塩釜沖・仙台湾周辺のボートロックいよいよ期待大!
2018年4月22日(日)、牡鹿半島周辺海域を実釣エリアとして「2018塩竈ボートロックトーナメント」が開催された。毎年恒例の大会だが、天候、釣況ともに過去最高のコンディションに恵まれ、シーズンに入ったばかりのロックフィッシュゲームを満喫した。※2018年5月掲載の記事です。
牡鹿半島~金華山周辺のロックフィッシュゲーム
2018年の春シーズン、塩釜沖のロックフィッシュはいつもの年より早めにシーズンが進んでいる。今年の仙台湾周辺海域は3~4月の最低水温期の水温が例年より高かったこともあり、例年の同時期に比べると根魚の活性が高く、さらに4月の高気温の影響によって浅場の水温上昇が早まり、エリアによっては15℃ほどに水温が上がっているところも。シャローエリアのロックフィッシュの動きも活発化してきている。
今大会でエリアになる牡鹿半島周辺海域は水温9℃程度と浅場より水が冷たかったが、それでもロックフィッシュは過去の大会にないほど高活性。ロックフィッシュの釣りは今季初という参加者も多い中、シーズン初期の根魚ゲームを楽しんだ。
「ガルプ!ソルトウォーター・アジャストハント」驚きの実釣力!
この日、塩津さんたちピュアフィッシングチームは秋に発売予定の「ガルプ!アジャストハント」を中心にテスト。あまりの釣れっぷりに、周囲の参加者からは「早く発売してほしい!」という声が多数聞かれた。
あらゆる状況、ターゲットに対応可能なガルプ!シリーズ新アイテム。通常は小型ベイトに近い波動を発するパドルテールだが、テールの中央をカットすることで甲殻類系のツインテール、さらに片方のテールをカットすればカーリーテールになる、状況対応力に優れたガルプ!ワームに仕上がっている
■えびす屋問い合わせTEL:022-362-2220
ロックフィッシュゲームに高性能なタレックス偏光グラスを!
水面のギラツキを抑え、シャローゲームでは水中の情報を把握しやすくしてくれる偏光サングラスはロックフィッシュゲームを含むゲームフィッシングには必須アイテム。「ザ・レンズTALEX」のタレックス偏光レンズなら多彩なバリエーションから天候や釣り場に合わせたレンズを選択可能な上、アーネスト佐藤船長やハンター塩津氏は和真メガネのフルオーダー制度を活用し、ベストフィットな偏光グラスを使用している。
■フレーム:サイトマスター ウェッジ ブラウンデミ
■レンズ:ザ・レンズTALEXトゥルービュー(パープルミラーコーティング)
広い視界をもたらすミディアムラージレンズタイプのサングラスフレーム。ミラーコーティングでファッション性にも優れる
■フレーム:ゼクー ヴェロ セカンド
■レンズ:ザ・レンズTALEXトゥルービュー(ブルーミラーコーティング)
アングラー人気上位のゼクー(旧ジール)のヴェロセカンドは遮光性とフィット感のバランスが良いフレーム。お好みでミラーコーティングを選択できるのも、オーダー品の魅力
ロックフィッシュシーズンを実感できる釣れっぷり!
この日は牡鹿半島~金華山周りの水深20~30mのポイントを中心に回った。岸から水深が落ちる斜面状のポイントなどの活性が高く、サイズは小中型が中心だったがアイナメのアタリは多数。例年、同時期に行った過去の大会に比べ、明らかに根魚の反応は良かった。
検量にはトータル3kg近い釣果を持ち込むアングラーも!
帰港後、アイナメ、ソイ類3尾(メバル除く)合計重量で検量。小中型が多い中、キロオーバーの良型を揃えて3kg近いウエイトを揃えた人が上位候補になった。
ロックスイーパー新モデルとアブ・ガルシア新作リール紹介
ピュア・フィッシング・ジャパンのブースに塩津さんが立ち、注目アイテムを解説した。驚異的な実釣力を発揮した「アジャストハント」をはじめ、ロックスイーパーのニューロッド、ロキサーニのリールを展示。
塩津さん監修のニューモデルは、ティップライト、バットヘビーのパワーフィネススピニング。軽量リグを操作しつつ、バットがとても硬いので、アイナメ、ソイ、ハタ類からメバリングでも30cm超の大型と余裕で対峙できる
REVOで培った技術を詰め込んだ、高性能、高コストパフォーマンスモデル。回転フィールが長持ちするSalt shieldボールベアリングなど最先端技術を搭載しながら1万円台前半に価格を抑えている
高コストパフォーマンスモデルのディープスプール搭載ベイトリール。パワーハンドル搭載、ギア比8.0:1、耐塩耐久性もしっかりと考慮
ハイパワー大口径ギヤ、パワースタックカーボンドラグ搭載のベイトリール。微調整,外調整が可能なIVCB-6L遠心力ブレーキ搭載モデル。ソルトシールドピニオンBBを搭載し、ソルトでも安心
入賞者インタビュー[6位]鈴木正樹さん
「ルアーはガルプ!を色々使い、だいたい同じくらいのサイズを3本揃えることができました。釣り方はボトムを丁寧に探るように、早春の釣りを意識しました」
入賞者インタビュー[5位]佐々木尚久さん
「一番大きい魚が46cmくらいあり、これが決めてになりました。釣り方はまだ初心者で、ボートロックも初めてだったので、探り探りという感じです。底からちょっと浮かせて誘うようなアクションが良かったと思います。ルアーはNEWガルプ!のパルスワームを使いました」
入賞者インタビュー[4位]千葉進也さん
「小さいのがいっぱい釣れる中、いいサイズのを2本揃えることができました。潮が効いていたので、潮に流されないように重めのシンカーを使いながらも、スイミングさせて釣りました。底ぎりぎり付近を張りながら、ちょっと止め気味にするような感じです。これで数を釣りつつ、サイズを拾いました。使ったルアーはガルプ!パルスクローでした」
入賞者インタビュー[3位]浅井聡之さん
「NEWガルプ!のパルスクローとパルスワームをメインに使い、ポケットに潜んでいる大きい魚がを狙いながら、スローフォールを意識して釣りました。今日のビッグフィッシュだけはシャッドテール系で、風が強くなる直前、ラインを張りながらちょっと浮かせるスイミングで釣りました。前回の大会で当たったハリハリゴンのようなパターンです」
入賞者インタビュー[2位]甲州晋太郎さん
「最大46cmを釣ることができました。パターンは特にないのですが水深14、15mのところで小さいサイズがいっぱい釣れていたんですが、その途中、一度だけ20mくらいのちょっと深いところがあって、そこでキャッチしました。ルアーはガルプ!のパワーホッグと廃盤になりましたがデビルホッグを使って釣りました」
「NEWガルプ!もすごくよく釣れるルアーなので、ぜひ使ってくださいね」(塩津さん)
入賞者インタビュー[優勝]佐藤博法さん
「パターンは、最初は底べたべたくらいで攻めていたのですが、アタリがあってもなかなか乗ってきませんでした。そこにガルプ!パルスクローで持ち上げた瞬間にポンと食いあげるように食ったのが40ちょいのベッコウでした。そこからシンカーをタングステンの1/2oz、スピニングタックルにロックマックス3インチとルアーサイズも小さくして狙いました。ルアーをちょっと浮かせ気味にして、前回大会で良かったハリハリゴンに近い感じのパターンで釣りました」
「おととしの早春のパターンも参考に、春の釣りに上手くはまったということですね」(塩津さん)
「受け付け開始して10日くらいでこの人数が集まり嬉しい限りです。来年も継続してまた盛り上げていければと思うんで、よろしくお願いします」と主催の佐藤尚行さん。
ゲストの塩津さんは「今までも毎年この大会に参加していますが、例年になくあたたかく、根魚の活性も良かったです。魚はちょっと小さめが多かったですが、これだけ釣れるということはシャローに大型がかなり入ってきていると考えられます。天候に恵まれ、魚も釣れて良い1日になったんじゃないでしょうか」
毎年、春のロックフィッシュ盛期直前にシーズンインを告げる本大会。2018年はハイシーズンに入ったことを確認するような形になった。これから5月、6月とロックフィッシュは初夏の最盛期につながっていく。東北の根魚天国を今年もたっぷりお楽しみください。
■協賛:ピュアフィッシングジャパン、がまかつ、エコギア、OSP、テイルウォーク、モーリス、メガバス、ティクト、ZPI、仙塩マリーン、釣的動画、釣り河北
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※取材協力/えびす屋
※解説/佐藤尚行、塩津紀彦