仙台~県南サーフのフラットフィッシュ 釣り場に合わせたルアー選択
8月に入っても梅雨がずっと続いているような気象条件となった今年の宮城県南部。フラットフィッシュはコンスタントに釣れ続けているものの、コンディションに左右されやや不安定な釣況。
近年のフラットフィッシュゲームはソフトルアーの様々なリグやメタルジグを駆使したテクニックが発達。ここではオーシャンルーラーフィールドスタッフの鈴木貴博さんが、所属する「釣無魚」メンバーの佐々木さん、三塚さんと3人で釣行。高実績な宮城県南エリアの河口、サーフそれぞれの釣り方を紹介していく。
※2017年8月掲載の釣行記です。
水深の浅い河口部はジグヘッドとキャロライナリグで攻略
コンディション的にフラットフィッシュも低活性と予想。ここではジグヘッドリグとキャロライナリグをメインに使用し、ボトム付近をじっくりと探ることに。しっかりボトムを取り、アクションもゆっくりズル引きを主体にした。
キャロライナリグ、テキサスリグなどにぴったりな中通し式のシンカー。硬質でボトム形状を把握しやすく、メッキカラーが魚を警戒させにくい。仕掛けパイプを内蔵するのでラインを痛めにくいのも特長。2017年は35gが新たに追加になり、今回のようにヘビキャロで遠投したい時や、ディープエリアの攻略にも対応しやすくなった
ロングクランク形状&ワームキーパー搭載でワームのホールド性に優れたオフセットフック。ワイドゲイプのため幅のあるワームなど、様々なワームに適応可能
底が平らな形状の丸型ジグヘッド。底で姿勢が安定するので、ボトムでフックが上を向き、ボトムを探るのに適する。2017年6月発売になったばかりの新製品。35gまでラインナップし、サーフからの遠投にも対応できる
二ノ倉海岸は遠投できるヘビキャロとメタルジグで攻める
長雨の影響で河口周りはキビしいコンディション。続いて向かったのは「釣り河北フラットフィッシュin亘理」で上位入賞者の半数ほどが釣果を上げた実績ポイント、二ノ倉海岸。ここはカケアガリから比較的水深のあるポイント。潮流はやや複雑で、この日も底で潮が巻いていた。
波が高くなりやすい外洋向きの海岸では防波堤や河口のように細かいピンポイントを撃つ釣りより、遠投して広範囲を探る釣りがメインになる。タックルも遠投性を重視し、重めのウエイトのルアーを使用できるモノを選択する。
鈴木さんたちは遠投可能なヘビキャロと飛距離を出しやすいメタルジグで距離を稼ぎ、広範囲を攻めることに。長雨の影響で濁りがあり、波が高い条件の中、ヒラメ、マゴチを引き出すことができるのか?
左右非対称ボディのショア専用スロージグ。スローな動きと強い波動、フラッシングで根魚、フラット、青物と、あらゆる魚種をとりこにする。2017年新色、バレンシアゴールド、イカナゴゴールド、ピンクコットンキャンディが新登場!
フォールでアピールするセンターバランス設計ジグ。フラッシング効果も抜群で、スタンダードにアクションさせやすい。2017年は新色バレンシアゴールド、イカナゴゴールド、チェリーゴールドが追加された
フラットフィッシュ好季はまだまだ続く!
8月の宮城沿岸は雨続きの天候のせいもあり、7月までに比べ釣果は下降傾向だったが、それでもヒラメ、マゴチともにコンスタントに釣果は上がっている。ようやく天候が回復してきて、遅れてきた夏~初秋の好季に期待したい。
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※取材協力/オーシャンルーラー
※解説/鈴木貴博