釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

防波堤根魚シーズン!アイナメ、ソイ好釣 釜石レポート・後編

編集部 2020年12月9日 更新

第4回陸っぱりロックin釜石」後半は釜石・大槌地域産業育成センターで行った表彰式の模様をリポート。入賞者インタビューから釣った時の状況とメーカーブースの様子をご紹介!

【前編はこちら】

大会当日は絶好の釣り日和
検量、集計の間、各ブースは盛況となった

釜石ロックフィッシュ2016表彰式の模様

釜石根魚大会
釜石根魚大会
釜石根魚大会
釜石根魚大会
釜石根魚大会
お待ちかねの表彰スタート。優勝者には副賞としてバレーヒル社よりロックフィッシュロッド「サイファリストHRX」が贈られた
釜石根魚大会
表彰台の3名には後日、弊社よりクリスタルをお贈りします!

大会リザルトはこちら

 
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釣った時の状況は?入賞者インタビュー(聞き手:千葉正博さん)

5位:藤原久志さん

―釣った場所は?
「ここ(平田)のすぐ隣、釜石の埠頭の手前の漁港です。ブロックの入ったシャローエリアでした」
―釣ったのはどんな魚?
「35~36cm(700gくらい)のソイ2本に400gくらいのアイナメ1本でした。朝イチにソイが釣れるのは分かっていたので、ソイ狙いでいきました」
―使ったリグは?
「クロソイは5gのテキサスリグで。ワームはゲーリーの4インチグラブです。カラーは定番のピンクですね。アイナメは11~17gのテキサスで、徐々にウエイトを上げてブレイクを手返し良く探り数は結構出たのですが、サイズは上がりませんでした」

4位:杉本啓さん

―どこで釣りましたか?
「場所は浪板と嬉石漁港です。朝イチ浪板に行き、最後に嬉石に寄りました」
―釣った魚はアイナメですか?
「アイナメ2匹とソイ1匹です。ソイは最後に寄った嬉石で穴に落としたら食ってきました。アイナメは1匹が浪板で、1匹は穴釣りでした」
―どんなリグで釣りましたか?
「1オンスのテキサスリグです。ワームはTTシャッドの海王カラー。穴釣りはいったん一番深いところまで落として、そこから誘うような感じでした」

3位:松田 涼さん

―2位と50g差のトータル2,330gでした。
「40クラスのアイナメ2本に、30ちょいのが1本でした。三陸町の越喜来港と小石浜漁港で釣りました。朝のうちはキーパーかノンキーくらいのソイがちょこちょこ釣れたんですけど、明るくなってからはアイナメだけになりました」
―釣り方を教えてください。
「今日は3/8オンスのジグヘッドリグでずっと通しました。ラインはフロロの10ポンド。遠投はしないで手前の根だけをずっと探りました」
―どんなワームを使いましたか?
「グラスミノーのMとファットクローを使いました。カラーはグラスミノーがイワシカラー、ファットクローがウォーターメロンです」
―ベイトを意識したセレクト?
「そうです。ベイトがちらほらみえていたので、そんな感じのカラーで狙っていました」

2位:倉本 和博さん

―釣った場所は?
「場所は大槌町の浪板漁港と、大槌の漁港を転々と歩きましたが、ほとんど浪板で釣りました。スタート順が遅かったので誰かいたら諦めようと思ったのですが、誰もいなかったのでよかったです」
―釣り方は?
「フルキャストで沖の沈みテトラの手前あたりを狙って、1,450gのアイナメを釣り、他に500gと300gくらいを揃えました」
―タックルは?
「遠投するためスピニングタックルに、ラインは0.8号PE。テキサスリグで、ワームはベタンコカーリー2インチです。
―ルアーは遠投性重視で?
「そうです。ベタンコカーリーの2インチだけを、カラーローテーションして使いました。イワシがすごく一杯いて、キラキラがすごかったので、ラメの入ったカラーがよかったように感じます」
「浪板で3匹出て、他に小さいマゾイも2匹釣りました。一緒に行った人もでかいのを掛けたんですが、それは根に入られて切られてしまいました」

優勝:中嶋 將太さん

―釣った場所は?
「崎浜漁港の自分の家の船(喜多丸)がとまっているあたりです。最初は崎浜より先の小壁漁港に行って、クロソイも視野に入れつつアイナメを狙っていたんですが、同行した人がクロソイを釣って、自分は出遅れた感じでした。そこでどうしようかな?と少し考えましたが、その後、キーパーのアイナメ3本、40くらいを2本と25くらいのを釣りました。あと、完全にキロアップがあるクオリティフィッシュがヒットしたのですが、ラインブレイクしてしまいました」
―使ったルアーは?
「ビビットテールの3インチです。遠投性重視とベイトを意識して選びました。シンカーは1.5オンス。PE0.6号の細いラインで遠投して狙いました」
―もう1本1kg級を釣っていますが?
「その後、反応も少なくなってきたので崎浜に戻り、西側のテトラ帯に入りました。シャローなんですが、居着きの魚を狙いました」
―スポーニングの魚は入ってませんか?
「まだスポーニングの魚は入っていないようでした。そこでベイトタックルに持ち替え、偏光をかけて、水深1mちょっとのところで見えている海藻をハイシーズンの狙い方で攻めました」

レディース賞:紺野来夏さん

―最大は620g。クロソイでは2番目の大きさです。
「大船渡の碁石漁港で釣りました。3匹ともクロソイだけの釣果です。お父さんと一緒に行って釣りました。ほぼ毎週釣りに行っています」

大物賞:今野勝和さん

―アイナメ1670gです。あと2本釣れば上位入賞できましたが?
「朝の早いうちにクロソイがポンポンと釣れる時間帯に、ひたすら大きいのを狙っていて釣れました。場所は海王さんの前の両石の防波堤です」
―平らな場所のようですが?
「防波堤先端からやや内側で釣りました。3~5m先くらいにちょっとしたブレイクがあって、結構根掛かりするんですけど、沖目にキャストして、そのブレイク周辺を探るような感じで狙っていました」
―タックルは?
「(クロソイ狙いで)ライン8Lb、シンカー8gのテキサスリグです。小さいフックだったんですけど、ラッキーフィッシュでした!」

メーカーブースのイチ推し商品を紹介!

[アピア]

「つい先日、ロックフィッシュ専用ロッド『ブルートHR』が出ました。スピニング2本、ベイト1本です。スピニングの77MXは漁港でライトテキサスやジグヘッドなどを広く使えるモデルです。90MHは遠投系のロッドですが、イメージ的にはいつも使っているリグで77の届かないところを撃っていく感じ。ベイトの88Hは磯でも、漁港でも使える仕様。張りはあるものの硬すぎず、結構根本から曲がる調子なので釣りやすく、軽快に操作できると思います。このほか、シーバスロッド『フージンR』にボートシーバス用が3本出ます」

[ゲーリーインターナショナル]

「ブースでゲーリーヤマモトのワーム、フック、シンカーを無料で配布しています。ロックフィッシュに効くワームも色々あるので気軽に質問してください」

[オーシャンルーラー]

「イチオシは『インターシンカー』です。東北のロックフィッシュ向けに1オンスからラインナップしています。徳用パックはかなりお得になっていて、消耗品なのでおすすめです。また、『エクストラホールド』はロングクランクにツメが出ているフックでワームがズレにくいのが特長です。『ランガンライブウェル』が新しくなって登場しました。ライトゲームや大型ロックフィッシュもスカリからバッカンへ移す時などに便利です」

[マグバイト]

「マグバイトといえばいま人気沸騰中の『バサロ』。ヘッドにオフセットフックとピンテールがついていて、スイミングからボトム攻略もいけるルアーです。フック交換しやすく、大小のフックに対応します。ラメをプラスした艶バサロや、バサロHDは80gまでのウエイトがありボートの釣りなどで使うことができます。また、新登場の『バイキージグヘッド』は、ワームずれにくいスプリングつきのジグヘッドです」

[ベイトブレス]

「当ブースではソルト用、バス用ワーム各種を展示しています。シャローで石があって、テキサスリグでもボトムを取ると根掛かりするようなところで使えるのが『チェリースピン』と『湾ベイト』。ただ巻きで釣れるというスグレモノです。『TTシャッド』に小型サイズの2.8インチが発売されましたが、新たに5色追加予定なので要チェックです。また、同じく『TTシャッド』に2.4インチが出ます。発売時期は未定ですが、2.8インチよりさらに小さくなって、ショートバイトが取れるサイズになっています」

[アクティブ]

「アクティブというとシンカーのイメージが強いですが、トーナメンターアイテムも充実しています。その一つが入替用天秤の『どっちどっち』。メバルとかサイズが同じくらいの魚の比較が分かりやすくて、1gまで比べられます。『ダイレクトスティック』はステンレスを使ってシンカーを止めるリグアイテム。ヘビキャロ用のスナップなどもあるのでチェックしてみてください」

[バレーヒル]

森本正善さん「初夏に発売された『フラットセイバー』。シリーズの中でも98ML、99MM、106Mの3機種はロックフィッシュにも問題なく使用出来ます。フラットフィッシュ用ロッドという、ティップ~ベリーまで均一に曲がるこのロッドは、漁港などのプレッシャーの高いプアな魚のショートバイトもしっかりと喰い込ませられることができ、かつアイナメの首振りファイトをしっかりと吸収してくれるのでバラシ軽減にも繋がります。また、最近東北で主流となりつつある遠投の釣りにも最適で、ヘビーウェイトをしっかりとロッドに乗せてキャストすることが可能です。私のメインは99MMと106Mです。2つの使い分けはトーナメントでのロッドレングス制限で使い分けています。98MLは前者の2つよりシャキッとしていて、よりライトなリグにも対応出来ます。足元まで激しい根が続くような磯場ではキツイとは思いますが、比較的ストラクチャーの少ない漁港では大きな武器になりますので是非使ってみて下さい」

千葉正博さん「好評のロックフィッシュ用ロッド『サイファリストHRX』シリーズですが、今回は来年6月頃に発売予定のニューモデルをご紹介します。1本目が910、スピニングのヘビーロッドです。今までのサイファリストとちょっと違って、ティップをあまり入れないようなテーパーになります。バットパワーがものすごく、完全に遠投用の1本。なのですが、先ほどの森本くんと同様、プレッシャーの高いプアな魚とるためにティップだけの入りではなくベリーまでの入りにして、フラットセイバーに似たようなテーパーにしました。発売時にはウエイトを入れてヘビーシンカーでもキャストしやすいようなロッドバランスになります。パワーオーシャンカップのレギュレーション内におさまるモデルです」
「もう1本が、88Mというスピニングロッド。現行モデルに83MHがありますが、軽めのジグヘッドを遠投したりスイミングしたいという時のために作っています。現在プロトモデルで調整中ですが、5gくらいのジグヘッドを軽くキャストできたらと考えています。最後が短めスピニングの77MHです。今まで78Mというのがありましたが、1オンスシンカーを背負ってもシャキっとするような強さを持たせました。防波堤でショートディスタンスで手返しよく釣りたい時などに、こういったロッドも有用ですよ!」

[エコギア]

「発売されたばかりの『ノリーズ・ロックフィッシュボトムパワーオーシャン』を紹介します。私(久保修一さん)のお気に入りが711LS。これはかなり軟らかめのセッティングなのですが、バットしっかりしており、それでいて程よく曲がる、流れがある中でのクロソイ狙いなどにいいロッドです。続いて、佐々木俊王子監修86ZXH。2オンス程度のシンカーでも、根の上でスタックさせず外すことができます。今までノリーズで一番長いレングスで、掛けて早めに浮かせることができる、きつい根に対応したロッドです。自重が230gあるのですがが、バランサー入っていて長時間持っていても疲れにくいようになっています。78MHは堤防ゲーム、ライトテキサスなどでほどよい軟らかさ。バイトも弾きにくく使いやすい1本です」

表彰後は抽選会とジャンケン大会で盛り上がった

多くのご協賛により、全員に当たる抽選会とジャンケン大会を実施。ジャンケン大会は恒例の飛び入り参戦もあり、熱い豪華賞品争奪戦が繰り広げられた。

【ご協賛、ご後援】
バレーヒル、ベイトブレス、ティクト、がまかつ、サンライン、モーリス、邪道、フィッシュアロー、ジャッカル、ハヤブサ、ささめ針、ヤマリア、ピュアフィッシングジャパン、オーシャンルーラー、シマノ、ウエルエフ、ザップ、リトルプレゼンツ、リアス、オレンジブルー、ラパラ、アピア、ゲーリーヤマモト、釣具のオヤマ、フィッシング海王、御箱崎釣具店
※順不同、敬称略

定番のジャンケン大会
参加者全員と記念撮影
今回は防波堤の大会ということもあり、ロック界の将来を担うであろう中高生アングラーも過去最高となる10名が参加した
岩手沿岸ではロックフィッシュメーカーの展示は貴重な機会。新製品を手に取って真剣な眼差しで吟味していた

※来シーズンも同時期に第5回大会を開催予定です。皆さまのご参加をお待ちしております!

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