釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

南国オフショア遠征 in 久米島 part1

塩津 紀彦 2021年4月4日 更新

野には菜の花にフキノトウ、花は桜に桃にコブシにと、春を謳歌するかの如く花達は一斉に咲き乱れ、そして生命力が野山を駆け巡る。

そんな季節が東北にやってまいりました♪

さて、そんな春を全開に感じる季節ではありますけど、今回は春を通り越してもうすでに夏を間近に控える気配が漂う南国・沖縄にある久米島へ愉快な仲間達と出かけてまいりました!

ちなみに今回はちょっと写真多めです(笑)※2013年5月掲載の記事です。

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4月21日

羽田を6時20分に出発

羽田発沖縄行きの始発に気合いで乗り込み、いざ南国へ!

ちなみにこの日は、4月下旬としては66年ぶりに仙台に雪を積もらせた超絶な寒気に日本列島が覆われていて、東京でも真冬の2月並みの5℃と、かなりガクブルの旅の始まりでした…。

沖縄に到着し、お次はすぐに飛行機を乗り換えて、いよいよ目的地久米島へ
プロペラ機なのでかなりコンパクト!

荒れた天候なのでちょっと不安でしたが、10時45分に無事予定通りに久米島に到着~♪

「常夏だぜ~!」
とウキウキで降り立つも、この日は全国的に気温が上がらなかったようで、久米島的にはかなり寒い20℃でした…。

久米島にまた来たさぁ~

とりあえずレンタカーを借りてオカッパリツアーに出発です♪

まずはミーフガーと呼ばれる久米島の観光地で磯ロック!と予定してたんですけど、爆風で磯場はデンジャーゾーンになっとりました…(涙)

東シナ海が猛威をふるってます…
歩くのもままなりません(涙)

とりあえずロッドを振ることもなく次のポイントを目指して移動です。移動途中「比屋定バンタ」の展望から風裏を探してみます。

ちなみにバンタとは土地の言葉で「崖」の事だそうです♪

「はての浜」方面がちょっとは風が避けられそうなのでそちらに移動することに決定。

結局、久米島をグルッと半周して反対側にある通称「水路」と呼ばれるポイントへ到着~。まぁ半周って言っても20分のドライブですけどね(笑)

名も知らぬ島から流れてきたヤシの実+ロックスイーパー

南国磯ロック魂!とイキたいところでしたけど、まずは風裏の砂浜からそこに点在する珊瑚まわりをハードロックフィッシュstyleで狙ってみる作戦でスタート♪

砂浜でロックフィッシュ…。釣れるか不安です(汗)

スカイブルーに透き通る水に白い砂浜!

普段の磯ロックとはまるで違うスタイルに戸惑いますけど、とりあえず頑張ってキープキャスティング…。

で、しばしあちこち攻めていると
「こ~ん!」
とロックフィッシュらしいナイスなバイト♪

ミーバイちゃんゲットん

その後もちょこちょこ反応があり、ミーバイちゃんが顔を見せてくれます。

沖縄のロックフィッシュの代表選手ですね♪

意外とイケますね♪砂浜ロック魂(笑)

しばらく遊んだ後、違うポイントも見てみたくなったので、今度は「鳥の口」へ移動。

磯に野生のパイナップル!南国っぽいです(汗)

本格的な磯ロックっぽいポイントなんですが、ここはあちこちと攻めてみるも無念ノーバイツ(涙)

こうしてあちこちブラブラしている間に夕方になり、仲間達が久米島へ到着したのでホテルで合流。

そして夕飯を食べ、明日のために早めに就寝。

ドキドキわくわくで眠れないかと思いきや、結構遊んだのでぐっすり睡眠zzz

4月22日

さて、いよいよ久米島遠征のメインイベントであるオフショアゲームに出発でございます!前日の爆風もだいぶおさまり、気温も気持ち程度ですけど上昇して22℃です。

久米島のオフショアのメインポイントはパヤオと呼ばれる浮き漁礁。沖合いの水深1400~1600m付近に設置されていて、マグロ類やカツオ、シイラが回遊してくる素敵な漁場です♪

初日は陽気な島の船頭さん「しらせ丸」

兼城港を出船して初日はまず5番パヤオへ!1時間半程走り、島が霞んで見えなくなりそうな距離にある超実績パヤオです♪

ちなみにこれがパヤオ(浮き漁礁)

ポイントに到着すると、にわかに海面がざわつきカツオ鳥達が騒ぎ鳥山があちこちに出て雰囲気満点!

ドキドキが最高潮に達したタイミングで船頭さんから
「投げてもいいさぁ~」
と、「ヤっちまいな!」の合図♪

「コレでも喰らえ~!!!」
と、気合いのフルキャスト~。

まずは去年調子の良かったポッパーからスタート!派手目にポッピングさせながらまずは活性のチェック。

するとファーストキャストからキハダマグロがチェイス!しかしすぐに外れて次にカツオがバイト♪で、それもバレたらシイラがガブリ!!

怒濤のパヤオの住人3種のコラボヒットに朝から気分はMAX超絶モード♪

で、さらに凄いのは3種の類も1投目でかけたのに全部バラシですから…(汗)

でもバラシなんてモーマンタイ!次から次とモーニングバイトは続きます。

ヘビーなキャスティングタックルがぎゅんぎゅん曲がります
カツオがバシュ!
キハダがドシュ!
シイラがドバーン!

「さすが沖縄さぁ~♪」と皆でモーニングバイトを堪能♪

日が上がって少しトップへの反応が鈍くなるも、飽きない程度に3種の猛攻は続きます。

TAKUJIさんにもナイスなシイラ
現地出身と噂のオヤーマ・テっツ氏もマヒマヒをゲット

とりあえずトップゲームも落ち着いたので、今度はジギング&エビングで深いレンジを攻める作戦にチェンジ。

TAKUJIさんにヒット!
ジギングでもヒットは続きます♪
ワームをセットしたエビングで攻めてたU子さんもヒット!
でっかいカツオでした
キハダも好調にヒットします

さて、午後に入るとさすがに渋い時間帯が続くも、お隣の船でカジキを釣り上げていたり、モンスターキハダと格闘中の船がいたりとアツい光景を目にするもんですから、
「次は自分にくるかも!?」
という期待感がぎゅんぎゅん高まります(笑)

が、残念ながらこの日はビッグバイトがないまま終了~。

数釣りが楽し過ぎてタオルもズレてます…

数釣りは堪能したので翌日はいよいよ一発狙いに狙いを定めて行こうと作戦会議(宴会(笑))してから就寝。

お次はいよいよビッグツナbattleか?!

3日目に続く

【タックルデータ】

「マグロ用」
■ロッド
アブガルシア SXTS-84X-KR ツナスペシャル
■リール
12000番台リール
■ライン
サンライン モンスターバトルPE6号
■ショックリーダー
サンライン システムショックリーダー(ナイロン)130Lb

「キャスティング用」
■ロッド
アブガルシア SOCS-77H-KR オフショアキャスティング
■リール
アブガルシア ハイドリフト7000番
■ライン
サンライン モンスターバトルPE5号
■ショックリーダー
サンライン システムショックリーダー(ナイロン)100Lb

「オカッパリ用ベイト」
■ロッド
アブガルシア NRC-882EXH LIMITED MGS
■リール
アブガルシア ビッグシューターコンパクト
■ライン
サンライン FCスナイパー16Lb
■フック
がまかつ ワーム321 2/0
■ワーム
バークレイ ガルプ!パルスクロー
■シンカー
20g

「オカッパリ用スピニング」
■ロッド
アブガルシア NRC-6112UL MGS
■リール
アブガルシア レボ ネオス2500
■ライン
サンライン FCスナイパー5Lb
■フック
がまかつ ワーム321 #1
■ワーム
バークレイ ガルプ!パルスワーム
■シンカー
3g

「ウェア」
パズデザイン
「救命胴衣(自動膨張)」
パズデザイン PSLラフトポーチ4
「偏光グラス」
ジールオプティクス VERO ガンメタ/ブルー
TALEXレンズ イーズグリーン

PROFILE:塩津 紀彦

磯ロックがブームになる以前から牡鹿の磯に通い、50UPベッコウ&アイナメを狙っていたロックフィッシュハンター。険しい、キツイ、危険の3Kを乗り越えながら、数々のモンスターを仕留めてきた。茨城県在住。チーム・ハンター所属。ピュア・フィッシング・ジャパン、サンライン、パズデザイン、がまかつフィールドテスター
※ハンターブログ http://yaplog.jp/jgfahunter/

 

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※取材・テキスト/塩津紀彦

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