釣行記

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全国カレイ投げ釣り大会!宮城石巻会場で55cmイシガレイ

東海林誠 2021年2月4日 更新

2017年11月19日(日)に行われた、『第107回全日本カレイ投げ釣り選手権大会』の模様を東海林誠さん(仙台広瀬キャスターズ)がリポート!秋の投げカレイ盛期。宮城石巻会場で釣り上げられた55cmのイシガレイが日本一の釣果となった。
※2017年11月掲載の記事です。

山口さん(仙台広瀬キャスターズ所属)は55cmのイシガレイを釣り上げ、全国優勝の栄冠に輝いた
 
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秋~冬の投げ釣りシーズン 2017年全日本カレイ投げ釣り選手権大会を開催

晩秋から初冬へ移行し、初雪の便りも聞こえてくるこの時期、いよいよ今年もこのイベントがやってまいりました!

11月19日(日)、『第107回全日本カレイ投げ釣り選手権大会』が行われました。全日本サーフキャスティング連盟(岩田政文連盟会長)に所属する全国24協会の会員が、その日の決められた時間内に、投げ釣りで釣ったカレイ(※種類は問わず)1枚の大きさを競いました。北海道から九州まで、全国38会場&参加クラブ数181、総参加申込人数1,212名にて開催されました!

今年、東北では唯一、宮城県に『石巻会場』が設定され、東京、兵庫、岡山からの参加者も含め、計46名がエントリー!

釣り場範囲は、奥松島~石巻~牡鹿~女川~雄勝まで!受付&注意事項説明のあと、AM4:30から各自、一斉に狙いのポイントへ車を走らせます!

事故防止の観点から、なるべく単独釣行は避け、各釣り場へは複数名での行動となり、実釣時間は約7~8時間、審査時間(PM2:00~2:30)までに受付場所へ戻り検量となります!

この大会には幾つかのルールがあります!
①大会参加・不参加にかかわらず、会員は前日釣行禁止!また、大会不参加者は、大会当日も釣り禁止!
②受付前に釣り場に入った場合(場所取り行為)は失格!
③審査時間に遅れた場合は、理由の如何にかかわらず失格!
④竿数制限:3本以内!
⑤極度の鮮度不良魚の提出は、失格の対象!
⑥計測したカレイが同サイズの場合は、釣ったカレイの枚数が多い方が上位!
⑦本賞の部(カレイ)は25cm以上、他魚の部(全日本サーフ対象魚)はランク以上で、スーパーランク割り!
※他魚は、各魚種ごとに設定された寸法(ランク/スーパーランク)があり、検量した魚を設定値で割って、そのポイントで順位を決定!例えば、スズキ(S:85cm)の75cmよりも、ソイ(S:45cm)の40cmの方が上位になります!

この大会、上位入賞者には嬉しい副賞があり、本賞の部&他魚の部とも、1~3位までの人には、本人が希望する7~10万円分の釣具が進呈され、上位200名くらいまで、盾や副賞が出ます。また、審査に出す魚が釣れなくても、審査票提出で、抽選でラッキー賞(竿やリール、釣具等)が当たる仕組みになっています!

まだ暗い早朝4時半スタート

エサ盗りかわせば50UPのカレイを狙えるハイシーズン!

さて、今年も7歳の長男と参戦!震災から6年半ですが、最近、またあちこちでかさ上げ工事が本格化し、狙いのポイントには『立ち入り禁止』の看板が…(>_<)

かさ上げや防潮堤の工事が本格化。釣り禁止や工事中の場所には立ち入らないよう気を付けたい

10月からあちこち下見を重ね、なるべく車横付けで竿が出せそうなポイントを3カ所に絞り込み、10年ぶりの優勝を目指し、大会当日、同クラブの遠藤くん&早坂さんと一緒に釣り場に入りました!

運良く、狙いのポイントが空いていて、AM5:30頃から釣りを開始!当日用意したエサはアオイソメ1Kg!竿3本(全て3本針)を遠・中・近に投げ分け、カレイのポイントとなるカケアガリや、根周りを狙いました。一応、長男の竿も2本持参しましたが、当日は最強寒波の影響で、朝は氷点下の寒さになり、なかなか車から出ようとしません…(^-^;

開始早々、30~35cmくらいのアイナメが連発も、全てリリース…。しかも、エサ盗りのフグやタナゴも群れているようで、わずか数分でエサ完食!頻繁にハリスを切られたり、根掛かり多発で仕掛け切れも続発と、どうやらポイント選択を間違えたみたい…(>_<)

エサ盗りのフグ多数
この日はウミタナゴもエサ盗り
長男は防寒着×4枚のフル装備!

それでも、開始から1時間くらいしてようやく35cmくらいのマコガレイが釣れ、その後、同じポイントを攻め続けると、同サイズのマコガレイがポツポツ掛かり、終盤には40cmUP!ホシガレイも1枚釣れ、カレイは計10枚釣れたものの、狙いの50cmは不発で大会が終了しました…。

 
時合いに入ったかカレイがポツポツとヒット
最高は40cmのマコガレイ
ホシガレイに
アイナメも混じる。これからの冬場は夜投げアイナメが楽しみ
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冬の夜投げアイナメ

途中、長男の竿にもアタリがあり、1回目はゆっくりリールを巻いてしまったため、途中で根掛かりしてしまいラインブレイクし、本人は大ショック…(>_<)。それでも、後半に再度アタリがあって、今度は7歳なりの高速巻きで無事に取り込み、上がってきたのは33cmのヌマガレイ!…話を聞くと、どうやら本気で優勝を狙っていたみたいです…(^-^;

石巻周辺の大会エリアから釣果が多数持ち込まれた

会場に戻り、いざ審査が始まると、大型のカレイが続々提出されてきます!会場が一番盛り上がったのは、仙台広瀬キャスターズの山口副会長が仕留めた55cmの特大イシガレイ!!!他にも45cmUPが5名いて、優勝候補の北海道や北陸が大荒れとの情報もあったので、宮城から上位入賞が期待されます!

翌日、北海道から50cmクラスのナメタガレイが複数釣れていると連絡があって、山口さんの優勝は微妙な展開でしたが、全国の集計の結果、見事に全国優勝が確定しました!山口さん、おめでとうございます!
※今回の全国優勝で、仙台広瀬キャスターズ所属の会員の優勝も、通算で7回目になりました!

また来年、今度は本気で優勝を狙いたいと思います!(^-^;

大会リザルトはこちら!

関西から参戦、兵庫レインボーキャスターズの鶴田さんの良型イシガレイ
地元勢、宮城海遊サーフの渡辺さんもこの釣果
全国優勝した山口さんと横地クン(ともに仙台広瀬キャスターズ)
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PROFILE:東海林 誠

とうかいりんまこと。家業である米穀店の仕事と育児の合間に、せっせと釣り場に通う、投げ釣りマスター。北は青森から南は愛媛や有明海まで、大物にかける情熱が足を釣り場に向かわせる。仙台広瀬キャスターズ所属

 

※解説/東海林 誠

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