イカ専用ジグで狙う!仙台湾のスルメイカ
宮城、岩手の沿岸で夜のスルメイカ釣りがハイシーズンを迎えている。ここ数年は、比較的ライトなタックルを使うイカジギングもすっかり定着。ダイレクトなイカの乗りを楽しめるうえ、少し慣れて手返しよく釣れば十分なおみやげも期待できるのだ。 ※2014年8月掲載の記事です。
>2012年の釣行の模様はコチラ
イカジグマスターを招いて実釣講習を兼ねた釣行会を実施!
仙台湾のスルメイカも盛期を迎えた7月26日(土)、京都のオリジナルハンドメイドジグkomo社のビルダー薦田さんを迎え、TopRange主催イカジギング釣行会が開催された。この釣行会は、「イカジギの楽しさを広めたい」をモットーに毎年行われているもの。一昨年、昨年と低調だった仙台湾のスルメイカだが、今季はまずまずの釣れっぷりとなっている。
梅雨明けした宮城県。日中は30度を超す猛暑も、日が傾くにつれ涼しさを増しはじめた。夕刻の17時30分、参加者16名を乗せまがき港を出船。約1時間半の航程で今回のポイントとなる金華山沖に到着した。当日はやや波高、風ありといった比較的タフなコンディション。しかしながらこの日は、月周りが新月、大潮前日の中潮といったベターな状況。好釣果が期待できた。
ちなみに今期のイカの状況は日ムラありがあり、前日、束釣りしたと思ったら翌日はポツポツといった感じ。シーズン初期はイカの成長もまちまちなので、サイズもバラつきが見られた。
日が落ち、暗くなった19時半過ぎに集魚灯を点灯。その後、魚探の反応を見ながらポイントを探り45分頃に釣り開始となった。タックルは、上にスッテ、下にイカジグ仕様の2段仕掛け。イカジグの上にスッテを付けることで誘いになるし、両方にイカが乗ればダブルで手返しよく数を伸ばすこともできる。
今回、使ったイカジグは烏賊JIG-EVOシリーズに新たに追加になったスリムタイプ、「烏賊JIG-EVOⅡ(コモジグ)」。前作は70gまでのラインナップだったが、このスリムタイプは80g、100gもラインナップし、三陸の深場にもしっかりと対応しているのも特長だ。より繊細なアクション、バランス設定になって、「イカの触手がかかる繊細なアタリも瞬時に反応し、即アワセできるんですよ。低活性時の、ちょっとしたアタリも見逃さないです」と薦田さん。
イカジグも乗りはよく、胴突きに迫る好釣果に!
実釣を開始してからジワリジワリと釣果が出始めた。前半はやや小さめだが、後半は良型揃い。中にはビール大瓶級もチラホラ。活性もよく、ヒットする棚は底、中層、上層とバラつきが見られたものの、終日コンスタントに釣れていた。
初挑戦の方が多い中、1人平均20匹前後。竿頭が47匹の釣果。ちなみに近くでイカ釣りをしていた乗合船の竿頭が60匹だったとか。もしかして、そんなに胴突き仕掛けと差がなかったかも?
【丹野さん使用ロッド】
テンヤ錘負荷5~15号 LineClass PE0.8-1.2
Section2 Guideステンレスフレーム K-Guide + SicLDB
スピニングモデル
【ロッド詳細】
「テンヤシリーズ」は、その名の通り一つテンヤ専用ロッド。ティップにはマズメ時や逆光でも見易いホワイト&オレンジカラーを採用。超繊細な穂先はフォール中の小さなアタリを見逃さず、対照的な胴の強さでテンヤバリを確実に対象魚へ突き刺す。今回、丹野さんが使用した「84TENYA-EH」は津軽海峡や日本海など潮流の速い場所をはじめ、水深50m以上ある深場攻略に最適の逸品。高い操作性がイカジグにもぴったりマッチした
■TEL:022-285-9576
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※取材協力/KOMO、トップレンジ