釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

釜石大槌ロックフィッシュ最盛期!

編集部 2021年3月10日 更新

三陸各地で秋冬シーズンのロックフィッシュが大盛況となっている。スポーニングシーズン入り始めの10月中旬に釜石から大槌周辺エリアのボートロックを取材してきた。※2015年の取材記事です。

取材日は「第3回釣り河北陸っぱりロックin釜石」翌日の10月18日。この日の釣行は前日のイベントにブース出展、ご協力いただいたベイトブレスとバレーヒルの2社合同で、新製品などをテストしながら盛期の根魚ルアーを満喫しようというもの。

午前7時、ベイトブレスチーム(両石港)とバレーヒルチーム(大槌吉里吉里港)からそれぞれ分かれ出船。海上で落ち合った。実釣したアングラーはベイトブレス谷野社長と息子の雅人さん、バレーヒル社からはロッドプランナー藤井さん。さらに千葉さん、東谷さん、森本さん、尾形さん、阿部さん、熊谷さん、そしてフィッシング海王の中村代表というメンバー。

海上はなぎ。午後から風が吹く予報で、正午過ぎより少し吹いてきたものの、まずまずのコンディションに恵まれた。

南から釜石湾・両石湾・大槌湾・船越湾と連なる
吉里吉里漁港よりバレーヒルチーム、両石港よりベイトブレスチームの二手に分かれ出船。海上で合流した
バレーヒルチームはロッド開発者の藤井さん、テスターの千葉さん、森本さんの動画撮影も実施した

■藤井さんセレクトタックル
ロッド:サイファリストHRX CPHC-77H
シンカー:TG Sinker 28g
ワーム:GPヌート/カモフラージュ

■千葉さんセレクトタックル1
ロッド:サイファリストHRX CPHC-77H
シンカー:TG Sinker28g
ワーム:GPヌート/ミユキ

■千葉さんセレクトタックル2
ロッド:サイファリストHRX CPHC-73MH
シンカー:TG Sinker21g
ワーム:GPヌート/カモフラージュ

■千葉さんセレクトタックル3
ロッド:サイファリストHRX CPHS-78M
シンカー:TG Sinker18g
ワーム:シャッド系

■森本さんセレクトタックル
ロッド:サイファリストHRX CPHC-77H
シンカー:TG Sinker21g
ワーム:シャッド系
※商品名あるもののメーカーはバレーヒル

 
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ハイシーズンの三陸ロックフィッシュを満喫!!

今季の岩手沿岸は例年よりスポーニングが1ヶ月近く遅れていて、ようやくロックフィッシュシーズンに入り始めた頃だった。ちなみに2014年は9月にはすでに浅場がシーズンインして、良型が入れ掛かっていたそうだ。

この日は水温の影響か、ちょうど釣れ始めのタイミングにぶつかったところと、そうではないところがクッキリと分かれる結果となった。ポイントによって若干ムラがあり、連発するところもあれば、別の場所では全くアタリもない、といった両極端な感じ。シーズン初期の不安定さの中、ポイントを移動しながらの釣行となった。

前半はポツポツ。何か所か回って拾い釣り。ポイントによってムラのある状況
そんな中でもベイトブレスチームは好ポイントに当たりロックオン!50cmのアイナメを筆頭に、45cm級のクロソイも上がった。ヒットルアーは、ベイトブレスを代表するシャッド系「T.T.SHAD」のグローパール。朝方はグローのセオリー通り、蓄光グロー配合カラーが効いた
ベイトブレスルアー各種大活躍!カーリー、シャッドなどテールアクションを活かし、距離の長いフォールやスイミングでポイントを攻めた
ベイトブレスの新色キジハタカラー「KHクリアーオレンジ」が威力を発揮!KHとはK=ケイムライト配合(紫外線に反応し光る)と、H=ホログラムラメ配合の意味で、各シリーズカラーラインナップに拡充中!
当日ビッグワンを仕留めたのは、清水盛三プロデュースの「バイズノイジークロー(ベイトブレス)」だった。本来、バス仕様だがロックでも高実績。二つのテールが放つバイブレーションにボディからのハイピッチバイブレーションを兼ね備え、フォール時に起こるツインテールの激しく絶妙な波動で大型根魚に絶大なアピールを誇る
こちらはベタンコシリーズ新モデル!「ベタンコスリムカーリー」。前日の陸っぱりロックでも試供品が配られ、2位千葉さん、3位中村さんが使用したルアー。従来のベタンコカーリー3インチボディでは大きすぎだが、ベタンコカーリー2インチボディではアピールが少ないというような要望に応えて生まれたアイテム
アイナメが吐き出した小魚(カタクチ?)。胃の中に数匹詰まっていた

スポーニング初期とはいえ、魚の入っているポイントでは良型が連発する場面もみられ船上は盛り上がった。40cm台後半多数に、50UPも4本をキャッチ!ベイトブレスの新作ルアーも好調に釣れることを確認できた。今回使用したバレーヒルのサイファリストHRXやベイトブレスルアー各種は釜石市の両石にお店を構えるフィッシング海王さんに品揃えしているので、岩手釣行時にはぜひとも立ち寄ってみて頂きたい。

三陸のロックフィッシュシーズンはまだまだこれから。10月の取材時はプリスポーニングだったものが、今はスポーニング盛期からアフターに入りかけている。ロックフィッシュの盛期をみんなで楽しみましょう。

途中から予報通り風が吹いてきたため、風裏ポイントに移動して後半戦開始
移動したポイントが的中? 時合いに入ったのか、アイナメラッシュに。それも40cm後半の良型が連発!恐るべし岩手のポテンシャル!!
ガツンとくる魚もいたが、スポーニング期に入ったためか、全体的に食いは浅かった

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※取材協力/バレーヒル、ベイトブレス、フィッシング海王(岩手県釜石市)

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