釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

フラットフィッシュ 石巻近郊もシーズンイン!

村岡 博之 2021年2月22日 更新

先日、宮城のフラットフィッシュシーズンの到来を紹介したが、石巻周辺は取材後、調子が一気に上昇!村岡博之さんも短時間にヒラメ、マゴチをダブルキャッチするなど順調に釣果を上げている。
※2017年5月掲載の記事です。

村岡博之さんの過去の連載記事はこちら

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宮城のフラットフィッシュシーズン到来

5月19日、2017年新製品の「ショアスキッドジグ」(アブ・ガルシア)で釣ったヒラメ。スイムでもフォールでも万能に使えて、コスパにも優れた注目のアイテム。※2017年6月発売予定!
 
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メタル系ルアーの話

仙南サーフが釣れ始めてから約1か月遅れで石巻近郊のサーフでもフラットフィッシュが釣れ始めます。先週の取材時はコンデションも悪く、ノーフィッシュに終わってしまったようですが、1週間もすれば状況は一変するのが釣りの面白いところです。

最近のフラットゲームはメタル系のルアーを使うアングラーが増えてきています。ちょっと前まではソフトルアーが主流でしたが、メタルジグだけじゃなくスプーンなどもソルト専用設計のものがリリースされてきて、選択肢が多くなったのはショップの陳列棚を見れば一目瞭然ですね。

もともと根魚やブラックバスをやってきたアングラーは、ソフトルアーを使って港湾や防波堤で狙い、シーバスをやってきたアングラーがサーフでメタルジグやミノーでフラットフィッシュを狙っている傾向がみられるようです。各々、タックルが流用できるので自然とそうなったのでしょう。

メタル系ルアーのメリットは、飛距離と沈下速度の速さです。ソフトルアーでもリグ次第ではある程度の飛距離は稼げますが、柔らかいマテリアルの構造上、空気抵抗などが邪魔してそれほどの飛距離は望めません。そこでサーフなどのポイントではメタル系ルアーの出番が多くなります。

スプーンコンプリート改」(ジャクソン)スプーンとメタルジグのいいとこ取りしたメタル系ルアー
スプーンでもフラットフィッシュゲームで優秀な実釣性能を持つものがある。写真のルアーはタングステンスプーンの「コルド」

さて、最近のメタル系ルアーはサーフで使いやすく設計されているため、それほどのテクを必要としません。それでもやりこんでいるアングラーとは差が出ますが、基本は投げて着底させてリフト&フォールを繰り返すか、ステディリトリーブ(ただ巻き)をするかです。この二つをしっかりとやれば釣果は約束されたようなものです。

フォール系のルアーとスイム系のルアーを使い分け、常にボトムを意識してリトリーブすることが肝心です。また、盛期の高活性時であれば中層以上でも捕食することはあります。特にヒラメに多いことですが、同じトレースコースでリトリーブして、数投目にヒットするのはルアーが通るたびに、少しずつ浮いてきているためと言われます。

その辺のことを把握してポイントに立てば、釣果も変わってくるかもしれませんね。

次回はソフトルアーについてお話しましょう。

スイム系とフォール系を上手に使い分けると◎
■左から1、2)「ショアスキッドジグ」(アブ・ガルシア)はスイム、フォールどちらにも強い万能選手(2017年6月発売予定)
■左3)「飛び過ぎDANIEL」(ジャクソン)鉄板系とメタルジグの融合。名前の通りの遠投性とプラグのようなウォブリングアクションのスイミングで誘う。
■左4)「ギャロップアシスト」(ジャクソン)着水した瞬間からヒラヒラとしたフォールで食わせる。どちらかというと青物やシーバスなどの回遊系に向く。
■左5)「ギャロップアシストフォールエディション」(ジャクソン)商品名の通り、フォール時のアクションにこだわった、フォール系のメタルジグ。
■左6)「スプーンコンプリート改」(ジャクソン)スプーンとメタルジグの融合により、デッドスローリトリーブにも対応できる高いスイム性能を実現。
■右端)タングステン製スプーンの「コルド」(ヘビーソース)はサクラマスやシーバスなどにも使われるスイム系に強いルアー
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ダウンショット専用ミノー東海

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PROFILE:村岡 博之

石巻を拠点に活動するベテランルアーマン。自称東北の巨匠。シーバスをメインにサクラマスやロック、フラットなど幅広く嗜む。ハンドメイドルアーファクトリーOrynO(オライノ)代表。ピュア・フィッシング・ジャパン、ジャクソン、エクリプスフィールドテスター、リアスアドバイザー、がまかつ他サポートメーカー多数。
ブログはこちら http://oryno.ni-3.net/

 

※取材・テキスト/村岡博之

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