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釜石周辺磯で初釣り中に海中転落 航空機で救助事例

2018年2月25日配信 【HOWTO】 【編集部】

2018年1月2日、岩手県釜石市周辺の磯で釣り人が転落する事故が発生。第二管区海上保安本部の「マリレ情報よろず屋・第65号(平成30年2月)」より事故生存者の体験談を紹介する。

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★九死に一生★事故生存者からの体験談

■平成30年1月2日(火) 釣り中の海中転落 [釜石]
「私はその日、午前7時頃から友人と2人で磯釣りをしていました。いつもなら時間をかけて波の状況を確認して安全な場所で釣りをするのですが、慣れもあったせいで、その日は波の状況の確認を怠り、午前8時10分頃、高波にさらわれ、海中 転落してしまいました。

救命胴衣を着用していたおかげでなんとか浮くことができ、自力で付近の岩場に上がることができましたが、孤立してしまい、友人が118番通報してくれました。

海中転落して衣服が濡れてしまったため、岩場で救助を待っている間はずっと寒かったです。防水タイプのスマホを持っていて、電波状態が悪く通話はできませんでしたが、メールは使えました。友人が海上保安庁による救助の動きをメールで連絡してくれたので心強かったです。

その後、午前11時6分頃、海上保安庁の航空機により吊り上げ救助してもらいました。

救命胴衣が無かったら、死んでいたかもしれません」

今回の事例では救命胴衣で浮いた後、幸いにも沖磯に上がることができ、同行者もいたため、救助を要請することもできた。厳冬期は体力の消耗が激しく、自力で陸に上がれなくなるケースも。

救命胴衣の常時着用、携帯電話の防水対策、同行者との連携など、非常時に備え、「もしもの時は118番」を。

マリレ情報よろず屋

事故防止のための注意点

①ライフジャケット着用の徹底
②適切な連絡手段の確保(防水パックの活用)
③海の緊急通報118番の有効活用
④複数名行動の励行
⑤立入りが禁止されている防波堤等へ立ち入らない
⑥子供から目を離さない

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※情報提供/第二管区海上保安本部