してきたのか、遅らばせながらロックフィッシュが好調になってまいりました♪

季節はすっかり夏ですが、場所によっては3週間くらい遅れた水温になっているので、まさに今が初夏ロックハイシーズンのエリアもあります。

さて、今回はそんな状況の中、田代島にバークレイロックフィッシュオープンの下見を兼ねて行ってまいりましたのでレポートします♪

今回お世話になる「はま屋」さんには鮎川港へ迎えにきてもらい、ちょっと寄り道で金華山へボートロックしに移動♪

当日もまだ水温は17℃です…

金華山も7月は水温が激動し、2週間前には驚きの水温10℃という日もあったくらい。今年は魚達もシャローへ入ったりディープへ落ちたりとてんやわんやな状況でした。

さて、今回はどうなっているんでしょうかね?

ガルプ!イール10インチが炸裂!40~47cmと型揃いが短時間で10匹以上釣れました(喜)

シャローから一段落ちたエリアに魚達がたまっているようです。ディープへ落ちていた魚が水温上昇でシャローへ上がる兆しありですかね♪

金華山でベッコウ祭りを堪能し、網地島でちょっとだけワラサやヒラマサに遊んでもらってから目的地の田代島へ到着。

お世話になった、毎度おなじみ田代島の民宿「はま屋」さん
http://plaza.rakuten.co.jp/tashirohamaya/
さすがニャンコの島!

あちこちからニャンコ達がお出迎えです♪

そして夕食まで時間がちょっとあったので、戸澤さんと二人でメバリングをしに堤防へ。が、これが意外と激渋モード…(汗)。チビが少し釣れただけであとはウンともスンとも(涙)

しかし、日が沈むと表層に何やら不穏な気配!あれやこれやと攻めてみると、なんと宮城では珍しいサイズのなかなかのアジさんゲット!

尺にはとどきませんでしたが、なかなかのアジです♪

さて、そんなこんなと、いろいろサラッとやった初日は終了です。

翌日に備えて早く寝る、…訳もなくはまさんを含め皆で夜中までワイワイやってしまいました…。

[PR]

2日目 田代島散策のついでにポイントもチェック!

超のんびり起床して朝食もしっかり摂り、モーニングコーヒーまでご馳走になって、もたもたと磯へ出撃(笑)

今回のミッションは大会会場となる田代島の下見ですので、島内をくまなく見て回ります。道や磯へのルートに破損箇所などは無いものの、人がしばらく訪れていないため、だいぶ草木が伸び放題…。歩くのが大変ですね…。

とりあえず三ツ石崎付近をグルッと見て回り、せっかく降りたので、ちょいとロッドを振ってみることに。

田代島と言えば三ツ石崎というくらいのメジャーポイント。シーバスの魚影もピカイチです♪

ちょこちょこ攻めるも、チビが2~3回反応しただけで
「こりゃダメかな~」
って思っていると、ピュアフィッシングのタチハラさんのロッドが綺麗に曲がっております!

40半ばに差し掛かるくらいの良型ベッコウです

そして魚も確認出来たので移動。今度は大会でも沢山の選手の方が訪れる「学校の浜」へ。

地盤沈下の影響で、足場になっていたエリアに立てない場所も多々見られます

とりあえず行ける所まで行ってみて、浜の様子をチェックします。だいぶ地盤沈下の影響はあるようで、足場は以前の半分といったところでしょうかね…。

そして帰りがてらちょこちょこロッドを出すと、チビアイナメがぽんぽんとヒット♪魚達も元気にやっているようで何よりです(喜)

すると隣の岬でロッドを振っていた戸澤さんのロッドが大きく曲がっています!

ナイスサイズのアイナメです

なんか取り残されちゃった感がプンプンします…。私も「一発くらいイイヤツこないかなぁ~」っと探っていると。
「ごん!」
と、重量級のバイト♪
フッキングもキマりファイトです。足元まで寄せて魚を確認すると40後半くらいのベッコウちゃん!
「よし!」
と思った瞬間に口が切れてサヨウナラ~。

「まぁそんな日もありますよ」
って気を取り直して、いま掛けた場所のちょい横にキャスト。するとまたも 「ごん!」
今度はしっかり喰わせてからの~フッキング!

ヘビー級のビックアイナメです♪

一気に勝負を決めてぶっこ抜きランディング。いい魚が出ました。田代島の磯も完全復活ですね(喜)

さて、他もチェックしなきゃいけないのですぐにまた移動します。次は大会会場に最寄りの「仁斗田裏」

だいぶ地盤沈下して歩ける場所が少ないです…。ここでは謎の全員ノーバイト(苦笑) </div

最後は仁斗田の港をチェックします。港の中は地盤沈下で水を被る箇所が見受けられますが、かさ上げ工事が急ピッチで進んでいる様子です。

とりあえずかさ上げされたエリアで最後にロッドを振ってみます。すると意外にも1投目からヒット♪

大会ならキーパーですね(笑)

そしてその後もサイズアップ!

ナイスキーパー(笑)

戸澤さんもぱたぱたと釣っております。

意外と港は穴場か?

更にサイズアップして今度はキッカーサイズ♪

堤防でこれはなかなかの良型ですぞ!

さて、そんなこんなで今回の釣行は終了でございます。大会に参加される皆様、田代島の魚達は元気でしたよ!

ただし、全体的に地盤沈下の影響で足場が無くなっていたり、波を被りやすくなっているエリアも実際には多々ありますので、くれぐれも無理はなさらないよう安全第一でお願いします。

ロックフィッシュはもちろん、フラットフィッシュやシーバス、アジ、メバルと様々なターゲットが楽しませてくれる今が田代島への行き時かもしれませんので、是非足を運んでみて下さい♪

【今回の使用タックル】
■ロッド:アブガルシア NRS-722EXH MGS
■リール:アブガルシア Revo
■ライン:サンライン FCスナイパー16Lb
■フック:がまかつ ワーム316 3/0
■ワーム:バークレイ ガルプ!イール10インチ、バークレイ ガルプ!パルスクロー
PROFILE:塩津 紀彦

磯ロックがブームになる以前から牡鹿の磯に通い、50UPベッコウ&アイナメを狙っていたロックフィッシュハンター。険しい、キツイ、危険の3Kを乗り越えながら、数々のモンスターを仕留めてきた。茨城県在住。チーム・ハンター所属。ピュア・フィッシング・ジャパン、サンライン、パズデザイン、がまかつフィールドテスター
※ハンターブログ http://yaplog.jp/jgfahunter/

 

◆記事に書けない裏話や質問への回答は無料メルマガ(毎月25日発行)で配信中!

※取材・テキスト/塩津紀彦

YouTubeチャンネル登録もお願いします!

?