2020年5月26日(火)、アブラメ(アイナメ)を町魚としている青森県階上町で約8000尾のアイナメ稚魚が放流された。
階上町では平成6年(1994年)よりアイナメを町の魚として制定。町内の青森県栽培漁業振興協会では約3万尾の種苗生産に成功したこともあったが、20年以上を経て放流事業が再開された。
近年は県立八戸水産高校がアイナメのブランド化を目指し、新しい料理の開発や活魚輸送技術などの研究を行っている。教育の一環としてアイナメの資源増殖を目指すため、県と町による放流事業が実現。水産高校ではタグ放流によるアイナメ資源の管理も始める予定で、階上町のさかした釣具店でも、タグデータの回収など協力していく。
アイナメ稚魚の放流は2019年、日本釣振興会青森県支部でも行われ、その時も青森県栽培漁業振興協会の種苗が使用されている。アイナメの種苗生産は全国的にも珍しく、今後も安定して生産、放流を継続できるように多くの釣り人の方に注目していただきたい。
※取材協力/さかした釣具店(階上町)
登録日:
2020年5月29日