釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

秋の三陸・ブリ+ロックフィッシュ祭り 1日目

塩津 紀彦 2021年4月8日 更新

山々は秋の装いに身を着飾り、そこ吹く風もまた深まり行く秋の気配を感じさせてくれる。そんな情緒溢れる季節が今年も三陸にやってまいりました♪

さて、そんな秋のターゲットといえば、今がまさに旬と言ってもいい青物と、これからどんどんハイシーズンになってくるロックフィッシュ!

今回は2日間にわたり釜石近郊で秋を堪能してまいりました♪

※2012年10月掲載の記事です。

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1日目 越喜来湾・鰤ロマンを求めて

古くからの釣友、釜石「釣具オヤマ」のテッペイくんが、
「今年は10kgクラスの鰤が釣れそうだ!」
と、やけに息巻いていたので
「その話 のったぜ!」
と二つ返事で釣行決行。

さて、その場の勢いで予定して出かけたものの、当日到着し、毎度お馴染み越喜来湾は崎浜港の喜多丸、中嶋さんに話を聞くと、
「火曜までは良かったんだけどね~」
「マジですか…orz」
って状況。

まぁ2日間の時化の後なので、状況もリセットされたでしょう!と気を取り直して出船です♪

ポイントに到着すると、ポツポツながらもワラサやブリと思われる反応が魚探に出ているとのこと。イナダ~ワラサクラスを狙うポイントはあえて外してもらい、今回はあくまでも「鰤」を狙う方針で攻めてもらいます。

そしてドキワクな朝一ひと流し目。まずは70~90mに落ちるブレイク付近で様子見です♪

パラシュートアンカーが開いたのを合図にジグ投下!全員、思い思いのシャクリで攻めてみます。すると開始からちょっとして私のジグに幸先よくバイト!

そしていい群れに入ったのか、同行のウメさんやハンター佐賀くんにも連続バイト!

まずまずのワラサくん達が顔を見せてくれました

出だし好調♪とりあえず朝一だけ活性が高くあとはダメ…ってパターンも多々あるので早々に次を狙います。

その後はやはり群れは薄いらしく、あまり連発はなさそうな気配。それでも一生懸命シャクリ倒すと頑張った分だけジギングの神様がご褒美をくれるって状況で…。

ナイススタイル!
ウメさんもナイスなワラサくん
ジョセフさんにも嬉しい一発

とりあえず活性はそんなに悪くはなさそうです。

が、ベイトが少ないためかボトムにしか反応が無く、ボトム~10mくらいの間が喰わせのキモになっていたため、センターバランスのジグで出来るだけラインスラッグを利用して横方向に飛ばすイメージでのシャクリが当日は有効でした。

ヒットルアーとしては、ミドルピッチのジャークでのロングスライドが得意なメロン屋工房さんのウィークベイトSDや、スローピッチでロングスライドの得意なスミスさんのCB.ナガマサが今回は鰤に対してかなり当たりました。

フリハタ名人も納得のサイズをGET
ハンター佐賀くんに立派な三陸産ブーリー
これぞ三陸ポテンシャル!

そして日もすっかり上がりきり、いつもなら激渋になる時間帯に突入…が、この日はここからモンスターbattleモードに突入!

同行の方々がガンガンラインを出されてラインブレイク×2回。推定重量10kgクラスのバラシが2回…。

むむむ~、来るのか?モンスターサイズ。

ってタイミングで私のジグに待望のバイトが「ドスン!」
皆さんに掛かっていたモンスターサイズとまでは言えませんが、まずまずのサイズのようです♪

岩手産リーブーGET!

想定の範囲内ではありますが、まぁまぁの鰤さまです♪

ここまでポツポツながらも全員安打か?と思ってましたが、同行のメグさんだけこの時点で謎のノーフィッシュ…。
「今回はご縁がなかったということで…」
って感じかと船内全員が思い始めたタイミングで、ついにメグさんにもビックバイト到来!神様はちゃんと見ているようですね(笑)

堅めのロッドが激しく曲がり、両手でロッドを支えるのがやっとって状態です…。ハイドリフトのドラグ音が激しく鳴り、凄い勢いでラインが引き出され、かなりの激闘。船内全員が見守る中、ようやっとランディングの体勢に…。

どか~んと出ました1メーター3センチ

お見事!痩せ気味な魚が比較的多かった今回では驚きの完璧なプロポーション!

12kgを軽く超える立派な岩手産スーパー鰤様が降臨です♪

どうですかこの迫力!

そしてその後は私にスーパーサイズがヒットするも痛恨のバラシ…哀愁漂う感じで終了となりました。

今年は例年よりも魚の数は少ないようですが、明らかにヤバいサイズが回っている三陸の鰤。中嶋船長のお話だと、
「水温が高いのでまだあと1ヶ月くらいはイケるんではないか?」
とのことですので、是非皆さんも超絶サイズの三陸産鰤を狙いに行ってみて下さい♪

ギャンブル的な釣りになりますがね(苦笑)

~2日目につづく~

【タックルデータ】
◆ヒットルアー
・メロン屋工房 Weak Bait SD
・スミス CB.ナガマサ
・シャウト! FLASH
※それぞれ150~180gを使用。
◆ライン
・サンライン PEジガー8HG 3号
・サンライン キャストアウェイ モンスターバトルPE 3号
・サンライン キャストアウェイ1.5号
◆リーダー
・サンライン システムショックリーダー ナイロン50~70Lb
・サンライン FCスナイパー20Lb
◆アシストフック
がまかつ シングル64 近海ミディアム 7/0
◆リール
・アブガルシア ハイドリフト5000番、7000番
・アブガルシア ソルティーステージRevo LJ-1
◆ロッド
・アブガルシア SJS-60/180-KR平政
・アブガルシア SJS-57/210-KR平政
・アブガルシア SJS-63/150-KR SJ
PROFILE:塩津 紀彦

磯ロックがブームになる以前から牡鹿の磯に通い、50UPベッコウ&アイナメを狙っていたロックフィッシュハンター。険しい、キツイ、危険の3Kを乗り越えながら、数々のモンスターを仕留めてきた。茨城県在住。チーム・ハンター所属。ピュア・フィッシング・ジャパン、サンライン、パズデザイン、がまかつフィールドテスター
※ハンターブログ http://yaplog.jp/jgfahunter/

 

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※取材・テキスト/塩津紀彦
※取材協力/釣具オヤマ(岩手・釜石市)TEL:0193-23-7754

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