釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

八戸沖ランカーマゾイ!

千葉 宏一 2020年12月29日 更新

八戸沖のジギングで大型のマゾイが爆釣した。取材時は最大60cmがヒット!エサ釣りではダブルありで釣れていて、今後もしばらくは楽しめそうな雰囲気だ。

三陸スロージギング9目達成!

階上沖と三沢沖の間に挟まれて、船釣りがあまり盛んでないイメージのある八戸沖だが、遊漁船が少ないぶん、手つかずの好ポイントがまだまだ残っているエリアでもある。

「とんでもなくでっかいマゾイが釣れるから」というSALTY 2nd船長の誘いに乗って、この日は地元の釣友、菅原正さんらと4人で釣行した。

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水深100m前後のちょい深場を狙う

でかマゾイが潜んでいる釣り場は八戸沖の水深90~120mライン。急な根はなく、ほとんどがツブ根というポイント。八戸沖は遠浅の海が広がっているため、航程は1時間半ほど。SALTY 2ndクラスの船だと凪が良くないと出られないポイントになる。

菅原さんはエサ釣りで、エサ:ジギング=2人:2人で釣りを楽しんだ。結果からいえば、アタリの多さや数ではエサ釣りに分があったが、サイズはジグの方がよく、最大の60cmもジギングの釣果だった。

エサ釣りは冷凍カタクチイワシを使った胴突き仕掛けを使用。最初は胴突き3本バリだったが、3本バリに大型のソイが食ってくると重さに耐えられないので、途中から2本バリにチェンジ。

エサで狙っていた菅原さんに良型がヒット!
エサチーム2人、ジグチーム2人で釣れ方を競った
外道のオキメバルもいいサイズ!

メタルジグはスローピッチジャーク用、ライトジギング用の120g前後を使用。潮周りの関係か朝方は食いが渋く、スロージギング用のストロボ、フラッシュ(シャウト!)を使ってボトム付近で食わせたが、9時あたりから活性が上昇。活性が上がってきてからは同じくシャウト!のライテンにチェンジして、リフト中心のアクションに反応がよくなった。

食いのいい時間帯にはレンジも上がり、底から5~10mくらいまで追ってくる魚も。時間帯やベイトなどの状況に合わせ、攻めるレンジやアクションを変えて対応したのがこの日は当たった。

エサでもルアーでも十分な釣れっぷりだった八戸沖のマゾイ。シーズンはまだまだハシリで、取材時も水温5℃前後の冷水状態での釣果。これから6月にかけて水温上昇とともにさらによくなり、7月くらいまでは楽しめる。

最大は60cmのビッグサイズ!
胴突き仕掛けではこんな型がダブルでヒットする場面も
良型ばかりが揃った
[使用タックル]
■ロッド:シャウト!SPJマスター、SPJライダー
スローピッチジャーク専用設計のスローテーパー。SPJライダー(赤)は80~150g、SPJマスター(青)は120~250gに対応し、この2本で三陸沿岸のスローの釣りはだいたいカバーできる。
■ライン:サンライン ソルトウォータースペシャル PEジガー8HG 2号
強くて表面が滑らかな8本組PE。カラーパターンEMCSも進化している。
■リーダー:サンライン ソルトウォータースペシャル システムショックリーダーナイロン20~25Lb
強度と伸度のバランスが良く、粘り強く大物を取れるナイロンリーダー
[使用したメタルジグ]
■ライテン(シャウト!)
スロージャークでのアクションが多彩なスモールジグ。この日はベイトを追って食い気の上がったソイにアピール抜群だった。
■フラッシュ(シャウト!)
ロングフォールの際の、ゆっくりとしたヒラヒラアクションを特長としたスロー用メタルジグ。
■ストロボ(シャウト!)
スローピッチジャークとロングフォールでギラギラとフラッシングしてアピールする、スロー用メタルジグ
【遊漁船】SALTY 2nd(ソルティー・セカンド)
青森県八戸港から、まだまだ穴場だらけの八戸沖のポイントをガイド。基本的にチャーター便のみ。これからの季節だと、ソイなど根魚のほかカレイ類も有望。※以前は釜石から出ていた船だが、当面は八戸から出船予定。
◆TEL:090-9033-8084

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PROFILE:千葉宏一

カレイ釣り大会で多数の入賞経験を持つカレイ競技のエキスパート。三陸をメインフィールドに、仙台湾や青森周辺にも足を延ばす。青物ジギングやマダイ、ワカサギなども得意。岩手県一関市(千厩町)在住。ささめ針フィールドモニター、サンラインフィールドテスター、下野アドバイザリースタッフ

 

※取材・解説/千葉宏一
※取材協力/SALTY 2nd(ソルティー・セカンド)(岩手・釜石港)TEL:090-9033-8084