イベント情報とお知らせ

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平成25年11月29日(金)~12月1日(日)、岩手県九戸郡野田村において、NPO法人仕事人倶楽部(山田洋司理事長)、同村(小田祐士村長)、同村商工会(中野富雄会長)の働きかけで標記のイベントが開催された。

今イベントは東日本大震災とその津波による甚大な被害からの復興支援を主目的に、自然環境の保全・再生、地域経済の活性化といった「元気なまちづくり」を進めるため、地域で暮らす人々との交流を深めるべく行われた。

野田村は岩手県北部の太平洋に面した小さな村。連続テレビ小説「あまちゃん」でも有名な北限の海女の街、久慈市と隣接し、同ドラマでは「北三陸市」の一部としてロケ地にもなった。南側には北緯40度線に位置し黒崎海岸が美しい普代村、日本三大鍾乳洞に数えられる龍泉洞で有名な岩泉町と、観光に訪れても非常に魅力的なエリア。

特産品も豊富で、野田湾育ちのホタテやワカメをはじめ、ほうれん草や食用菊、山ブドウ、幻の豚とされる南部福来豚もおすすめ。また、海水を数日間煮詰めて作る「のだ塩」も有名だ。
 

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「震災から2年9ヶ月が経過した現在、住居等を失った方々も仮設住宅や賃貸住宅などに入居し、日常の生活を取り戻しつつあります。また、護岸工事の復旧も順調に推移しております。今後も引き続き、関係機関の皆様のご協力の下、村民一丸となり復旧・復興に向けた取り組みを進めていくとともに、野田村の歴史や文化、伝統、そして特産品といったものの素晴らしさを皆様に知っていただけるよう尽力して参ります」と小田祐士村長。

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「県の職員なんですが出向という形で初めて来たのが野田村でした。当時、小田村長は、単身赴任で来ると思っていたらしく住まいとなるアパートの手配をしていたらしいのですが、野田村の自然の豊かさ、皆さんの温かさに触れ即決。妻と子供を説得し村民になりました。この素晴らしい野田村を、もっと皆さんに知っていただきたいです」と高橋副村長。

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「野田村は、三陸海岸の豊かな自然に恵まれたところにあるんです。その自然に宿る食材を知って欲しいし皆さんに食べていただきたい。なかでも南部福来豚は幻の豚と呼ばれ、重厚でコクがあり豚肉本来のうまさが凝縮されています。なにせ天然ミネナル豊富なエサとストレスをかけずに愛情たっぷりに育ててますからね」と中野商工会会長。

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モデルとしてTV-CM・雑誌・広告で活躍中の笹川暢子さん。日本大学の生物資源科学部・植物資源化学科で野菜や植物について学び、野菜ソムリエやバリスタ・食品衛生責任者の資格を持つ。現在は、モデルだけではなく、フードスタイルアドバイザーとして各地での活動の幅を広げている。「野田村の魅力は、豊かな食と豊かな心をもつ人々だと思います。のだファンの一人です」と笑顔で応えてくれた。

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今回の復興イベントは、そんな「元気なまちづくり」の一環として、釣りを交えての行程3日間の企画。ゲストに女性プロアングラーの第一人者、児島玲子さん、日釣振神奈川支部長であり、プロアングラーの山口充氏を招き、野田村の見どころ、うまいものを堪能していただいた。

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【野田村~久慈市の魅力を紹介!】

11月29日(金)、30日(土)
イベント前夜祭、懇親会

 

 

 

 

 

レセプションでは、野田村の食にスポットを当て関係者をおもてなし。野田特産の「のだ塩」で漬けた村長オリジナル塩辛やアワビの肝(としる)、幻の豚南部福来豚などなどズラリと勢揃い。お酒もすすみ盛り上がりはピークに
 

支配人の坂下さんは、釣り好きのシニアソムリエの肩書を持つ。「野田村産山ブドウが原料で、キレのある酸味とコクのある甘み、そして山ブドウ本来のフルーティーな香りは絶品です」
 

NPO法人仕事人倶楽部の山田洋司理事長。震災直後から野田村を訪れ、復興と地域促進を全面的にバックアップした立役者。当時の状況を振り返りつつ、現在に至るまで野田村の魅力を大いに語っていただいた
 

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日の出とともに太平洋を一望できる国民宿舎えぼし荘。当日は、スルメイカ漁が盛期だったこともあり地平線には無数の漁火が灯っていた

◆国民宿舎 えぼし荘
〒028-8202
岩手県九戸郡野田村大字玉川2-62-28
TEL:0194-78-2225 FAX:0194-78-3336
http://ebosisou.com/

11月30日(土)実釣
 

 

 

※実釣の模様はコチラの釣行記をご覧ください。

12月1日(日)野田村観光
 


「あまちゃん」で袖ヶ浜駅としてロケが行われた掘内駅(ほりない)

 

 

 

 

 

 

 

 

NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」で北三陸鉄道のモデルになった「三陸鉄道北リアス線(通称さんてつ)」。海岸の高台にある堀内駅は、海女のアキちゃんが使う袖ヶ浜駅としてロケが行われたところ。ホームや車窓から太平洋を見渡せる。

なお三陸鉄道では、冬期間限定(平成25年12月1日~平成26年3月30日の土休日・平成26年1月1日~1月5日)のこたつ列車や、豪華な社内のレトロ列車も運行中。好評の海鮮弁当は予約が必要(※田野畑発久慈行きでの販売はなし。※自由席のお客様も予約可。前日の13時が締切)

◆三陸鉄道旅客サービス部
TEL0193-62-8900

 

 

野田村の特産品や県内のお土産品が勢ぞろいの物産館「道の駅のだ」。直煮製塩で作られた自然塩「薪窯直煮製法のだ塩」をはじめ、ミルクとの相性が良く、ほど良い塩味がする「のだ塩アイス」、のだ塩使用のロールケーキ「シュロー」や塩焼きそば、ラーメン、また貴重な山ぶどう100%原液ワイン、ジャム、クッキーなどなど、ご当地のオススメ品が一堂に販売されている。ゆるキャラ?な野田のキャラクター「のんちゃん」グッズも。
 

 

 

 

 

朝日陶芸展でグランプリを2度、日本陶芸展で優秀作品賞を獲得した陶工・泉田之也氏の作品は、自然たっぷりの芸術性の高いものから実用品にいたるまで、各種豊富。素朴さに加え、造形のおもしろさが特長。陶芸体験(のだ窯)もできる(要予約)
 

のだ窯に隣接しているアジア民族造形館。築200年の歴史ある南部曲がり家をアジアの展示館として改装。第一展示棟ではアジア各国の民族衣装や陶器類、玩具などの資料、第二展示棟では寺院の装飾品や籠の編組品、色鮮やかな前掛けなどを展示している。周辺には芝生や滑り台がある「アジアの広場」もあり、ファミリーで訪れるにも最適。
◆アジア民族造形館
営業時間:午前9:00~午後5:00
定休日:毎週月曜日(祝祭日の場合は翌日休館) 【冬季休館 12月31日~3月31日】
住所:〒028-8201 岩手県九戸郡野田村大字野田6-75
 

 

 

 

町内で泉田之也作品を展示販売している「ギャラリーIZUMITA」。こだわりの空間は一見の価値あり。奥様が快く対応してくれる。

◆ギャラリーIZUMITA
開廊:10:00~18:00
休廊:水曜・木曜・第4日曜日
住所:〒028-8202岩手県九戸郡野田村玉川5-79-17
TEL/FAX:0194-78-3403
http://yukiya-izumita.com/gallery/
 

 

 

築150年以上の南部曲り家を改築した民宿&カフェの苫屋(とまや)。テレビ朝日のナニコレ珍百景では携帯電波が届かない民宿として紹介された。備え付け電話が無いにもかかわらず、国内外に熱狂的なリピーターを持つ。ご主人夫婦が精魂こもった無農薬・不耕起で育てた野菜が、創作料理にアレンジされ囲炉裏端でいただける。ゆったりと自然を感じ最高の至福が味わえる隠れ家。

◆苫屋(とまや)
~カフェ・ランチ~
旬の食材を使ったランチセットや、ケーキセット、コーヒーなど。
冬期間以外、ご予約は不要です(午前9:00~午後6:00、月曜定休)
※冬季(平成26年1月・2月中)はご予約のみ
住所:〒028-8201 岩手県九戸郡野田村大字野田5-22
問い合わせ:電話は無いため、予約は手紙かはがきで。飛び込み宿泊も可。
※満室の場合もあるので注意。
※アレルギー等ある場合は事前に要相談。
 
 

 

久慈駅近くの人気ラーメン店「らーめんの千草」。純粋な鶏スープに鶏チャーシュー、自家製麺と手間暇かけた一杯が味わえる。

野田村の素晴らしさは自然、食の豊かさ、そして何より地元の皆さんが一丸となり、復興と地場産品の創出に全力を注いでいる。ここを訪れると、そんな希望に満ちた人と人のつながりの強さに魅了されます。取材記者も地元の皆さんの心温まるおもてなしですっかり「野田村ファン」の一員に。
 

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登録日:
2020年3月2日