岩洞湖 氷上ワカサギ釣りが開幕!
開幕3日後 今季初のワカサギ釣りに挑戦!
「岩洞湖の氷上が解禁された1月10日は残念ながら仕事が忙しくて行けなかったのですが、3日後の1月13日に、キャンプ仲間の岩渕さん父娘とうちの息子の4人で釣行しました。釣れ方は場所や時間帯でちょっとムラがある感じでしたが、深めのポイントを攻めて4人で300尾以上は釣ったと思いますよ」
今回、取材を行った千葉宏一さんは前日の深夜に一関市千厩の自宅を出発して、未明に岩洞湖に到着。選んだ釣り場は第3ワンド付近。いつもだと朝方は5~7mの浅場で回遊待ちをするのがセオリーなのだが、息子の寿智くんの「去年、釣れたのはこのへんだったよね」のひと言で、最初から深場を狙うことに。
水深12m前後のポイントにテントを設置して釣り開始。すると、ワカサギの活性はいまいちながら、朝イチからポツポツと釣れてきた。明るくなってからは水深12~15mラインのポイントに移動。するとこちらが好調で、ダブル、トリプルありでコンスタントに上がり、14時半頃までには十分な釣果を上げて竿を納めた。
氷上のワカサギならファミリーにも最適!
結局、この日は朝から最後まで12mより深い釣り場で釣り通した。本来は3回、4回とこまめなポイント移動で釣れる場所を探すのだが、2回のみの移動で安定した釣果を上げることができた。日中は深場の方が釣果が安定するのはよく知られるところだが、今回は朝から深場を狙ったのが好結果につながったようだ。
「放流する魚の系統の影響とも言われていますが、最近の岩洞のワカサギは浅場をあまり回遊しなくなっているみたいなんですよね。あと、この日も水深5~10mくらいのワンド入口のカケアガリ付近で釣りをする人が多かったのですが、人の少ないところを選んで陣取ったのもよかったと思いますね。たくさんの釣り人が魚にかけるプレッシャーもバカになりませんから」
仕掛けは5~8本バリ。子供に釣らせるときは仕掛けトラブルを減らすため、ハリ数の少ない仕掛けを選択。朝方は夜光のファイバー仕様、魚が沈む日中は底釣り仕様と使い分け。エサはチーズサシやカレーサシなど5種類を持ち込み、最も食いがよかったのはチーズ紅サシで、次点にチーズの白が続いた。
釣れるワカサギのアベレージサイズは約10cmとまずまず。しかも、かなりの割合で子持ちが混じっていた。途中、巡回してきた監視員のおばさんには「あなたたちが一番釣れてるんじゃない」と言われたそう。若干場所ムラがあるようだが、条件のいいポイントさえ見付けられれば今後も大いに期待できそうだ。
例年通りであれば、岩洞湖の氷上釣りは2月下旬から3月頃までがシーズン。ビギナー含めみんなで楽しめるのもこの釣りの魅力。ファミリー、仲間うちのレジャーの一環としても一度挑戦してみていただきたい。
■ライン:SUPER ICE LINE ワカサギ PE(サンライン)
色分けを施した超高感度PEライン。通常は0.15~0.2号がおすすめだが、子供はライントラブルを防ぐため0.3号を使った。
■仕掛け:ワカサギ 連掛け細地袖、ワカサギ底鬼、ワカサギ ファイバーの鬼、ワカサギ 激渋 超小鈎(いずれもささめ針)
釣り始めの暗いうちはファイバーの鬼など夜光系でアピールし、日中は底鬼などで底中心に攻略。最初、ハリサイズ0.8~1号を使っていたが、良型のバラシが多かったので1.5~2号にチェンジしたところフッキング率がUPした。
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カレイ釣り大会で多数の入賞経験を持つカレイ競技のエキスパート。三陸をメインフィールドに、仙台湾や青森周辺にも足を延ばす。青物ジギングやマダイ、ワカサギなども得意。岩手県一関市(千厩町)在住。ささめ針フィールドモニター、下野アドバイザリースタッフ
※取材・解説/千葉 宏一
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