釣行記

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日本海で釣女入門【高橋兄妹・兄の釣り日記】秋田男鹿のファミリーフィッシング・サビキ釣り

高橋一久 2021年4月24日 更新

今回よりスタートした「高橋兄妹」の釣行記。長年の釣り友だった息子が都会に巣立ち、ちょっとだけ寂しい思いをしていた兄・一久さんの前に、妹の久美子さんが「ちょっと釣りに行ってみたいんだけど」と現れた。第1回は秋田県男鹿半島の防波堤でアジ、キス等の小物釣りに挑戦。まずはお兄さんのレポートからご覧ください。
※2011年6月掲載の記事です。

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完全初心者に一体何を釣らせればいいのか?

6月18日、秋田県男鹿半島に行って来ました。同行者は「釣りに行ってみたい」と言い出した妹。殆ど初心者のはずだけど、流行の釣女を目指すつもりか?

何を釣らせようか色々と考えた末、秋田での陸っぱりに決定。アジ、シロギスを釣ってもらうため、今日は執事役に徹しましょう。盛岡を出発し、道程の太田釣具店でお勧め仕掛けと小物釣り情報を収集。

最初の釣り場は男鹿の南の付け根付近に位置する椿漁港

椿漁港到着は6:00頃。本日の防波堤は空きが目立つ。一抹の不安を感じながら防波堤へ。先行者の釣れ具合を見ながら先端付近へ進みますが、バケツの中は寂しい状況です。

まずは小アジ狙いのサビキ仕掛けをセット。アカアミコマセで竿下をサーチしつつ、港内側へチョイ投げでシロギス狙い。しかし、チョイ投げにはシロギスではなく、小さなアイナメ、マダイが釣れてくる。本命ではないけれど、妹は喜んでいる。ファミリーフィッシングとして考えればOKかな!

さて、自分的本命はやはりワラシベ釣り。その為には活きエサになる小アジを確保したい。最終手段、トリック仕掛けを降ろしてみると、即アタリで小アジが釣れた。周囲でも同時に釣れ出した様で、群れが廻ってきたか、サビキの方にもヒット。エサに良いサイズが釣れたので、コアジの竿下泳がせで本命ヒラメを狙いつつ、妹のサポート。トリック仕掛けでは、小アジ、アナハゼ、メバル、スズメダイ、フグがポツンポツンと上がってくる。

夏の日本海、ファミリーフィッシングで人気(?)のスズメダイ。アイゴみたいに毒魚もいるので注意です

妹にとって、全て生きた本物は初めてらしく、はしゃいでいた(笑)。けれども釣れ具合は良く無く、仕掛けや釣り方を変えてみるも数時間が経過、周囲の釣り人達が引き上げるのに合わせて、我々も移動。

お次は船川港。公園になっている付近をざっと回ってみて、良さそうな防波堤へ入座。上からのぞくと豆アジが大量に泳いでいるが、コマセへの反応は鈍いので、サビキはほぼ諦め、チョイ投げ中心の展開で。

チョイ投げで防波堤周りを探ります

しばし探っていると、竿先を強く引き込む初アタリ!柔らかめの竿なので、手応えを楽しみつつリールを巻くと、良型のシロギス。

私の竿に掛かった良型のシロギスです

それから数匹のシロギスを追加したが、妹にはアタリだけでヒットは無し。お昼過ぎに本日の釣行を終了とした。

震災以降、初めての海。そして久し振りの日本海側での小物釣りでしたが、良くない日に当たってしまったようで、普段はもっと釣れているのだそう。それでも、妹は楽しかったようだし、まずはヨシとしましょう。

次回は、もう少し釣りたいですけれどね(笑)。

→→高橋妹の釣り絵日記へ続く

椿漁港のマップ。右にちょっとスクロールした先が船川港

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取材・テキスト/高橋一久

PROFILE:高橋一久

最近あまり釣りに行けていない(釣りがイケてないわけではない)のが悩みのサラリーマン釣人。防波堤の小物釣りを発展させたワラシベ釣りが大好き。他、ワカサギ、渓流、各種釣具のハンドメイド&カスタマイズも得意。奥州市在住。ブログkazuたかしの釣り日記更新中!

 
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