宮城の投げキス実態調査（七ヶ浜）

宮城でもキスが釣れるって知ってましたか？今年は特に調子がいいようで、毎年キスを狙っているキスマニアな常連さんが7月に七ヶ浜の湊浜で釣果を上げていたほか、8月中旬には松ヶ浜漁港の港内でも釣れたとの情報を聞き、試しに調査に行ってみました！※2014年９月掲載の記事です。

＞2014年7月13日、七ヶ浜の湊浜海岸で釣れたキス

狙ってみたら案外簡単に釣れちゃいました！

東北の投げキスというと日本海側の釣果がほとんどで、僕たち宮城のキス釣りファンの多くは山形の酒田周辺サーフや秋田の釜谷サーフ、青森の七里長浜などまで足を運んでキスを狙っています。
［参考］庄内キス釣り釣行記

太平洋側は津軽暖水の影響の強い下北半島周辺で釣れるくらいですが、福島や宮城でも数は少ないながらキスはいて、昔から投げ釣りで狙っている人はいるそうです。

僕が勤めているつりマリの常連さんにも、日本海まで行けない時は七ヶ浜でキスを釣っている方がいて、今年も湊浜海岸で釣ったキスをお店に持ってきてくれました（こちらの釣果）。その後、8月には湊浜のすぐ隣の松ヶ浜漁港の港内でキスが釣れたとの情報。湊浜から回遊してくるのか、本格的なキャスターでなくても、ちょい投げでも釣れているとのことでした。

試し釣りをしたのは8月22日。配達が終わってから午後の店番交代までの1時間半勝負です！車中でお昼ごはんを食べながら松ヶ浜漁港に到着。復旧工事中は中まで車で入れないので、駐車場所に注意してください。

赤灯台のある防波堤のちょうど中間、段差を登ったあたりからスタートです。潮通しのよさそうな港内の船道付近に投げてみます。ちょっとさびいてみると、ビビビッ！とキスらしいアタリあり。ちょっと小さいかな？と巻き上げてくると、巻き上げ途中に何かの影がワーッと追いかけてきます。そしてその群れの1匹がキス仕掛けにヒット。キス用の細糸なので丁寧にやり取りして、釣れてきたのは‥小カンパチ（ショゴ）でした。

途中でカンパチに食われて本命はバレてしまいましたが、その前のアタリがキスのものと信じて同じあたりに投げてみます。すると、かなり手前までサビいてきたところで再びアタリ！今度は間違いない。そのまま丁寧に回収すると、出ました2連！

食ってきたのは船道よりもずっと手前。防波堤から15～20mくらい、ケーソンの基礎部のちょっと先くらいです。調子に乗って遠投可能なタックルを持ってきちゃいましたが、ちょい投げで十分釣れる距離でした。

その後も同じ辺りを狙いますが、さっきよりアタリが小さい。魚が散ってしまったかな？少し場所をずらしてみると、もう1匹釣れました。さすがに魚影は濃くないようですが、キスがちゃんといることは確認できました。

この時はお店で待っているスグル君（いつも髪を束ねているうちのスタッフです）が心配だったのでここで調査を打ち切りましたが、防波堤一帯を探ればもっと数は伸ばせたように思います。チャンスがあったら他の釣り場も調査してみたいですね。

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※取材協力／つりえさ倶楽部マリン仙台新港店（仙台市宮城野区）TEL：022-786-3580

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