ボートロック出船再開!金華山沖ベッコウ&アイナメ
新型コロナの影響によるお休みが明けて、東北ロックフィッシュは初夏のハイシーズン。万石浦の遊漁船龍颯丸からアイナメやベッコウゾイの釣果が飛び込んできた。まだまだシーズン入り始め、これから1~2か月は根魚盛期が続く。
東北のロックフィッシュシーズン到来
6月に入り、三陸や仙台湾周辺のロックフィッシュゲームが絶好のシーズン。龍颯丸(宮城・万石浦)の阿部充博船長に出船再開直後の状況をレポートしてもらった。
非常事態宣言解除後、最初の出船となった5月30日。前日まで荒れ模様だった影響が残り、金華山周辺の水温はこの時季にしては低めの12℃ほどまで下降。また、海藻が抜け始めたところで、シーズンとしてはまだまだこれからというタイミングだった。
かなり渋いコンディションのせいもあってかアイナメはあまり出なかったが、シャローに入った良型ベッコウゾイを複数キャッチし、盛期に入っていることを確認。
牡鹿~金華山といえばやっぱりベッコウゾイ(タケノコメバル)!
ベッコウゾイはビッグワームにも好反応
「この日はベッコウ狙いだったので、ヒットワームはビッグベイト系が中心でした。サラしているポイントに入っているような魚は一発でバイトしてくることもあったし、ビッグワームで反応を取って、サイズダウンしたら食ってくるようなケースもありました」と阿部船長。
ヒットワームは8インチや10インチの「イール」やマックスセントの「キングテール 8インチ」などの大型ワームや、定番の甲殻類系で「パワーホッグ3インチ」、「パワーホッグ4インチ」などだった(いずれもバークレイ)
Berkley(バークレー) ワーム パワーベイト マックスセント キングテール 8インチ グリーンパンプキン PBMSKT8-GP
バークレイ(Berkley) ワーム クロー ソルトウォーターパワーホッグ4インチ レッド MSPH4-RD
シャロー周りで根魚を狙える好季はこれからだ
翌31日は水色もだいぶ回復し、良型のアイナメもコンスタントにヒット。ただ、シャローのサラシ周りのようなポイントというよりは、シャローから一段落ちたような所や、岩の間をタイトに攻めてリアクションで食わせるような状況。まだちょっと渋さを残す感じで、ルアーをローテーしながら粘り強く攻める必要があった。
「この季節の金華山周辺はちょっと不安定で、冷水が入るとすぐに水温が下がってしまうので、新山とか牡鹿半島周りを巡って島を変えながら釣りをしました。それでも波を避けられ水温が13℃以上に上がるような所で、ベイトもいるような場所ならまとまった数が釣れてくることもありましたよ」
根魚の活性がよくなり、ハイシーズンらしいパターンの釣りも楽しめるようになってきた。ようやく盛期に入った雰囲気で、海が安定すればこれからさらに期待できる。ビッグワームの大物狙いも良いし、これからベイトフィッシュ類が増えてくると、スイミングパターンの釣りも面白くなる。シャロー域のロックフィッシュゲームは6月、7月にかけてハイシーズンが続く。
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※取材、解説/阿部充博(龍颯丸)