秋ハゼ盛期にウキ釣りVSチョイ投げ数釣り対決!
東北各地の漁港や河口、運河などオカッパリのマハゼ釣りが盛期を迎えている。ファミリーフィッシングなどでも人気の手軽なターゲットであるマハゼ釣りを、ウキ釣りチームとチョイ投げチームとに分かれて数釣り対決してみました!
※2024年10月掲載。
宮城県南の河口域でチームを組んで実釣
宮城沿岸は気仙沼、南三陸から石巻周辺、松島湾、東名運河や仙台の貞山堀などなどハゼの釣れる場所が多く、どこからでも狙えるというほど身近なターゲットになっている。ウキ釣りやライトキャロ、チョイ投げなど色々な釣り方で狙えるのもハゼ釣りの魅力。今回の企画は、ウキ釣りとチョイ投げに分かれて数釣り対決で盛り上がった。
釣り場のガイドはフラットフィッシュでおなじみ、亘理「繋釣会」浅野さんにお願いした。ファミリーや仲間うちでハゼ釣りもよく行っているとのことで、案内されたのはとある小河川の河口域。
うきまろのべ竿とウキ釣り仕掛セットのウキ釣りチーム
のべ竿のウキ釣りチームは繋釣会と釣無魚(ぼうず)のKEIBOU合同チーム。繋釣会から会長の浅野さんと副会長の玉渕さん、BOUZUのタカさん、小手森さんの4名。
竿は「うきまろ のべ竿240」が3本と、小手森さんは自前のノベ竿。仕掛けは全員完成仕掛けの「ハゼ玉ウキ仕掛」を使った。
うきまろッドスピニングセットを使うチョイ投げチーム
チョイ投げチームは千葉めぐみさん、広瀬まさみさんの女性陣に相澤純さん、釣無魚からレンタル参加の三塚さんの4名。
こちらもタックルはがまかつの「うきまろッド&リールスピニングセット」が3本にまさみさんのみ自前のマイロッド。仕掛けは「うきまろちょい投げ仕掛」、「ちょい投げパーフェクト仕掛」の完成仕掛けのほか、相澤さんのみは天秤付きシンカー「アッパーキャストジグ」に糸付きバリの「早掛けハゼ」を結んで使用。
開始早々にウキ釣りチームがスタートダッシュ!!
スタートと同時に先行したのはウキ釣りチーム。のべ竿は手返し抜群。竿の届く範囲にいるハゼを横並びになってどんどん釣っていった。チョイ投げチームが1匹か2匹釣る間に7匹、8匹と連発してスタートダッシュで一気に差がついてしまった。
出遅れたチョイ投げチームはディープの新天地を見つけて追い上げ
チョイ投げの釣りはリール竿でポイントにキャストし、仕掛けを引いて探ってくる流れなので釣れるペースは遅め。キャストして広範囲を探っていると、相澤さんが対岸のちょっとした深みに良型が集まっている場所を発見。メンバーで集中して狙うと型揃いで連発、追い上げ開始。
チョイ投げチームが順調に釣れている傍らで、手前のマンションを釣りきってしまった後のウキ釣りチームは動きが止まって銅像のようになってしまった。これはイカンと思ったのか、足を使って探るラン&ガンスタイルに移行。
「一見、何もないような浅いところでも、穴みたいに凹んだ場所にハゼが潜っている場所があるので、そういうところを狙って入れていくと釣れることが多いです」と、BOUBZUのタカさん。
約1時間で対決終了!結果は・・
そんな感じで楽しみながら釣りをしていると容器が一杯になってきた。チョイ投げの方が埋まっているように見えるけど、こちらの方が平均サイズが良いので数はウキ釣りの方が多いかも?
約1時間経ったところでゲームセット。両チームを代表してタカさんと相澤さんがハゼの数をジャッジ。対決の結果は‥チョイ投げ45匹、ウキ釣り55匹の10匹差でウキ釣りの勝利!
負けた相澤さんは、「途中からかなり追い上げたと思うんですが、最初のハゼマンションのアドバンテージが大きすぎましたね。でも、サイズはうちのチームの方が勝っていたと思いますよ」
「サイズはチョイ投げの方がよかった!ウキ釣りはポイントに届かなくてもどかしい時もあったけど、後半もハゼを探して何とか数を追加できました」とウキ釣りチームのタカさん。
短時間の釣りながら、案内してもらった場所の魚影が濃かったのもあり楽しい時間を過ごすことができた。両チーム合計は偶然にもジャスト100匹。釣ったハゼは持ち帰って美味しくいただくことに。
食べ方は定番の天ぷらだけでなく、ハゼ南蛮や開き干しなどもおすすめとのこと。仙台周辺ではハゼの焼き干しをお正月のお雑煮の出汁に使う地域もあり、昔から欠かせない身近なお魚。これから寒くなると一気に深場に落ちてしまうので、好調ないまのうちに釣りに行ってみてはいかがでしょう。
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※取材協力/がまかつ