釣行記

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磯ロックハイシーズン突入!

塩津 紀彦 2021年4月14日 更新

今回のハンター塩津は、前回の釣行記で安全確認を行った金華山へ。約2週間を経て状況はぐっとよくなり、すっかりハイシーズンの雰囲気に変わっていました!※2012年5月掲載の記事です。

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再びロックの聖地・金華山へ!

新緑が萌え、初夏の薫りすら感じられるようになってきた最近の三陸界隈。

海底付近の水温はいくらか低いようなので、釣果の安定感はまだないものの、ポイントによっては水温も充分に上昇。これぞハイシーズンといった、グッドコンディションの魚達に遊んでもらえるようになってまいりました♪

さてまぁそういう事で、今回も毎度お馴染みの金華山へサバイバル磯ロックキャンプに行ってまいりました。

今回は阿部さん、戸澤さんとはりきって行って来ました♪

海上タクシー「くろしお」さんで、鮎川をお昼ちょい前に乗り合いで出発。金華山へ到着したのがだいたい12時。

港からベースキャンプとする金華山灯台へ、ヘビートレッキングでなんとかかんとか到着。そしてテントを設営し、やっとそこから当日のお目当ての千畳敷端へ移動。

金華山としてはかなり珍しくベタ凪ぎです♪

タックル準備をしてようやくファーストキャスト!時刻はすでに16時…。相変わらず釣りをするまでがめちゃくちゃ大変です(苦笑)。

とりあえずもう夕方にかかる時間帯なので、ハイアピールのビッグワームでヤル気のある魚を探す作戦でいってみましょう♪

ガルプ!イールの10インチ(通称ウナジュウ)を強気に投げてあちこち探ります。すると、「ここぞベッコウの住み処」って感じの垂直に切り立つスリットワンドの出口付近で、押さえ込むようなベッコウ特有のビッグバイト!ファーストバイトにビビりアワセしてしまったものの、なんとかフックアップ♪

久しぶりの重量級の手応えに心踊らせながらファイトし、ようやく魚が水面に浮上。47~48くらいのナイスサイズです。が、なんと水面でまさかのフックアウチ…。やはりビビりアワセはダメですね~(涙)。

しばし放心した後に気を取り直し、もう一度丹念に周辺を探ります。春~初夏シーズンの魚は同クラスが2~3匹で行動するパターンが多いので、1匹いたらちょいと粘るのが鉄則です。

気を取り直してからの1投目。
「ごん!グッ~」
とベッコウ特有の押さえ込みバイト!

ビッグワームにむしゃぶりついた肉食系ベッコウちゃん
ベッコウはいつ見てもカッコいいですね

さて、その後は調子に乗って強気にビッグワームで攻めるも、ちびアイナメさん達のバイトのみ。ポイントを移動しようかと考えていると、隣でやっていた阿部さんにヒット!

ナイスアイナ~メ

↑これを上がりアイナメとしてポイント移動

夕マヅメの「ベッコウ島」にて…

すっかり夕マヅメになりラストポイントは通称ベッコウ島の付け根にある岬に到着。ウナジュウで探るも微妙なちびナメバイトのみです…。

とりあえずフォローベイトとしてパルスクローをバイトがあった周辺にキャスト。すると予想通りのまたも微妙なバイト。

やっぱり君でしたか…

そして予想通りのサイズを3匹追加。まぁチビちゃんがバイトしてくるようになったってことはハイシーズンの証しですからプラス要因でしょう♪

そうこうしているとロックスイーパーのプロトロッドをテストしていた戸澤さんにヒット!

良型アイナメですね~

そして波に乗ってまたも戸澤さんにナイスバイト!

プロトロッドもいい仕事してましたね
ん!使用ワームもオススメワームです(笑)

その後は暗くなる前にベースキャンプに帰らないと危ないので、そそくさと上がり1日目は終了。

「あいつらまた来たよ」って声が聞こえてきそう…

状況としては、かなりのシャローまで魚は入って来ているものの、ベイトがまだちょっと少ないので魚の総数はやや少なめ。しかしながら、シャローへ入った魚はヤル気に満ち溢れているのでバイトも明確。

活性も高いことは確認出来たので、あとは潮がちょっとだけ効いたエリアを攻めれば難なく魚が出る感じです。

と、そんな予想や馬鹿な話なんかをしゃべりながら夕食をとり、早めに就寝。

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2日目は聖地で朝から磯ざんまい!

快晴無風ベタ凪ぎ…。まさにベッコウ日和です(笑)

2日目

朝食をさっさと済ませ、逸る気持ちを抑えつつテントを畳み、いよいよフィッシング開始です♪

まずは定番の灯台下でやってみましょう。

断崖に腰かけてキャスト。これが金華style

とりあえずウナジュウで朝一から様子見するも、バイト頻発ながら乗る魚に巡り会えず、しばし時間が経ちます。

乗らないアタリにシビレを切らして喰わせのガルプ!8インチイールにルアーチェンジ。すると一発で微妙なサイズがヒット。

8インチをガブ飲みです…

そしてさらにキャストを重ねると、今度はこんなチビちゃんまでウナギをがっぷり!

「ワイルドだろ~?」って言ってました(笑)

反応良好。予想通りの展開に、「あとはサイズを」と欲が出てきたところで阿部さんにズドンっ♪

おっ!阿部さんもウナギですね~

とりあえずチビちゃん達の顔は見れたから再度ウナジュウにローテーション。

「ハイシーズンならでは!」
ってポイントにぶっ込むと
「ゴーン!」
と引ったくる激しくアツい一発吸引バイト♪

10インチをひと飲みです(汗)

やっと金華山らしい50アップをGET。やはり強いワームには強い魚がアタックしてきますね~。

そして同じポイントにもう一度ぶっ込むとまたしても
「ゴーン!」

ぶっといアイナメさんです♪

もうすっかりヤル気のある良型は初夏のポジションに居られるようです。そして春~初夏のギンポ捕食パターンに完璧に突入してますね。

とりあえずモーニングバイトでかなり全員満足状態なので、今度はランカーベッコウを狙いに移動しようと話をしていると戸澤さんにナイスバイト!

ヤル気のある体色ですね

そしてこれを上がりアイナメにしてポイント移動。

締めはモンスターほかく実績ポイントへ

次に入ったポイントは通称チップ。モンスターベッコウ超実績ポイントです。が、なんと潜水漁を行っており痛恨の激渋状態…。

しかしそんな状態でも阿部さんは連発でナイスサイズをゲット!

体高のある綺麗なベッコウです
ウナギをガッツリ食べたナイスアイナメ

その後はチビちゃんが数匹きたのみで反応イマイチのため移動。

そして次に選んだポイントは、通称サバポイント。全体的にシャロー中心のポイントでハイシーズンならではのポイント。「ここで釣れたらハイシーズン確定」と言えるでしょう。

…しかし、やはり早かったようでノーな感じの時間帯が続きます。
「まだダメか…」
と諦めかけた頃に阿部さんにバイト!

30半ばくらいのベッコウをゲット。むむ~(悩)いるけど喰わぬか…。ならば喰わせのリーサルウェポンのパルスクローでどうです?

フルキャストしたところのブレイクラインで
「ゴン!」
トキメキ系バイトきたぁ~!

重量級の引きでビッグベッコウ確定です♪

怪獣的な面構えです
毎度のことながらパルスクローは困った時の救世主ですね~

その後は日が高くなり、潮も止まったため尻つぼみ的に釣れなくなりお昼前には釣り終了。

帰りにモンキー達が覗きにきました

さて、そんなこんなで今回の釣行も無事に終了しました。岩手の磯も宮城の地磯もだいぶ良い釣果が聞こえるようになってきました。ぼちぼち待ちに待ったハイシーズンの到来ですね♪

磯ロックもボートロックも楽しい季節になってきたので、是非皆さんも週末はロックフィッシュ釣りにお出かけ下さい!

【使用タックル】
■ロッド:アブガルシア ロックスイーパー882EXH limited MGS
■リール:アブガルシア Revo Elite IB
■ライン:サンライン FCスナイパー16Lb
■ワーム:
バークレイ ガルプ!イール10インチ
バークレイ ガルプ!イール8インチ
バークレイ ガルプ!パルスクロー
■フック:
がまかつ ワーム316(3/0)
がまかつ ワーム321(3/0~5/0)
■シンカー:3/4~1ozテキサスリグ

【金華山アクセス】
鮎川港より金華山観光クルーズ・海上タクシー「くろしお」に乗船
http://www.kinkasan.com/
■こちらの海上タクシーも利用可能です!
・シードリーム
http://www.ishinomaki.info/seadream/
・海上タクシーなべちゃん
http://www.nabe-chan.com/

PROFILE:塩津 紀彦

磯ロックがブームになる以前から牡鹿半島の磯に通い、50UPベッコウ&アイナメを狙っていたロックフィッシュハンター。険しい、キツイ、危険の3Kを乗り越えながら、数々のモンスターを仕留めてきた。茨城県在住。チーム・ハンター所属。ピュア・フィッシング・ジャパン、サンライン、パズデザイン、がまかつフィールドテスター

 

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※取材・テキスト/塩津紀彦

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