型にこだわる金華山沖マダラジギング!
東北各地でマダラが好調に釣れ出している。オスの腹にはキク(白子)がパンパンに詰まって、魚の価値も今がMAX!金華山沖のジギングを取材してきた。※2014年11月の取材記事です。
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食い活発な深場の超大型マダラを狙う!
取材を行ったのは11月23日。TOP RANGE(旧菊田釣センター仙台店)の釣行会に同行した。遊漁船は塩釜のタラジギング人気をリードしてきた第一海友丸。過去に船宿記録となる16kgを釣り上げた実績もある深場のポイントで一発大物を狙った。
金華山沖の深場のポイントは600gの重いジグが必要な釣り場。今回の釣行会の参加者はKOMO社のコモジグ・マグナム600を使用。金華山沖や三陸のタラ釣りの実績カラーを揃えたTOP RANGEオリジナルカラーで3本の10kgオーバーを含むデカマダラが多数ヒットした。
丹野さんの経験、実績をもとに特注したTOP RANGEオリジナルカラー。左から:メロウドグローベリー、活イカレッドゴールド、ドンコグローベリー、ピンクバックグローベリー、グリーンゴールドグローベリー、レモンスカッシュ、ピンクヘッドグローテール、ベタピングローベリー、ベタブラックグローベリー、オールブラックゼブラグロー
http://fishing.kikuta-sendai.com/?eid=880
水深の壁を攻略すれば10kg超が目の前に!
タラジギングの場合、ジグをポイントに入れれば勝手に釣れてくるようにも思われているが、底を取ってから根掛かりしないようコントロールしつつ、タラが食いやすいようにアクションさせられるかどうかで釣果にはかなりの差がつく。
特に180m以深の深場ではポイントにジグを入れるだけでも難しく、ピンポイントから少しでもズレると全く釣れないことも多い。そこは船長の操船を信じ、合図に合わせて投入するのみ。
そしてジグが落ちてからがアングラーの腕の見せ所。小さすぎる操作ではアクションが深場の底までは伝わらないし、大きくシャクり過ぎると自分の感覚以上にジグが浮いてしまってタラは見向きもしてくれない。ジグのウエイトに合った適度な張りのあるロッドを使い、短く鋭いアクションできっちりタラの前でジグを泳がせてやるのことが大切なのだ。
この日はやや釣りづらいコンディションではあったが、潮自体は悪くなく食いは上々。途中からは底付近でサバがジグに反応するようになり、集まったサバがベイトになってタラの活性はさらに高まった感じだった。タラが吐き出したものから、サバやスルメイカなどを食べていた模様。
状況に合わせたメタルジグのカラー選択も重要になる。この日はコモジグ・マグナム600を使用し、過去に16kgを上げている活イカレッドゴールドのほかメロウドグローベリー、メロウドイエローの3色が10kgオーバーを引き出した。イカを吐き出したタラもいたので、興奮時のイカに近いレッドや白っぽいシルエットのグロー、イエロー系がよかったのかも?当たりカラーは状況によって異なるので、色々なカラーを用意しておくと状況対応力は高まるはずだ。
タラジギングシーズンはこれから2月頃の産卵期をピークに産卵後まで続く。東北ならではの冬の巨大魚を今季もお楽しみいただきたい!
■TEL:022-365-7589
■TEL:022-285-9576
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※取材協力/KOMO、TOP RANGE(宮城県仙台市)