塩釜沖ボートロック最盛期突入!
松島湾、牡鹿半島周辺はロックフィッシュのボートゲームが最高のシーズンを迎えている。4月20日には「2014塩竈ボートロックトーナメント」が開催され、78名の参加者が宮城沖のボートロックを楽しんだ。※2014年掲載の記事です。
前身の大会から6回目となった「塩釜ボートロックトーナメント」。今シーズンは天候にも恵まれ、約80名の参加者を集めて盛大に開催された。ここではその船上の様子をリポート!
さわやかな快晴の仙台湾で春の釣りを満喫!
「昨日、海に出てみた感触では、シャローゲームでもかなりのバイトがあり、浅い所の根魚の活性が上がっている状態でした。まだ水温が低めなので、ちょっと深めの水深8mくらいはちょうど良い状況のはずですよ」とは、このイベントを主催している遊漁船アーネストの佐藤尚行さん。
当日はアーネスト佐藤さんはもちろん、ハンター塩津氏や戸澤直彦さんもゲスト参加。釣りドル・みっちぃこと石崎理絵さんも東京から駆けつけて、大会を大きく盛り上げた。
80人近くの参加者を乗せたえびす屋の大型船4艘は船団を組み、牡鹿半島周辺へ。網地島周辺のポイントに着くと、ベタナギの最高のコンディション。前回大会では釣果はまずまず良かったものの悪天候に悩まされたため、この好天に参加者のテンションも上向いた。
ポイントに着いて釣りを始めると、気持ちのいい晴天には恵まれたものの、根魚の活性はかなり低い状況。ちょうど潮止まりの時間にも重なったようで、釣り始めからしばらくは釣果が上がらなかった。
それでも、小さめながら1尾目のアイナメが釣り上げられると、潮が動き始めたのか、アイナメ、ベッコウゾイがポツポツと上がり始めた。水深8~12mの高低差のあるきつい根もあり、根掛かりが多発。「ここから斜面を上がっていきますよ」などといった船内アナウンスに合わせてポイントを攻略していった。
難しい条件下で3本を揃えた人も!
この季節の攻略法を佐藤さんは、「今の季節はスイミングがキモになります。毎年大会を開催していますが、トップウエイトを釣っている人はスイミングを上手に使っている人がほとんどです。スイミングさせるレンジやアクションの高低差など、本当に微妙な違いなんですが、ちょっとした違いを感じられるかで釣果に大きな差が付きます」
釣況は徐々に上向き、途中からは船団から散らばってポイントを探した。水深20~30mの深めの場所で他船が良型を何本かキャッチしたとの情報を得て、その近くに移動したりもしたが、なかなかサイズアップはならなかった。
それでも、帰港後に順次行われた検量では3本のリミットメイクをしている人も多く、トップ10位以内は全員ウエイト2㎏以上を釣り上げていた。優勝した内田智洋さんは良型3本を揃えて4.07kgの釣果。深場で魚の活性も低いこの季節の釣りにしっかり対応した人が好結果となった。
大会後、シーズンは一気に進み、現在は松島湾周辺のシャローゲームが最盛期を迎えている。小島や藻場を撃ち、水深2~3mの浅場から好サイズがヒットするのがこの季節の醍醐味。これから夏場までロックフィッシュのシーズンはまだまだ続く。
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