岩手野田村ロックフィッシュ大会 上位入賞者はキロUPアイナメをどう釣った?
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2016年7月31日(日)に開催した、「陸っぱり&ボートロックin野田村」。検量終了後は「国民宿舎えぼし荘」に移動して、同時開催の「野田ハマナスサマーフェスティバル2016」会場で表彰式を行った。
ここではサマーフェスタ会場、メーカーブースの様子をまとめるとともに、表彰式より入賞者の釣った時の状況をまとめて紹介します。84名が磯、防波堤に散らばって実釣した結果、一番よく釣れたのはゴロタ浜でした!
ロックフィッシュイベント表彰式
餅まきでお祭りが盛り上がった後は、陸っぱり大会の表彰式へ。まずは塩津さんの総評から。
「私も磯で少し釣りをして小さいアイナメを釣りましたが、水温が上がってきて、根魚は沖に離れつつあります。それでも浅場でも海藻の多く残っているところなんかには居着きの魚がいて、完全には沖に離れていない状況です。大きい群れではないですけど、そこそこいい個体が2、3匹の少数の群れで残っているので、そういう居場所を見つけられた人はいい釣りをできたんではないかと思います。この状況下、かなり渋かったと思いますので、大型の魚を釣ってきたみなさんは本当に素晴らしいと思います」
[入賞者インタビュー]ゴロタ浜とゴロタに隣接する磯に釣果が集中
4位:中舘 達也さん
―この魚はどういったところで釣りましたか?
「磯で結構コンブとか海藻があるところです。水深的には浅いところから深いところまである混合エリアで、居着きの魚を狙いました」
―ヒットルアーは?
「バークレイのパルスワーム、パルスクローとベイトブレスのベタンコスリムを使いました。サイズは25cm前後の小さめが多かったですが、乗せられないようなバイトも結構ありました」
―うまい具合に魚が集まっている場所に入ることができたということですね。
3位:馬場友進さん
―私(塩津さん)に小さい魚が釣れるポイントを教えてくれた馬場さん(笑)。今日はどんなところで釣りましたか?
「ゴロタ浜と隣接する磯場の釣り場に入りました。ちょっと歩きますが、降りるのは大変というほどでは無い場所です」
―ヒットルアーは?
「バークレイの、今は売っていないのですがバタフライクローで釣りました。あとはパルスワームとパルスクロー。サイズはいちばん大きいので49.5cmです」
―マニアックなルアーを使いますね、ヒットパターンは?
「プラの段階で南からの波があったので、その波をかわせるエリアを中心にチェックしていました。その段階で結構魚がいることは確認できていたので、今日はその候補の中から1本大きいのを上げることができたのがよかったです」
2位:中田大地さん
―ヒットルアーは?
「エコギアのキジハタグラブの4インチと4.5インチです」
―釣った場所は?
「小袖海岸方面で釣りました。ベイトフィッシュはみえなかったのですが、濁りはほとんどなくて、ゴロタ浜をランガンしていきました」
―どこもゴロタ浜にベイトフィッシュが入っていたようですが、魚は寄ってましたか?
「1か所30分くらいで、テンポよくゴロタを探っていきました」
―いちばんデカかった魚のヒットパターンは?
「ゴロタ浜の横に岩場があったんですけど、その岩場のキワに落として、フォールしたところでひったくるようなバイトがありました」
優勝:中村裕樹さん
―50クラスに40台後半を揃えましたが、ヒットパターンは?
「他の人と同じようにゴロタ浜で、少し波があったため、引き波を利用して泳がせるような感じでアクションさせました。結構足元でみんなヒットしましたね」
―ヒットルアーは?
「エコギアのバルトの3.5インチです。あとミノーとかバイブレーションとかも使ったんですけど、フラッシングの強いタイプのルアーがよかったです」
―ゴロタ浜のベイトフィッシュパターンですか?
「そうです。ベイトフィッシュはカタクチイワシと予想してやっていたんで、それに似せたようなルアーをセレクトしました」
[メーカーブース紹介]新製品に見て、触れるチャンス
ピュア・フィッシング・ジャパン
「ブースでは今年発売させていただいたスピニングリールやベイトリールを展示しています(新作スピニングMGXは優勝者の副賞としても提供)。今回、使われていたパルスワーム、パルスクローをはじめ既存のワームも多数展示しているのでチェックしてください」。ブースには塩津さんの姿も。
オーシャンルーラー
「6月に発売したばかりの『インターシンカー』というブラックシンカーをおすすめしています。ブラックメッキを施した黒いブラスシンカーで、R形状をゆるやかにして、岩の間にスタックしても外しやすい形状です」
「オフセットフックの『エクストラホールド』も同時に発売。ロングクランク形状でクランクにワームキーパーが入った形状のため、軟らかい材質のワームなども非常にはずれにくいです」
「あと、最近発売した『クレイジグレンジキープ』は7~21gまでのジグヘッドです。その名のとおり、速巻きしても一定のレンジを引くことができます。夜のクロソイやフラットフィッシュなどに向いています」
ベイトブレス
「おすすめは『チェリースピン』です。フックとブレードのところを交換できるようになっており、砂浜や根掛かりのある所などで使い分けが可能です。宮城ではオフセットフックの大きいのをつけてシーバスなどにも実績があります。今は14g、21gですが、28gが9月に追加されます」
「『TTシャッド』は従来の3サイズのほかに、小さい2.8インチが出ました。釜石市両石のフィッシング海王さんでオリジナルカラーも売っていますよ!」
バレーヒル
「好評の『サイファリストHRX』は6月に再入荷して、品薄だったモデルが手に入るチャンスです。このロッドは硬さがありながらちょっとティップが入るのでテキサスの釣りでも釣りやすくできています。追加モデルも発売予定しています」
「今年の初夏に出た『サイファリストフラットセイバー』は全4機種。フラット用ですが、いずれもシーバスなどにも使える汎用性が高いロッドになっています。98はロックにも向いていますよ」
「シーバスルアーの『邪道』ブランドも展示しています。シンキングペンシルの『ヨレヨレ』などは夜のクロソイなどにもおすすめです」
「あと、大会でライブフィッシュを活かすのに便利なスカリが出ます。これは水から上げても底に水が少し溜まる優れモノで、磯移動の時などに助かります。素材も魚を傷つけにくい軟らかいものを使っていますよ」
エコギア
「『ロックフィッシュボトムパワーオーシャン』にロッドが追加されます。史上最強のヘビーなベイトロッドに、感度よくボトム操作もできるライトスピニング、巻物やベイトでライトなリグを使えるフィネスベイトの3本です」
「ワームは『キジハタホッグ』3インチが新たに発売されます。『ロクマックス』、『バグアンツ』、『グラスミノー』、『ロッククロー』、『パワーシャッド』も新色が追加されます。おすすめは『ロッククロー』のボトムクローラー。カニ食いのアイナメにベスト。『グラスミノー』、『バグアンツ』の魅惑パープルカモは佐々木俊プロ監修のカモカラーで、朝マヅメ、夕マヅメの暗いとき、濁りの入った時に有効です」
ラストはおなじみジャンケン大会で豪華賞品を分配!
野田村では初めての本格的ロックフィッシュイベントとあり、地元アングラーが多数集まって大盛況となりました。久慈、野田、普代エリアは釣り場の宝庫と知られていましたが、熱いアングラーも多数。すでに次回大会も計画されてますので、第2回大会を開催する際は奮ってご参加いただければと思います。
【主催】
野田村商工会
野田村の花ハマナス再生プロジェクト委員会
【共催】
株式会社のだむら・野田村漁業協同組合
下安家漁業協同組合・JA新いわて野田支所
久慈森林組合野田支所・三陸鉄道株式会社
いわて銀河プラザ・釣り河北(順不同)
【後援】
野田村・普代村・久慈市・岩手県県北広域振興局
岩手日報・デーリー東北・FMいわて・FM久慈(順不同)
【ご協賛】
バレーヒル、ベイトブレス、ピュアフィッシングジャパン、オーシャンルーラー、ウエルエフ、ザップ、モーリス(順不同)
※運営:釣り河北
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