釣行記

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南国オフショア遠征 in 久米島 part2

塩津 紀彦 2021年4月4日 更新

ハンター塩津の沖縄・久米島釣行記。3日目もオフショアでビッグツナを狙います!※2013年5月掲載の記事です。

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【初日と2日目の模様】
南国オフショア遠征 in 久米島 part1

4月23日、久米島遠征3日目。

「久米島でのマグロ釣りと言えばこの船」と言われる、信頼と安心の「太一丸」で出船。

出船の時はいつでもドキドキしますね

朝7時半に出船して、昨日調子が良かったと情報が入っていたエリア「水中漁礁」へまずは船を走らせます♪

大きな漁礁が水深40m付近にサスペンドするように沈めて固定されていて、マグロやカツオのいい漁場になってるのがこの「水中漁礁」。

前日とは違い魚が沈んでいるようなので、ジギングからスタート。とりあえずロングジグをセットして、まずは運命の第1投目!

ジグを沈めていると30m付近で「ピタッ」とフォール中のジグがストップ。

ここは水深1400m。
「ってことは~これはフィッシュですな!」
と喜び勇んで全力フッキング!

がっちりとフッキングも決まり、ガチンコファイト開始~♪とお気楽にやり始めたんですが、両手でロッドを支えるのもやっとで、キツめに締めたドラグもけたたましい音を立て、ラインが凄い勢いで出たまま止まりまへん~(汗)

昨年40kgクラスのキハダマグロと対戦したタックルと同タックルなんですが、全くもって歯がたたない状況が続きます…。どんどんラインが引き出されてみるみる残りのラインが少なくなっていきます…(汗)

が、しかし壮絶なbattleの終わりは意外とあっさりポンです(涙)。急にテンションが抜けたと思ったら終了~。

でもってガックリしながらラインを巻き取っていたら微妙に何かがハリに残った感覚があります?

ひょっとしたらもしかしてアレですかね?

シャークアタック(笑)

「200キロクラスださぁ~」
と船頭さん(笑)

…(汗)

「今日は海に落ちたら死ねるみたいなんで、みんな安全第一でいきましょうね♪」
と気を入れ直してリスタートです。

私の次にもTAKUJIさんがアタックされて、気がついたら船の周りはイルカとサメがワンサカと寄ってきてしまったため、魚はいるのに釣りが続行不能に陥ってしまい早々に無念のポイント移動…。

でもって次の移動先は7番パヤオ。7番パヤオも「5番か?7番か?!」と言われるくらい久米島では実績の高いパヤオになります。

しかし、ここにきてまさかの爆風が吹き荒れてきてしまい海は荒海モードに突入…(涙)

東北では100%早上がりになる荒れっぷりですけど常に荒れまくった海で戦う沖縄の船頭さん達は
「なんくるないさぁ~」
と余裕の続行(笑)

ほろ酔い状態で変な汗が流れながらも頑張ってキープキャスティング…!

するとシイラにカツオにキハダにと、昨日程ではありませんがポツポツとヒットが続きます♪

このクラスのカツオががつがつ釣れます(笑)

そしてここからはいよいよ一発狙いの船頭さん推薦仕掛け、必殺パラシュートエビングを借りてビッグツナを狙う作戦に変更です♪

沖縄のパヤオマグロゲームでは一番のポピュラーな仕掛けで、パラシュートと呼ばれる袋にコマセを詰めて沈ませて、狙いの水深へ到達したら、シャクってコマセを撒き、魚を寄せるシステムです♪

…がしか~し、この日は船頭さんも泣きが入る程のタフっぷり(涙)

「こんなに釣れない日はめったにないさぁ~」
と若干船頭さんにも諦めが見えるぐらいの渋さのようです(汗)

「まぁこんな日もあるさ」
と諦めかけて気が抜けたのと同時に殺気も抜けたのか、ここでようやくビッグバイト!!

スピード感のある鋭いファーストラン♪
「コレが待ちに待ったマグロの走りさぁ~」
とウキウキでガチンコファイト開始!

ピュアフィッシングのツナロッドのテストも兼ねて、ぎりぎりドラグを締め込んでロッドの耐久テスト♪

余裕のパワーです

ブランクパワーでぐいぐい寄せてランディング~。いつみてもスカイブルーの海から浮上してくるキハダマグロは美しいです♪

2日目にしてやっとマグロらしいサイズGET
ピュアフィッシングのツナロッドもナイスアシストです

さて
「これからバンバンだぜ!」
といきたい所でしたが、完全に酔いがまわりここで私はちょこっとKO…(涙)

そして1時間寝てから復活♪

しかし船上では、なんとその私が寝ている間に40kgクラスのキハダマグロがヒットして船縁で無念のラインブレイクとか、ポッパーにカジキマグロがチェイスしてきたりとか、かなり灼熱のドラマが展開されていたそうです(汗)

久米島はやはりスケールが違いますわ…。

で、沖上がりまでトップゲームでバタバタと連発しますが、サイズはなかなか伸びないままタイムアップ。ってタイミングでウメさんに〆の一発10kgクラスのキハダマグロ。

ナイスサ~イズ♪

今回は強い寒気にちょうどあたってしまい魚の活性がかなり低くなってしまったものの
「これぞ南国のオフショアだ!」
と言わんばかりの久米島のポテンシャルの高さはチラッと垣間見れた釣行になりました♪

4月24日

さて、最終日はのんびり起きてお昼までちょこっとオカッパリをしてから帰る予定です。まずは初日に良かったサーフのポイントへ。

しか~し初日とは違いなかなか渋く、エソが1匹釣れたのみ(汗)

しかもチビ…

それでは、と気分を変えて淡水にでもトライしてみましょう!

サトウキビ畑の間を縫って流れる用水路でティラピアを狙ってみる事にしました♪

狙いはこんなショボイ用水路です(笑)

狙い方は至って簡単。水深50cmくらいの川なので基本はサイトフィッシング。

目で見つけた魚の目の前にワームを送り込んで喰わせる釣りになります。

シーズンによってはトップへの反応が良くなったりもしますが、春先はなかなかハードルアーへの反応が悪いようで口を使ってくれません…。

ガルプ!パルスをダウンショットで魚の目の前にキャスト!ネチネチと誘うと「ちょん」っとラインに小さなアタリが!

意外と引くのでビックリしていたら普通にビッグサイズ!

ナイスサイズのオスでした♪
こんなのが小川で釣れるんですよ(笑)

その後も渋いながらもポツポツとバイトがきます。

こちらはメスのティラピア
こんなのが小川の至るところに泳いでいます(汗)

さてさて、淡水も堪能したので最後は空港近くの港で時間まで堤防ロックをすることにしてみます。堤防の際を眺めていると彩り豊かな魚たちが泳いでいてそれを眺めているだけでも楽しげな気分になります♪

が、意外と魚は釣れません(汗)

どうしたもんかと沖の船道のブレイクへお助けワームのパルスクローを遠投。

するとようやく「こん!」とナイスバイト♪

堤防でも全力フッキング!
ミーバイちゃんGET

そしてこれにて遠征フィッシング終了~。

最期の最期で気温がやっと久米島らしい30℃。この暑さがないとやっぱり魚も調子が上がらないんでしょうね(笑)

沖縄と言えばブルーシールのソフト!旨し♪

若干心残りはあるものの、それは次回のお楽しみ♪ってことでしょうかね(笑)

また来るぜ久米島!!
【タックルデータ】

「マグロ用」
■ロッド
アブガルシア SXTS-84X-KR ツナスペシャル
■リール
12000番台リール
■ライン
サンライン モンスターバトルPE6号
■ショックリーダー
サンライン システムショックリーダー(ナイロン)130Lb

「キャスティング用」
■ロッド
アブガルシア SOCS-77H-KR オフショアキャスティング
■リール
アブガルシア ハイドリフト7000番
■ライン
サンライン モンスターバトルPE5号
■ショックリーダー
サンライン システムショックリーダー(ナイロン)100Lb

「オカッパリ用ベイト」
■ロッド
アブガルシア NRC-882EXH LIMITED MGS
■リール
アブガルシア ビッグシューターコンパクト
■ライン
サンライン FCスナイパー16Lb
■フック
がまかつ ワーム321 2/0
■ワーム
バークレイ ガルプ!パルスクロー
■シンカー
20g

「オカッパリ用スピニング」
■ロッド
アブガルシア NRC-6112UL MGS
■リール
アブガルシア レボ ネオス2500
■ライン
サンライン FCスナイパー5Lb
■フック
がまかつ ワーム321 #1
■ワーム
バークレイ ガルプ!パルスワーム
■シンカー
3g

「ウェア」
パズデザイン
「救命胴衣(自動膨張)」
パズデザイン PSLラフトポーチ4
「偏光グラス」
ジールオプティクス VERO ガンメタ/ブルー
TALEXレンズ イーズグリーン

PROFILE:塩津 紀彦

磯ロックがブームになる以前から牡鹿の磯に通い、50UPベッコウ&アイナメを狙っていたロックフィッシュハンター。険しい、キツイ、危険の3Kを乗り越えながら、数々のモンスターを仕留めてきた。茨城県在住。チーム・ハンター所属。ピュア・フィッシング・ジャパン、サンライン、パズデザイン、がまかつフィールドテスター
※ハンターブログ http://yaplog.jp/jgfahunter/

 

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※取材・テキスト/塩津紀彦

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