釣行記

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ハンター塩津が語る磯ロックにおける偏光グラスの重要性

編集部 2021年2月11日 更新

磯、防波堤のロックフィッシュゲームで藻や岩礁の状況を把握するために欠かせない偏光グラス。磯ロックを熟知するハンター塩津こと塩津紀彦さんに、ロックフィッシュを狙ううえでの偏光グラスの重要性と使い方について教えてもらった。

明るさや水の色に合った偏光グラスを使うことで、肉眼では見えにくいポイントを見つけたり状況を把握しやすくなる

磯ロックでの偏光グラスの役割

塩津さんが愛用しているのは「ザ・レンズTALEX」のタレックス偏光レンズ。タレックスレンズは紫外線、雑光だけをカットし、快適な視界を確保する偏光性能に優れる上、レンズのカラーバリエーションが非常に豊富なのが特長。塩津さんも状況に応じてカラーを使い分けて釣りに役立てている。

タレックスの偏光レンズはカラーバリエーション豊富で状況対応力が抜群!
TALEX公式サイト

「偏光グラスは磯ロックにはなくてはならないアイテムになります。ボートの釣りでは魚群探知機などがあって、地形を把握したり水の中の情報を知ることができます。しかし、陸っぱりは自分の目から入る情報が大きいウエイトを占めます。ボトムを探れば手感で大体の凹凸は分かりますが、例えば初めてのポイントに来た時に岩や海藻帯の情報を目から仕入れることが非常に重要です」

「磯や漁港のロックフィッシュゲームは見える根と根の間や海藻の中を攻めていく釣りになります。偏光グラスをかけていない状況ですと、水面が反射してしまって全く水中が見えないことも多く、そのために魚とコンタクトできるチャンスを逃してしまうと、致命的なロスになります」

偏光グラスは水中に隠れたストラクチャーを把握するための必須アイテム。タレックスは優れた偏光度に定評があり、雑光のみをカットし、まぶしくないのによく見えるため、多くのプロアングラーにも愛用されている。偏光グラスはまた、目の疲労を防いだり、目を紫外線から守ってくれる役割も担っている。

磯のフィールドでは水中の地形を把握して攻めることはマストといえる

釣り場の明るさや状況に合わせてレンズカラーを使い分ける

タレックスの偏光レンズはカラーバリエーションが非常に豊富。最初の1本から始めて、カラーを揃えることで天気のいい時、悪い時に合わせて色々なカラーの偏光レンズをチェンジしていくこともできる。

カラーの使い分け方の基本は‥「暗い時だったら明るめのレンズ、ピーカン晴れで太陽がぎらつく時などは暗めのレンズを使います。水の中の状況をより正確につかみ、ダイレクトに魚に近付くことができます」

[TALEXレンズ]アクションコパー
高コントラストで、くっきりと根をみやすいカラー。荒れ気味でも水中の状況が分かりやすく、塩津さんも使う機会の多いカラー。
[TALEXレンズ]ラスターオレンジ
地形のコントラストが分かりやすく、コパーに近い見え方だが、コパーより少し明るいレンズカラーのため暗いところでも使いやすい。
[TALEXレンズ]イーズグリーン
グリーン、イエロー系のカラーは最も明るい視界を確保できるカラー。暗い時、薄暗い時によく、塩津さんは林に囲まれた渓流への釣行時や朝夕のマヅメ時に愛用している。
[TALEXレンズ]トゥルービュー
雑光カット率と可視光線透過率の最適なバランスを追求した最もスタンダードな偏光レンズ。シチュエーション、ジャンル問わずオールラウンドに使用できる。とりあえず1個目を作りたいならこちらが安心。
[TALEXレンズ]ラスターブラウン(ゴールドミラー加工)
幅広い天候に対応し、臨場感のあるやさしい見え方が特長。こちらはノーマルにミラー加工を施した仕様。和真メガネではこのようなファッショナブルなミラー加工にも対応可能!

この中でトゥルービュー、コパーorオレンジ、イーズグリーンの3つがあれば大体の状況はカバーできる。好みに合った見やすい色を選べば使い分けはできなくても十分に助けになる。

とりあえず1本を作るのであれば、オールラウンドに使えるトゥルービューや根を見極めるのに優れたコパーあたりが人気がある。

用途や好みに合ったフレームにこだわる

レンズに合わせて、好みのフレームを組みあわせることでより快適な視界を得られるようになる。眼鏡専門店の和真メガネなら様々なブランド、デザインのフレームが豊富に揃い、専門のスタッフが希望に最適なモノを選べるよう助けてくれる。

「VERO2nd(ジールオプティクス)」
アングラーに定評のあるジールブランドのフレーム。横や上からの光をさえぎってタレックスレンズの性能を最大限に引き出し、曇りにくさ、フィット感でも高い満足度を誇る。塩津さんもこのフレームを中心に使用。
「ピットブル(オークリー)」
スポーツサングラスブランドとして絶大な人気を誇るOAKLEY。8カーブの流れるようなデザインに、太目のフレームとビッグレンズがオークリーらしい印象的な雰囲気をかもし出す。
「レイバンRX(レイバン)」
タウンユースで人気のレイバンフレーム。こちらは3カーブ、フラットなデザインで、釣りだけでなく街歩き、ドライビング用としても違和感なく使える。

【動画】 偏光で根や海藻の境目を見極めてキャスト。ルアーの通っている大体の位置を視覚で確認しつつ、ロッドを立ててボトムの地形をチェックしながら探っていく

シャローの魚は抜けて夏のベイトフィッシュパターンになっていた

この取材を行ったのは、「陸っぱり&ボートロックin野田村」開催中の7月31日(日)。競技エリアを外して、南の普代村の黒崎周辺磯で実釣した。

釣り場は陸っぱり部門で3位に入賞した馬場友進さんのオススメで、塩津さんは初めて行く場所。

「昔は地形図や航空写真と居る所の地形を見比べながら自分の位置を把握していましたが、今はGPSがあるので電波の届くところであれば現在地が分かるので、初めての磯でもかなり歩きやすくなりましたよ」と塩津さん。

スマホのマップとGPS機能で磯歩きがかなりラクになった
道を外したと思ったら安全第一で引き返すことも重要
高低差のある斜面を降り目当ての磯に到着
天候は磯歩きするには暑すぎるくらいの快晴。水面の反射を抑えてくれる偏光グラスがマストなコンディション

降りた磯は外洋からの波を遮ってくれる根がある内側で、スポーニング期なら絶好のポイント。いかにも魚が入っていそうな雰囲気なのだが、魚は全く出ず・・。地元アングラーの話では1週前あたりから一気に夏の海になったそうで、急な水温上昇によりシャローの魚が外に抜けてしまったようだった。

ワンドの沖側を岩礁が遮り、いかにも期待できそうなポイント
サラシと太陽光の反射で水中の状況が見えにくい時こそ偏光の出番だ

シャローの水温が上がったことで海藻も抜け始め、根魚の多くは岸寄りの着き場を離れ、水温の安定し、ベイトのいる場所に出てしまった状況。沖に面したサラシの周りなど、溶存酸素が高めの場所などを攻めることに。

沖に面してサラしているような所も、この日は魚は薄めだった
カメラマンがダウンしている間、塩津さんは一人調査続行。藻が残っているようなちょっとしたシャローで30cm前後のキーパーサイズでリミットメイクは達成した

この日の大会では、ゴロタ浜など、潮通しのいいシャローでベイトフィッシュが集まるような所から50前後の良型が多数キャッチされた(塩津さんに釣り場を教えてくれた馬場さんもゴロタ磯で49.5cmをキャッチして3位入賞!)

[関連記事]岩手野田村ロックフィッシュ大会 上位入賞者はキロUPアイナメをどう釣った?

磯はすっかり夏のベイトフィッシュパターンの季節。しばらくは夏の渋い季節が続くが、高水温の9月を乗り切れば秋のロックフィッシュシーズンはすぐ!秋シーズンに向けて準備を整えて盛期を迎えていただきたい。

偏光グラスを作るならタレックス認定プロショップの和真メガネ仙台長町店で!

タレックス偏光グラスのことならタレックスプロショップの和真メガネ仙台長町店へ。メガネ専門店ならではの豊富なフレームの品ぞろえに、度付き偏光やミラー加工など、釣り人個々に合わせたオリジナルセッティングの偏光グラスを作ることができる。

[和真メガネ仙台長町店]
バリエーション豊富なタレックスレンズ。用途に合ったレンズ選びは、タレックスプロショップの「和真メガネ仙台長町店」へ。メガネ専門店なので、顔の形や視力に合わせて、最適なフレーム、レンズを選ぶことができる。地下鉄仙台南北線長町南駅隣接。ショッピングモール内にあるので車でのアクセスもラクラク。お買い物のついでにも◎
■住所:仙台市太白区長町7-20-1 ザ・モール仙台長町3階
■TEL:022-308-2911

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※解説:塩津紀彦
※取材協力:和真メガネ仙台長町店

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