釣行記

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サブサーフェイスの引力!?[シーバスナイトゲーム]

村岡 博之 2021年2月18日 更新

夜のリバーシーバスで主力となるサブサーフェイス系ルアー。今回は表層を意識しているシーバスに食わせるしくみを村岡さんに解説してもらった。※2017年8月掲載の記事です。

村岡博之さんの過去の連載記事はこちら

シンペンだとルアーの頭から吸い込まれることも

シーバスゲームにおいてレンジの選択で釣果に大きな差が出ることがあります。特にリバーでのナイターがそれです。ある程度特定のベイトがいる場合や、それを常食にしている場合などがそうなのですが、今回は水面のベイトを意識しているシチュエーションについてお話しましょう。

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水面を意識しているシーバスに!水面直下を泳ぐサブサーフェイス系ルアー

水面と聞くとトップゲームを思い浮かべるアングラーも多いでしょうが、今回はサブサーフェイスゲームについて。トップに対してサブサーフェイスは少し違ってきます。もちろん水面に浮かぶルアーもありますが、リトリーブしたときにだけ水面に顔を出すルアーもあります。

水面に浮くルアーと沈むルアーで全く違うものに思えるかもしれませんが、共通点があります。それはリトリーブ時に水面に引き波(三角波)を発生させるということです。

水面を意識したシーバスはそれ以下のレンジをトレースしても全く反応が無い場合があります。ポイントに着いてシーバスの捕食音が聞こえているのに、ルアーには全く反応しないシチュエーションがそれです。捕食しているベイトのサイズが違う場合もありますが、ほとんどがルアーのトレースコースが水面下であることが原因です。

このようなシチュエーションでは水面に引き波を立てるルアーにバイトが偏ります。時にはリーダーの結び目から出る小さな引き波にもバイトが出ることがあります。それだけシーバスは水面のベイトを意識しているということです。

上から順に・・
「エスフォー」(エフテック)
ペニーサック」(ハルシオンシステム)
「月光」(オライノ)
紫電80型」(オライノ)
でぶにょろ」(ジャクソン)

サブサーフェイスルアーと言えば口開き系が一般的ですが、これらのルアーは構造上飛距離があまり出ません。また、高浮力のためミスバイトが多くなります。経験のある人もいると思いますが、派手な捕食音の割にフッキングしないバイトは、シーバスの吸い込みに対して高い浮力とルアー自体のリトリーブテンションのためラインが張られた状態で、口の中に吸い込み切れていないのが原因です。

また、シンペンの引き波系ルアーは距離が出るし、リトリーブ時のテンションも少なくラインに遊びがあるためにシーバスが吸い込んだ時に口の中に入りやすいのです。しかし、シンペンはリトリーブをやめれば沈んでしまいます。どちらも一長一短があるというわけです。

これからのランカーシーズン、これらのことを踏まえて釣行してみれば、良い結果につながることは間違いありませんね!

サブサーフェイス系ルアーの泳ぎと引き波[シーバス]
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サブサーフェイス系ルアーの使い道

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PROFILE:村岡 博之

石巻を拠点に活動するベテランルアーマン。自称東北の巨匠。シーバスをメインにサクラマスやロック、フラットなど幅広く嗜む。ハンドメイドルアーファクトリーOrynO(オライノ)代表。ピュア・フィッシング・ジャパン、ジャクソン、エクリプスフィールドテスター、リアスアドバイザー、がまかつ他サポートメーカー多数。
ブログはこちら http://oryno.ni-3.net/

 

※取材・テキスト/村岡博之

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