釣行記

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東北根魚盛期に開催!塩釜ボートロックトーナメント2023

編集部 2023年5月9日 更新

東北ロックフィッシュ春の恒例行事となっていた「塩釜ボートロックフィッシュトーナメント2023」が2023年4月23日(日)、4年ぶりに開催された。これまでは東北ロックシーズン序盤のタイミングだったが、今季は例年に比べて根魚シーズンの進みが早く、最盛期の大会となり大いに盛り上がった。


[動画前編:実釣・解説~表彰式]


[動画後編:入賞者インタビュー]


塩釜港から出船!強風のため近場の大根沖からスタート

「荒天中止の後、新型コロナの影響で開催を見合わせていたので、4年ぶりの開催になりました。久しぶりに会う方も多く、(ゲストの)ハンター塩津ともそれくらいぶりの再会です。強風予報ですが、今年は早くから調子よく釣れているので、近場のポイントでも釣果は十分期待できると思います」とは、今回で10回を数える大会を主催してきたアーネスト船長佐藤尚行さん(以下、タカさん)

この日集まったロックフィッシュアングラーは65名。船宿えびす屋(塩釜まがき港)の大型船4隻に分かれ、釣り場を目指した。

例年、シーズン初期となるこの大会では牡鹿半島~金華山周りの遠方のポイントで釣りをするのだが、この日は強風予報のため松島湾周辺の大根~中根のポイントで実釣することになった。
「例年ならばシーズンが早すぎて近場だと厳しいのですが、今年はシーズンの進行が早くて4月頭から大根付近でも釣れているので、十分にコンディションの良いアイナメを狙えると判断し、決行しました。風の状況次第で早上がりはあるかもしれませんが、最初からがんばって釣って欲しいと思います」とタカさん。

塩釜まがき港で受け付け後、それぞれ割り当てられた釣り座に乗船
左からG-TEC代表トモ清水氏、アーネスト佐藤尚行船長、ハンター塩津氏
船宿・えびす屋(塩釜まがき港)の大型船4隻を貸し切って実釣。塩釜沖はカレイ船が盛期を迎え、連日、乗り合いで出船可能。これからヒラメ船やジギングルアー船なども面白くなる

塩釜港から30分ほどの大根沖に集まり、同時にスタートフィッシング
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「この季節はフワフワ系がイイ」のフワフワ系って?

毎年、この大会でタカさんが発するワードが「フワフワ系」。このフワフワ系というのは一体何なのか?

春先のベイトとしてイサダアミ(アミエビ)などが有名だが、春先のボートロックゲームではこういったアミ類・小エビ類やゴカイ・バチの類を食べて浮き気味になっている魚を狙って釣ることが重要になる。もちろん底べったりで捕食している魚も居ることは居るのだが、春のマイクロベイト系を捕食している魚の方が肥えてコンディションが良く、ウエイトを稼いで上位に入る人はそういう魚にターゲットを絞って釣っているということ。

塩津さんはこの春に発売になったばかりの、ガルプ!シリーズのアイビック限定カラー「グリーンゴールド」を使用。「いままでのガルプ!にありそうで無かったカラーです。まだまだ進化するガルプ!で釣果を上げてくださいね」
シンカーはバークレイの「スイベルシンカー1オンス」


バークレイ
すり抜け性、飛距離抜群でフォールも速いスリムボディ。直リグ、フリーリグ、バチコンなど様々な釣り方に対応
ガルプ!パルスワーム3.2インチ(限定グリーンゴールド)
独特の波動で実績抜群パルスワームのガルプ!版
ガルプ!アジャストハント3.2インチ(限定グリーンゴールド)
ハンター塩津プロデュース。パドルテールとツインテールの2通りの使い方ができ万能性に優れる
ガルプ!パルスクロー3インチ(限定グリーンゴールド)
ハンター塩津プロデュース。カニ、エビ類など甲殻類系に近いフォルムの安定した実釣力


バークレイ(Berkley)
今回使っている方の多かったガルプ!パルスの4インチにもグリーンゴールド登場中


バークレイ(Berkley)
ハンター塩津監修第2弾として登場し、アピールと食わせのバランス抜群


バークレイ(Berkley)
低活性時にもガルプ!スメルとフォルムで甲殻類大好き根魚に効果的
船中1本目を釣り上げたのはこちらの方。ガルプ!パルスワームの4インチ使用
トモ清水さんと一緒に関東から遠征、タカさんのアドバイスもあり早々にアイナメキャッチ!
良いサイズのアイナメ。シャッド系で
最初、「アタリがあっても小さいのが多い」と言っていた塩津さんだが、「パターンが分かりましたよ」
パターンをつかんでから連発モード「なんかサイズが段々小さくなってるけど(笑)」この時点で3尾のリミットメイク達成
こちらの方はガルプ!の限定色グリーンゴールドで「昨日、釣り具店に寄ったらあったので買ってきました!」
船中1本目を釣った後も「ガルプ!パルス」を使用しコンスタントに釣り続けていた
ほとんどの時間、船中サポートに回っていたタカさんも、短時間の釣りでしっかり釣ってみせた
風が強まり釣りづらい条件の中、集中力も必要
この大会、いつもしっかり釣果を上げている女性アングラー
お父さんと一緒に釣りにはまった少年ナイスキャッチ
ベッコウを狙っていた塩津さんに釣れてきたのは腹パンパンのマゾイ
初級者の女性も参加。難しい条件にもかかわらずしっかり釣果を上げた

ハンター塩津さんのこの日のパターンを解説

ゲストのハンター塩津さんの釣り方を解説してもらった。この日の塩津さんは最初こそ探り探りだったものの、途中からパターンをつかみ40UP含む2桁釣果を上げた。塩津さんパターンも、タカさんの言うフワフワ系に一致するような釣り方。

フワフワ誘う場合もいろいろな方法があって、一つがシンカーを軽くしてフィネスに攻める釣り方。こういった繊細な釣りは今回のように風が強く、船が流されるような状況では操作が非常に難しくなる。塩津さんの場合は・・

「今日はバークレイのスイベルシンカーの1オンスを使っているんですが、水深に対しては少し重めのシンカーにして、フリーリグにしています。フリーリグなのでシンカーのアイをラインがスルスルと動く状態です」

「使い方は、着底したらまず大き目のリフトでリグを1回跳ね上げます。フォールの時に少しテンションを抜いてあげると、(スイベルシンカーは細身で沈みも速いため)シンカーがストーンと先に沈みます。シンカーが先に落ちるとシンカーとワームの距離が少し離れて、ワームが漂いながらフワフワと落ちていくイメージです」

シンカーに遅れてふわふわとフォールさせることで魚に食わせる間を作ることができるテクニックだが、フォール中のアタリをキャッチするのには少しテクニックが必要。風が強くなり船が流されると、ボトムの感覚を掴むのが難しくなるそうだ。

塩津さんに動画でも説明してもらっているので、そちらも見て参考にしてみていただきたい。

塩津さんはリミットメイク後もコンスタントに釣り続け、目標の2桁10本に到達。使用ワームは全てガルプ!ニューカラーだった
アイナメ最大はこちらの40UP

風は強いが、下馬評通り活性は高くハイシーズンの釣れっぷり

仙台港・七ヶ浜の近くまで戻りながら、最後まで粘った
ラスト10分、親子でパチリ!うれしいお土産ヒラメもGET
競技終了。えびす屋の大型船は船室も広々。「寝ながら帰るのもまた気持ちいいんだけど」、近場なので、うとうとしているうちに港に到着していた

風が強まり早上がりになったものの釣果は上々!

この日は終始、風の強い予報ではあったのだが、途中からは突風のような風が混じり始め次第に厳しい雰囲気に。大根沖からさらに内側の中根周りなど岸近くのポイントに移動して競技を続けたが、予定より少し早上がりとなった。

まがき港に設けられた検量スペースには次々と釣果が持ち込まれ、ウェイイン率は9割に到達。風の状況的に釣れない人も多いのではと心配されたが、予想以上の結果となった。

約9割の方が検量に釣果を持ち込み、良型多数、僅差の勝負となった
検量結果を待つ間にG-TECのニューロッド「クロスセンシティブ」をトモ清水さんとタカさんが解説。あえてロックフィッシュ用とはせず、様々なゲームフィッシュに挑戦できるハイスペックなロッドを次々と企画、リリース
塩津さんと清水さんはアブ・ガルシアのベイトリール新世代「レボ5シリーズ」や「レボSPロケット」などについてトーク。新世代レボ5にも触ることができて好評だった
いよいよお待ちかねの表彰式

1位岸さん、2位の深堀さんは3.2kg台で60g差の僅差!

期待以上の好結果となり、3kg前後に上位が並び、1位の岸さん(3,260g)と2位の深堀さん(3,200g)はわずか60g差の僅差という結果になった。

3位 清野 隼平さん(2,980g)

「ワームはガルプ!パルスワームの4インチ。ボトムからあまり離さずズル引くように、ゆっくり横を引くように使いました」

2位 深堀 潤さん(3,200g)

「最初に入った大根では2.5インチシャッドテールワームの底から50cmのスイミングで、岸寄りに移動してからは完全カニパターンでした。今日はポイントによって釣り方が全く異なりましたね。普段からアーネストで大根沖のポイントなどは釣りをしていたので、普段佐藤さんから教わっている釣り方で釣りました」

深堀さん

優勝 岸 和弘さん(3,260g)

「今日やったのは、ボトムを取ったらボトムからほんの少しだけ浮かせて、ずっと糸を張って待っているような釣り方です。ワームはスライダーワームでした」

タカさん「彼は今年の春からすごく調子よく釣っていたので、開催前から『優勝もあるんじゃないか?』と冗談半分で話していた所でした。今年はシーズンが早くて4月1日からよく釣れているんですが、彼は2、3回このパターンで釣りをしていたので、春先のヒットパターンを体でおぼえていたのだと思います」

マグナムキシさん
この大会は優勝者総取り方式!豪華賞品を手にした岸さん
[大会リザルトはこちら]
ジュニア賞獲得おめでとうございます

初夏のロックフィッシュ盛期!来年も開催予定

今回、釣れたアイナメは魚体がパンパンのコンディションの良い魚が多くみられた。東北ロックフィッシュゲームはまさにハイシーズン。7月頃にかけて初夏シーズンが楽しみな雰囲気だ。

また、佐藤船長は来年も第11回大会開催予定とのことなので、来季に向けてさらに腕を磨いて挑んでみていただきたい。

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※取材協力/えびす屋

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