三陸岩手 春のライトゲームシーズン開幕!
東北の春のオカッパリシーズン本格化まではあと少し!シーズン序盤はメバルのナイトゲームからということで、岩手のreinsフィールドスタッフ八木光亘さんの釣行レポートです!
(2023年4月掲載)
3月から少しずつ暖かくなり春めいてきた三陸沿岸では、アミやシラスなど様々な生き物たちが見えるようになってきました。それと共に“春告魚”として代表的なメバルが産卵を終え狙えるようになってきました。
自身はタイミングをみて通っていますが、4月に入り魚の調子も上向いてきているので最近の釣果を交えながら紹介していきたいと思います。
この時期の水温変化に注意
4月に入り暖かい日は続いているのですが、それによって山から流れてくる雪代は海水温の低下を招くので注意が必要。この時期の冷たい川水は海の魚にとってはマイナスで、雨が降り普段よりも多い川水が出た次の日は食いが著しく悪くなることが多いです。海に濁りをもたらす原因になるので、そういった日には河川から離れたポイント選択が重要でしょう。
逆を言えば、比較的暖かい日が続き、海水温が安定している時は狙い目ですね。メバルの場合は適水温の下限が12℃くらいと言われていて、これを下回ると魚自体の活性が下がり、自ずと食いも悪くなってしまいます。目安にしてもらえると状況がわかりやすいでしょう。
“タイミング”が釣果を伸ばすコツ
先にタイミングを見て通っていると書きましたが、自身は湾奥の漁港でメバリングをすることが多いので、海況が穏やかなポイントが多くなります。
そういったポイントは潮の動きが一番重要で、潮が動く時間帯に、いかに流れが効くエリアで釣りをできるかがポイントとなるのです。日によってですが、その日のベストなポイントを選ぶことができれば釣果はぐんと伸ばせます。
あとは海藻や根など地形変化のような釣れる要素が絡むポイントを探すことで絞れてくので、夕方の海中が見える時間からエントリーして確認しておくといいでしょう。
捕食しているものや水色に合わせカラーをローテーション
ナイトでのライトゲームにおいては、アピールの強いグロー系カラーや濃い色のものを使いサーチをかけていきます。
それぞれ広範囲にサーチし、反応がなければカラーやラメの有無など少しずつ変化をつけながらナチュラルなカラーにしていきます。なるべくテンポ良くローテーションすることで魚もスレにくく、釣果を伸ばすメリットもあるのでどんどん変化をつけていきましょう。
メバルがその時、そのエリアで捕食しているものによって反応するカラーもあります。アミなどのプランクトン類の場合はクリア系にラメが入っていたりするものがよく、シラスなどの小魚であれば白やシルバー系のカラーが定番で良いでしょう。
時期的に私のホームエリアではバチや底物を捕食していることも少なくないので、そういった時はゴカイなどのナチュラルなカラーが魚に合わせやすいです。今シーズンにおいて自身は赤ラメが入っているものの反応がよく、お気に入りですね!
reinsでグロー系は「グロー明太子」、クリア系では「クリアレッドパンチネオン」、ナチュラル系では「復刻ゴカイ」あたりが個人的にはオススメですね!
魚がスレ気味の時やメジャーポイントで釣果を伸ばすために
自身が漁港で釣りすることが多いため、メジャーなポイントやプレッシャーがかかったところではフレッシュな魚が少なく、そうなるとアクションに変化をつけていかなければ大型に出会いづらくなります。
ただ巻きだけじゃなく、巻きながらシェイクを加えたボトストのようなアクションや、スピード感を出してダートを入れて反応させ、フォールやステイで食わせるといったアクションも効果的ですね。
メリハリが大事でしっかり動かして、しっかり止めることが釣果アップにつながります。この釣りの有効な点は大型の個体が反応してくれるというところで、30cmを超える大型のメバルや大型のアイナメにも効きやすいですね!
まだまだシーズン始まったばかりなので通ってサイズアップも狙いつつ、状況変化に対応しながら魚を追っていきたいと思います!
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学生時代は野球に熱中し、現在は熱量そのままにルアーフィッシングを楽しむ。四季折々の魚を求め、ソルト・フレッシュ共に取り組む。主にロックフィッシュ、ライトゲームをメインとしシーバス、真鯛、ブラックバスなど様々な魚種にも挑戦している。宮古市を拠点にしているのでフィールドで見かけましたら『Hachi』の愛称でぜひ声をかけてください。reinsフィールドスタッフ
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※取材・テキスト/八木 光亘
※取材協力/reins