歌津沖ジギング 初夏ワラサ回遊中！

歌津沖で昨シーズン同様に初夏ワラサがヒットしている。青物ジギングとスロー系のジギングの中間的な釣り方でよく釣れていて、それほどハードなシャクリが必要ないのもうれしいところ。ヒラメやアイナメ、ソイの根魚も期待できる。

＞2013年のブリフィーバーの模様はコチラ！

初夏の青物にはちょい速めのスローピッチが有効

近年、三陸沖のワラサ回遊量が増え、ジギング人気が高まっている。今季も昨季同様に早めに釣れ始めており、歌津・大隆丸でも5月末からジギング船をスタートし、良型のワラサがキャッチされている。

ポイントの水深は50m前後。ジグは100～150g。秋のワラサジギングではロング系のメタルジグを多用するが、この季節はスローピッチ（スロージギング）系の釣りで根魚など狙いつつ、状況により青物に対応する釣りがメインになる。

小松悟さんの場合は、ジギングほど速い釣りではないが、スローピッチの動作に時おりスピーディなアクションを加える釣り方で結果を出している。ワラサやヒラメをヒットさせた「ジャックアイ・ストラッシュ（ハヤブサ）」はスローピッチ専用ジグではないのだが、フロント＆リアフックはスロー用と同様にセッティング。

「アクションは根魚狙いというより、スピードのある青物狙いで、これがヒラメにも結構効きます。基本的に1／4回転くらいのスローピッチジャークでボトムから5mくらいのレンジを探りますが、そこにちょっと早めのジャークを入れるのがポイント。タックルも標準荷重に余裕のある強めのものを使っていて、ジグを短い距離でキビキビと動かすようにします」

梅雨時の三陸は「終日濃霧で何処で釣りをしているのか全く分からない？」ような状況も多いが、まるまる太ったアイナメや大型ヒラメ、シーバス、ソイ類なども狙えて最高の季節。潮の関係かラスト間際にワラサがヒットすることもしばしば。最後まで諦めずジャークし続けることが好釣果につながる。

スローピッチ系の釣りは体力的な心配も少ないので、ジギング経験が浅い人にも挑戦しやすいのも魅力。また、最近は5kg前後のワラサのナブラが立つことがあり、キャスティングで狙えるチャンスも増えてきた。青物シーズンはまだまだこれから！今季も楽しみです。

＞昨年同時期には10kg級のブリもキャッチ！

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［おまけ］

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PROFILE：小松 悟

メバリンク、ロックフィッシュ、ジキングをメインに年中釣りまくり!! 時にはエサ釣りも楽しむマルチアングラー。Fishing Team HUNTER’S 所属。DRESSフィールドモニター。
※ブログ「めばRock釣行記」http://mebarock.naturum.ne.jp/

 

※取材・解説／小松 悟

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