ドーム船で快適!桧原湖のワカサギ
最新ワカサギ釣りのメッカ桧原湖へ
福島・桧原湖のドーム船のワカサギ釣りが11月から解禁し、現在は多くのワカサギフリークで賑わっている。
今シーズンは解禁からしばらくはやや低調で、釣果的にも不安定な状況が続いていたのだが、12月に入ってから調子が上向き、取材を行った12月6日前後からは好釣果に恵まれている。依然、エリアによる釣果ムラがあり、天候が悪化すると少し釣果も鈍るのだが、全体的には期待できる状況になってきた。
フィッシャーマン泉バイパス店の大橋さんは、フィッシャーマン盛岡店スタッフで同じ釣りクラブの後輩でもある及川さん、新潟在住の釣友の前田さんとともにこたかもりオートキャンプ場のドーム船に乗船。
「桧原湖のワカサギは2年魚中心に釣れるといわれてるんですが、3年、4年と生きた大型もいます。でもこの日はレギュラーサイズの2年魚が中心で大きいのはあまり混じりませんでしたね。コンディション的にも、朝イチから風波があってすごく釣りにくかったんですけど、昼過ぎからは晴れてベタナギになって、午後の2時から3時頃に一気に数を伸ばすことができました」と大橋さん。
竿頭を目指すか?のんびり楽しむか?
大橋さんは午後中心に数を伸ばし、結果的に144匹の釣果。「まとまった群れはほとんど無い印象で、反応はボトムから1.5mまでの底中心。たまに2~3mまで上がることがありますが、基本的には下の方にポツポツと掛かってくる魚を拾い釣って数を稼ぎました」。実際、2m前後の仕掛けから1m未満の短仕掛けまで色々試して、食ってくるのは下バリばかり。ただ、こたかもりオートキャンプ場で聞いた話では、2~3mに浮いている魚が魚探に映った場合、そういった魚は食いがいいので、狙って食わせられれば2点、3点掛けになって数を伸ばせるということだった。
またこの日、一番好調だったのが及川さん。220匹を釣ってドーム全体の竿頭賞もGET。大橋さんによれば、「自分は食い渋り対策でハリスを長めにするくらいで普通の底釣りをしていたのですが、及川先生は午前中の渋い段階からフカセ釣りで数を伸ばしていて、午後になって食いがよくなる頃には明らかに差をつけられていました。それとエサも自分は紅サシだけでしたが、白サシやニンニクラビットなど、何種類も用意して試していましたよ」
桧原湖ではワカサギ釣りの研究が進み、「魚探反応から魚の動きを見分ける」といった高等技術さえ生まれて、どんどんマニアックになっているイメージもある。しかし、数を追求する一方で、ドーム船のワカサギ釣りはのんびり楽しめるのも大きな魅力。
「寒さから解放された暖かい室内で、仲間としゃべりながら遊べる釣りは他にはなかなかありません。とっても小さなターゲットなんですが、アタリだけでも何種類もあって、自分にしか分からない『俺アタリ』を取るのは、10kgのブリを獲るのとはまた違った楽しさがあります。以前は高級品だった電動リールもぐっと身近になりましたし、ワカサギ釣りの楽しさをもっと多くの人に知ってもらいたいですね」
桧原湖の釣況は、取材をした12月6日以降、比較的安定してきている。今後は風が強いときなどはさすがに厳しくなるが、ある程度の釣果は期待できそう。なお、北塩原村産のワカサギは一時、放射性セシウムの値が暫定規制値を超えて出荷制限がかかっていたが、9月以降は規制値内に下がっており、出荷制限も解除されている。
TEL:0241-32-2334
R459のセブンイレブンのある交差点から県道2号を北上した県道沿い
TEL:022-772-6388
従来より数100mほど北側、このマップ上だと三木ゴルフ泉店のあった場所に新店舗がオープンする
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DAIWA「釣れる!」ハードロックフィッシュDVDにも出演している大のロックマニア。エギング、ジギング、ワカサギ、アユなども大好きで、守備範囲拡大中!フィッシャーマン泉バイパス店店長代理(元フィッシャーマン多賀城店店長)、SEARCH所属
※取材・解説/大橋永嗣
※取材協力/フィッシャーマン泉バイパス店(仙台市泉区)TEL:022-772-6388
※取材協力/こたかもりオートキャンプ場(北塩原村)TEL:0241-32-2334